開業資金はどこから借りる?融資を受けやすいのはどこ?

開業資金はどこから借りる?融資を受けやすいのはどこ?

目次

  1. 開業資金は借りにくい
  2. 日本政策金融公庫を利用する
    1. 日本政策金融公庫を利用するメリット・デメリット
  3. 信用金庫の融資を利用する
  4. カードローン
  5. まとめ

ある程度資金を蓄えて開業をする人たちもいれば、勢いで資金はないまま開業しようという方もいらっしゃるかと思います。

――ちなみに筆者は後者のタイプでした。

そんなときに、問題となってくるのは「開業資金」ですよね?筆者の場合は事業の内容が内容だったので、PCさえあればOKでしたが、それでもある程度まとまったお金というのは必要になってきます。

しかし、貯金も数ヶ月生活できるくらいしかないし、とても事業に突っ込む覚悟はないと考えている方も少なくはないはず。

そんなときに、開業資金を集めるために、どのような方法があるのでしょうか?

今回は、いくつかの方法をご紹介していきたいと思います。

開業資金は借りにくい

個人事業主1年目というのは、一切信用がないため非常にお金を借りにくいです。

――そりゃそうです。実際には無職の人にお金を貸すのと同じくらいのリスクがあります。
収入を照明できるものがないのですから――。

そのため、ビジネスカードローンも利用しにくいですし、資金を借りれたとしてもその額は非常に少ないものになってしまいます。

店舗やオフィスを構えて仕事をする場合は、ある程度まとまったお金が必要になりますから、これは致命的ですよね。

――では一体どうすれば良いのでしょうか?

日本政策金融公庫を利用する

まずひとつ目の方法は、日本政策金融公庫と呼ばれる政府が100%出資の金融機関から借りる方法です。

日本政策金融公庫は、先の大地震や台風などによる災害時の「セーフティネットとしての役割」、「日本経済の発展」、「地域活性化への貢献」の3つの役割を持った金融機関です。

そのため、社会貢献性が強いわけですね。「過疎地域に飲食店を作りたい」、「こういうサービスを新しく始めたい」などという社会性が強い事業に対しては結構な額を投資してもらえます。

他の金融機関とは異なり、利益重視で運用されているわけではないので、比較的審査も通りやすいです。

また、他の金融機関からの貸付に比べて圧倒的に低金利である点も評価できるポイントです。

日本政策金融公庫を利用するメリット・デメリット

日本政策金融公庫は、先程も解説した通り、社会性や地域貢献性が強い金融機関ですので、「融資が受けやすく」「低金利」「信用力を得ることができる」というメリットがあります。

信用力とは「日本政策金融公庫の審査を通った」という信用力です。これを得ることで、他の金融機関からも融資を受けやすくなり、大きめの資金調達も容易になることが期待できます。

一方、デメリットとしては、「審査までに日数が必要になる」ということが挙げられます。

日本政策金融公庫から融資を受けるためには、審査までに1ヶ月程度の期間がかかるため、民間の金融機関に比べてスピードの遅さはデメリットになります。

信用金庫の融資を利用する

次にご紹介したいのが、信用金庫からの融資です。

具体的には「東京信用金庫」や「尼崎信用金庫」ですね。信金とも呼ばれています。

信用金庫は、日本政策金融公庫よりも「地元密着型」の金融機関です。そのため、地域の発展のために新しく事業を始めるとなるとものすごくバックアップをくれます。
そのため、融資を受ける受けないを度外視しても口座を持っておく価値はあると思います。

信用金庫から融資を受けるためには、「信用保証組合」から「貸しても良いよ」と判断してもらう必要があります。そのため、書類の審査やときには面談による審査も必要になります。

こういった審査が通ると、低金利での融資を受けることが可能ですが、日本政策金融公庫に比べて審査に時間がかかってしまう可能性があることがデメリットになります。

一方で、事業内容に社会性がなくてもある程度の収益性が見込めれば融資をしてもらうことが可能なことはメリットです。

日本政策金融公庫は、「日本経済の発展」など、日本全体の社会に役に立つような事業を評価しますが、信用金庫は「地域の経済を活性化すること」という役割が大きいためです。

そのため、どちらのほうが融資が受けやすいかは事業内容によっても異なりますが、信用金庫のほうが懇切丁寧なイメージがありますね。

カードローン

一番お手軽ですが、金利が高く融資も受けにくいのが民間金融機関のカードローンです。

そのため、まず事業を開始するために必要な大規模な資金を調達するためにはあまり向かないでしょう。

ただし、一方で審査のスピードについては速いため「すぐに必要」という場合はニーズにかなっています。

筆者も個人事業主を始めたころ、急に顧客から「今月支払う約束でしたが、2ヶ月後になります」などと言われてその数ヶ月間キャッシュフローに困ったことがありますが、このようなときに便利なのはカードローンの審査の早さでもあります。

ただし、個人事業主1年目というのはどうしても信用力がないです。そのため大規模な融資は受け取りにくいです。

どれくらい信用力がないかというと、例え月収が数十万円あったとしても、アルバイトやフリーター以下です。

実際に借りようとしてみるとよく分かると思います。

まとめ

開業資金を集めるためには、やはり日本政策金融公庫や信用金庫からの融資を受けるほうが低金利ですし、安心です。

特に日本政策金融公庫では、減額の交渉をすることも可能です。事業を続けていると、儲からない月というのは当然出てきますから、減額交渉ができるできないは非常に重要なポイントです。

ただし、融資を受けるために色々と複雑な手続きを踏む必要があったりもしますので、そのような場合は以下の窓口から是非ご相談ください!

新規事業・独立を検討中の方はお気軽にご相談ください。
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