ユニークなコンセプトのバー5選

バーを開業するにあたって、他の店舗と差別化を図るために重要なものが「コンセプト」です。コンセプトのない店舗というのは、ターゲットがない店舗と同じですから、価格競争に陥り利益率を悪化させてしまったり、手広く集客しすぎて無駄な広告費をかけてしまったりする傾向にあるため、経営がうまくいかない可能性が高いです。

しかし、なかなか具体的なアイデアが思いつかない人も多いのではないでしょうか。——ということで、今回は世界のユニークなコンセプトのバーをご紹介していきますので、皆さんの発送の源にしてみてください！

1. 映画『ゴッドファーザー』をモチーフにしたバー

最初に紹介するのは、映画『ゴッドファーザー』をモチーフにした新宿三丁目にあるオーセンティックバー「ル・パラン」です。店内には大きな暖炉とアンティークな家具が設置されており、忠実にゴッドファーザーの世界を再現しています。「映画の中のような店内でシガーを嗜みながらグラスを傾ける…」そんなことが可能なのがル・パランです。

映画好きにとっては拘った内観やその雰囲気はたまらないのではないでしょうか？ル・パランの他にも長年人に愛されている映画やアニメのような芸術作品をモチーフにしたバーというのは非常に多いです。

バーには映画好きが集まるため、同じ趣味を持った人が集まる場所にもなるのでしょう。

2. オリジナルカクテルで勝負するバー

連続で映画ネタになってしまいますが、渋谷にある「八月の鯨」というバーもユニークなコンセプトで有名なお店です。こちらのお店も映画のタイトルを店名にしていますが、ユニークなのはメニューにあるオリジナルカクテルは全て映画のタイトルがつけられており、それぞれの映画の世界観を再現したカクテルであるという点です。

味や色彩、カクテルの外観に至るまで非常に凝った作品になっており、自分の好きな映画のタイトルのカクテルを楽しむことができるのです。

映画に詳しくなくても「インスタ映え」になりますし、デートスポットとしても有名なお店になっています。もちろんカクテルの開発には大変な労力がかかっているのでしょうが、「メニューが映画のタイトル」というのは非常にユニークなコンセプトだと思います。

3. もはやアミューズメント！「幽霊居酒屋」

次に紹介したいのが、「幽霊居酒屋」というコンセプトで売り出している吉祥寺 にある遊麗というお店です。

店内は青白いランプが使われており、またメニューも幽霊っぽい名称がつけられたものが多いことが特徴。店内のスタッフは幽霊にちなんだコスプレをしており、お客様は「死んで黄泉にきた人」という設定になっています。会計を済ませてお店を出ようとする時には「お客様黄泉がえりで〜す」という徹底ぶり。まさにアミューズメントのような店舗になっています。

この店舗のユニークなところは、店員だけでなくお客様にまで設定をつけているという点です。苦手な人は苦手かもしれませんが、それでも面白いと思ってもらうことができれば口コミやSNSで拡散していきますから、集客面では困ることはあまりないでしょう。

4. 体づくりを応援する健康志向の居酒屋

次に紹介するのは錦糸町にある「マッスル居酒屋たんぱくしつ」という居酒屋です。提供されるメニューは低カロリー高タンパクのメニューのみとなっており、筋トレ中の人や食べたいけど痩せたい女性をターゲットとした非常にユニークなコンセプトを立てています。

居酒屋といえば体に悪いものが多そうですが、「ジム帰りに最適な居酒屋」という強烈なギャップを持ったキャッチコピーは多くの人を引きつけています。

例えばバーに通いたいけど、一人ではなかなか入りにくいという人のために、「バーなのにカウンターが仕切られている」みたいなギャップを生み出してみるのもありかもしれませんね。

5. 銭湯をそのまま居酒屋に！？

続いては「分福」という三田駅にある銭湯をそのまま居抜き物件として扱い居酒屋にしてしまったというユニークな店舗です。店内には銭湯特有のペンキ絵や浴槽もそのまま残っており、さらに銭湯にあるコーヒー牛乳をイメージしたカクテルをメニューとして提供しています。

バーの物件探しというのはいろいろな条件で考えてしまいますが、必ずしも飲食店向けの物件を利用する必要はないかもしれません。銭湯が居酒屋に返信してしまったように、他の施設も考え方次第では優良物件になるかも！？

まとめ

今回は、ユニークなコンセプトのバーを5つ紹介してきました。ここで紹介した店舗以外にも様々なコンセプトのバーが世の中には存在しています。今回ご紹介したようなユニークなコンセプトを参考にして、「どのようなコンセプトならお客様に喜んでもらえて、それをどうすれば実現可能なのか…。」ということを考えてみてください！皆さんだけのユニークなバーを立ち上げてみましょう。