自分のカフェを開業したい!資金、人、設備など…必要な準備は?
目次
いつかは自分の店舗を持ちたい――そんなカフェ開業の夢を叶えるタイミングが訪れたら、まずはどんな準備をするべきでしょうか? 開業にあたって必要不可欠であるお店のコンセプトが定まったら、無理なく経営するための十分な資金調達をするとともに、諸々の具体的な準備へと取りかかりましょう。カフェを開業する流れや、開業資金の内訳についてご紹介します。
1.まずはやるべきことをリストアップ
カフェの開業を視野に入れたら、まずは準備を始める前に、やるべきことをリストアップしてみましょう。
- カフェのコンセプトを定めて完成イメージを固める
- 店名を決める
- 看板メニューを作る
- 開業資金調達
- 物件探し
- 工事業者の選定
- インテリアショップに目星をつける
- 食品の仕入先の選定
- 必要な資格や申請の確認
- スタッフ募集
- 宣伝に利用するSNSアカウントの作成
初めになくてはならないのが、カフェのコンセプトと完成イメージです。一体どのようなカフェを作りりたいのかがはっきりしたら、次はいよいよ物件選びとなります。物件を確保すると賃料が発生することになりますから、この段階までに資金調達を済ませておくのが理想です。自己資金だけでは不足しそうなときには、公的融資や助成金を利用するなど、今からできる方法で資金調達をしましょう。
参考
http://cafesuppo.com/cafe-smooth-opening/
2.カフェの開業資金の内訳は?
カフェの開業資金は、一般的に500~1,000万円と言われています。カフェを開業するためにかかる資金の内訳についてご紹介します。
物件の賃料(家賃×6~12ヶ月分)
理想の物件を見つけたとしても、賃料が予算を大幅に超えてしまうことがあります。カフェ経営を成功させるためにも、イメージに合った物件選びは非常に重要です。余裕を持って、6~12ヶ月分の支払いができるよう資金を用意しておきましょう。
厨房設備(100~300万円)
もともと飲食店であった居抜き物件を利用するケースを除いて、物件をカフェとして使うためには、飲食店専門の厨房設備が必要です。なるべく出費を抑えるためには、閉店する店舗から中古で設備を買い取るなどの工夫をすることができます。
内装や外装(100~200万円)
居心地の良い空間作りは、カフェの顧客を定着させるために欠かせません。コンセプトに沿った統一感のある店舗作りのために、内装や外装に大規模な工事を入れることもあるでしょう。デザイン性を高めるために、費用がかさみやすい部分です。
店内の備品(50万円)
内装や外装と同様に、カフェの雰囲気作りに欠かせないのが、食器・イス・テーブルなど店内の備品です。これらの備品は開業のための必需品であり、かつ店舗のデザイン性に関わる部分でもありますから、慎重に選びましょう。
運転資金(6~12ヶ月分)
カフェを開業してから売上が黒字になるまでには、3~6ヶ月かかると言われています。利益が出るようになるまで店舗を運転できるように、開業する時点で6~12ヶ月分の運転資金を用意しておけると安心です。
参考
http://www.kissa-kaigyo.com/a10.html
3.食品衛生責任者資格、保健所の許可など、必要な認可・資格は沢山ある
カフェを経営するためには、「食品衛生責任者」の資格が必須です。栄養士・調理師・製菓衛生師をはじめとした特定の資格を取得している方であれば、店舗の食品衛生責任者となることができます。資格をお持ちでない場合には、食品衛生責任者の養成講習会の受講によって資格を取得する必要があります。
また、カフェを経営するためには、保健所による「飲食店営業」の許可が必要です。サービス内容によっては、飲食店営業以外の許可を取得する必要性が出てきます。保健所への届け出方法は自治体によって異なります。どのような届け出が必要となるのか、正しく申請するためにもあらかじめ確認しておきましょう。
参考
https://www.fc-hikaku.net/dokuritsu_kaigyo/1949#anchor2-1
http://www.toshoku.or.jp/shikaku/index.html
https://sigma-office.jp/inshoku-kaigyo_kyoka/
4.コンセプトをしっかり固めることも大切
カフェを開業するためには、数え切れないほど準備しておくべきことがあります。しかし、これらのうちでもっとも優先するべきなのは、カフェのコンセプトをしっかりと固めておくことです。そもそもコンセプトが仕上がっていなければ、物件選びをすることもできませんし、内装や外装の工事だけでなく、備品選びにも手をつけられなくなります。
お店のイメージに合った店名をつけるとともに、提供するメニューから店内の雰囲気まで、統一感のある仕上がりを目指しましょう。コンセプトに迷ったときは、人気のカフェへ足を運んだり、本や雑誌を読んだりして、他のお店を参考にすることもできます。具体的なコンセプトを定めて、多くの顧客から愛されるカフェを作っていきましょう。
参考
http://www.fehemp.net/process.html
おわりに
カフェを開業するために準備しておくべきことは、非常に多岐にわたります。しかし、自分で決めたコンセプトのカフェを形にする喜びは、何物にも代えがたい大きなものになるでしょう。開業のための準備を始めるには、まずコンセプトを定めておくことが必須です。その次に、コンセプトを形にするための開業資金が必要となります。長年の夢を叶えるためにも、堅実な運転計画を立てておきましょう。
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