フリーランスという仕事のメリット・デメリット
目次
最近は働き方も多様化してきており、エンジニアやデザイナー、ライターなどWEB製作に関わる仕事だけでなく、様々な業態で技能をつければフリーランスとして働くことが可能になっています。
一昔前では脱サラといって、会社を辞めて独立して起業する場合は、ラーメン店など飲食店を営業することが一般的でした。しかし、現在はこうしたいわゆる脱サラとはまったく異なります。
会社を辞めたいと思っている方はフリーランスを視野にしているかもしれません。他方、フリーランスになって成功してよかったと思っている人から失敗して後悔している人までさまざまです。
こうしたことから、しばしばフリーランスと会社員のメリット・デメリットが比較されているのかもしれません。そもそもフリーランスのメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
フリーランスとは
フリーランスとは、会社や団体に所属せず、会社や個人などと自由に仕事の契約をする人をいいます。主に、ライター、エンジニア、デザイナー、カメラマンなどがフリーランスとして活躍しているようです。さらに、近年ではフリーランスの美容師も登場しています。
このように、自身の技能ひとつをもって、団体に縛られず自由に仕事を選び、金銭を得て生きていくという働き方ができるのが、フリーランスといえるでしょう。
フリーランスのメリット
フリーランスは、会社や団体に所属しないという点が会社員と大きく異なる点です。そんなフリーランスのメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
まず、時間に縛られない働き方ができる点です。会社員の場合は、フレックス制を取っていても、8時間程度はオフィスで仕事をする必要があります。しかしフリーランスの場合は、1日5時間など自分で設定して働くことが可能になっているのがメリットです。夜型の場合は、夜間に仕事をして効率的に働くことができます。
また、複数の会社などと契約して仕事をするのがフリーランスですが、契約した会社の決まりに従う必要があります。そのため、複数の会社のやり方を学ぶことができ、それを次の仕事に生かすことが可能です。
さらに、嫌な仕事はしなくていいという点はメリットに挙げられます。会社で勤めている場合、やりたくない仕事でもしなくてはなりません。しかし、フリーランスの場合は、自分で仕事を選ぶことができるため、やりたくない仕事は請け負わなければよいのです。
以上のように、フリーランスは、自由さというメリットがあることが分かります。
フリーランスのデメリット
メリットに対して、デメリットもあります。それは、自分ですべてしなくてはならないという点です。
時間に縛られない働き方ができる、とはいっても、仕事をしなければ収入はありません。仕事する時間を減らせばその分収入も減ってしまう可能性が高いのです。さらに、仕事の契約をしてくれる依頼者がいなければ、仕事をすることができません。営業も自分でする必要があります。
また、税金関連の手続きはすべて行う必要があります。会社員の場合は年末調整などを会社がしてくれるため、ちょっとした書類を会社に提出するだけで済ますことができるのです。これに対してフリーランスの場合は、毎年の確定申告をきちんとしなければなりませんし、住民税などを自分で納める必要があります。
さらに、退職金や厚生年金など会社員で得られる金銭面のメリットが、フリーランスの場合は受けることができません。自分できちんと貯金しておかなければならないのです。
会社員にある福利厚生や有給休暇など、一定期間働いていれば得られるメリットをフリーランスは享受することができないのも、デメリットでしょう。さらにフリーランスの場合は、自営業と同じく、ローンを組む場合や、クレジットカードを新規契約する場合の審査が厳しくなっています。
自分にあった働き方を選ぼう
フリーランスにはメリットが大きくクローズアップされることも多いのですが、デメリットもあります。そのため、会社勤めが向いている人、フリーランスが向いている人など、それぞれ向き不向きが出てしまう場合もあるのです。
近年、会社員でも副業ができる社会情勢になってきました。そのため、独立してフリーランスになると決める前に、ダブルワークなどで、フリーランスに近い働き方をすることも可能になっています。
こうしたダブルワークを通して、独立していけるのか、独立するには早いけれど、ダブルワークはやりがいがある、など自分の適性を見極めてから、最終的な決断をすることがおすすめです。
人気記事(開業・独立)
関連記事(フリーランス、事前準備・知識)
事業拡大を目指す企業様
代理店募集、フランチャイズ募集の情報発信サイトです。