移動販売の電源調達方法とは

移動販売の電源調達方法とは

目次

  1. 移動販売でも電気は必須?
    1. 照明
    2. 換気扇
    3. 調理器具
    4. 冷蔵庫・冷凍庫
    5. 音響設備
  2. 移動販売の電源確保方法
    1. 現地調達
    2. 発電機・バッテリー
  3. 移動販売で開業をするなら、発電機は必須!?
  4. どれくらいの電気を使用することになるのか
  5. まとめ

移動販売で開業をする場合、店舗型の営業形態と比べて注意しておかなくてはならないのが、電源の調達方法です。移動販売では、店舗のようにコンセントから電源を供給できません。また、当たり前のことですが、コンセントを接続することができる場所があるからといって、勝手に利用すれば盗電になってしまいます。

では、移動販売ではどのように電源を供給すれば良いのでしょうか。

移動販売でも電気は必須?

店舗を持たずに営業することができる移動販売ですが、何をするにしても電気は必須です。もちろん、何を売るかによって変わってきますが、例えば、以下のような電化製品を利用します。

照明

アクセサリーなどを売る場合でも照明は必須でしょう。しかし、照明くらいの電気であれば電池で動く製品を利用することも可能です。

換気扇

食品を販売する場合は衛生を保つためにも換気扇は必須です。また、ニオイがついてしまうと、お客様からの印象も悪くなってしまいます。車に換気扇がついている場合も、その換気扇は車内で調理をすることを考えて設計されていないことが多いため、別途換気扇を取り付ける必要があるでしょう。

調理器具

食品を車内で加工する場合は調理器具も必須です。もちろん、ガスが必要になる場合もあるでしょう。

冷蔵庫・冷凍庫

お弁当販売のように短時間で売り切れるのであれば冷蔵庫などは不要かもしれませんが、それ以外の場合は食品を保管するために冷蔵庫は必須でしょう。お弁当を販売する場合でも、合わせて飲み物を販売するなら冷蔵庫は必須になります。

音響設備

移動販売は、リピーターよりも一見のお客様をいかに集客することができるかが鍵になってきます。このため、お客様にアピールすることができるように音響設備を整えておくほうが良いでしょう。音響設備を利用する場合、もちろん電源が必須になります。

移動販売の電源確保方法

では、上記で紹介したような電化製品を利用するために、どのような電源の確保方法があるのでしょうか。

現地調達

商業施設などに入る場合は、現地調達によって電源を確保することが基本になります。もちろん、電源を利用する場合は許可が必要になりますので、トラブルを発生させないためにも商業施設側に事前に電源のことを聞いておくようにしましょう。

また、イベントやフェスに出店する場合、主催者が大型の発電機を用意してくれていることもあります。あるいは付近の建物と交渉して電源を借りることになるでしょう。

このように、現地調達する方法は様々ですので、「どうにか現地で電源を調達する方法はないか」ということは常に意識しておくと良いでしょう。

発電機・バッテリー

電源の現地調達が不可能な場合は発電機やバッテリーを使用することになります。出店する会場によっては発電機がないこともありますので、最低限営業ができるくらいの設備は開業する前に準備しておくほうが良いかもしれません。

移動販売で開業をするなら、発電機は必須!?

「現地で電源を確保できるなら、発電機はいらないのでは? 」と思う人もいるかもしれませんが、特に食品を扱う場合、発電機はほとんど必須だと考えるほうが良いでしょう。

例えば、イベント会場に出店する場合のことを考えてみてください。皆さんは仕込み作業を自宅や提携している店舗で済ませて、会場に向かうことになります。この会場には電源があるため、会場についてしまえば電源を利用することができますが、移動中はその食品をどのように保管するのでしょうか?

特に夏場のように湿気が多く、温度が高い状態の車内に食品を保管する場合、どうしても衛生上のリスクが高まってしまうことになります。ドライアイスなどを利用する手もありますが、やはり冷蔵庫などを車内に搭載できるほうがいろいろと便利でしょう。

また、車内販売をすることができるようになれば、商機会が圧倒的に増加します。開業当初はイベントの参加のみで経営をしていく予定であったとしても、経営を安定させるためにはやはり腰を据えて販売することができるほうが良いのです。このため、食品を扱う移動販売であれば、発電機はほぼ必須であると考えて良いでしょう。

どれくらいの電気を使用することになるのか

さて、次に気になるのが、「移動販売では、どれくらいの電源が必要になるのか」ということです。例えば電源消費が激しいクレープの加工販売をする場合には、以下のような電化製品を利用することになります。

  • クレープ焼き機・・・1200W〜1500W
  • 冷蔵庫・・・200W〜250W
  • 照明・・・15W〜50W
  • 換気扇・・・50W〜60W

だいたい1500W〜1900W程度の電源が必要になる計算になります。発電機には、出力できる最大のワット数というものがあるため、余裕を持って2000W以上の発電をすることができるものを購入するようにしておきましょう。さもなければ途中でバッテリーが上がってしまい、その日の営業ができなくなってしまいます。

まとめ

移動販売で電源を確保する方法は、現地調達かバッテリー・発電機の利用の2つの種類がありますが、食品を扱う場合、発電機は必須だと考えておきましょう。また、発電機も余裕を持って2000W以上のものを購入するようにしておくと良いでしょう。

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