農業を副業で始めるならニッチな作物がおすすめ!
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「会社勤めをしながら、週末は副業で農業にチャレンジしたい」という夢も、今ならば十分実現可能です。農具やサポート付きのシェア農園などもすっかり増え、農地を持っていなくても誰でも気軽にスタートできるようになりました。
しかし、趣味の家庭菜園ではなく副業にするならば、しっかりと利益は出したいところです。もし、副業で小規模ながら農業に取り組み、経営を成功させたならば、どんな作物を選択するかがカギになります。おすすめの作物を紹介しましょう。
ねらい目は珍しい作物!
副業で農業に取り組む時、やっかいなのが販売です。農作物の多くは農協、卸売市場を経て、スーパーや八百屋にならびます。しかし、小規模副業農家が新規参入しても、農協で取り扱ってもらえないことも少なくありません。
そこで活用したいのがインターネット通販です。最近ではインターネットを使って生産者が消費者に直接販売することもできるようになりました。したがって、副業農家を成功させたいならば、農協ルートではなくネット通販でも売れそうな作物を選択することがポイントになります。
しかし、いくらネット通販が便利でも、基本的に農作物は自分の目で鮮度を確かめて購入したいものです。それでも「近所では手に入らない」というような付加価値があれば、お取り寄せをしてみようという人もいます。つまり、副業農家を成功させるには、普通では購入できないようなニッチな市場がねらい目なのです。
どんな作物がある?
副業農家におすすめの珍しい野菜には次のようなものがあります。
黒トマト
黒くなったら完熟という、甘くて美味しいトマトです。育て方は普通のトマトと変わりません。サラダやサンドイッチをオシャレに彩ります。
バースニップ
「鎌倉人参」「白人参」などの和名もある、にんじんに似た野菜です。甘みが強く、和食にも洋食にもピッタリです。
ハロウィンパンプキン
すっかり日本に定着したハロウィンですが、ジャック・オー・ランタン用のかぼちゃはなかなか手に入りません。シーズン中にはかなりのニーズを見込めるでしょう。
アレキサンドラ
紫と白の縦縞模様のめずらしいナスです。南フランス原産でクリーミーは美味しく、パスタ、肉詰め、グラタンなどと相性抜群!
販売方法を工夫してみよう
珍しい野菜を黙々と育てているだけでは、当然のことながら消費者には見つけてもらえません。通販サイト、体験ブログなどを作り、作物の魅力を積極的にアピールしていきましょう。
ネット通販の他にも、ベーカリーやカフェなどに置いてもらうなど、直接販路を開拓するというのもひとつの方法です。たとえば、無農薬野菜農家としてブランディングしたいならば、自然派の飲食店とタイアップするなど、イメージ戦略も大事です。
また、一般消費者ではなく、飲食店との取引をメインにすれば、ある程度まとまった取引となり、売上の予想を立てやすいメリットもあります。その他、自分なりに販売方法を工夫して腕試しができるのも、副業農業の楽しさといえそうです。
まとめ
副業農家がスモールスタートしても、農地も資本も豊富な専業農家にはとうてい勝てません。同じ農作物を作ったとしても、専業農家よりも安く提供することはまずできないでしょう。
もし、副業農家として成功したいならば、珍しい作物を栽培することをおすすめします。しかし、あまりにマニアック過ぎる野菜は消費者に敬遠されかねません。生産者自らがブログなどで魅力を発信したくなるような「ほどよく珍しい」農作物を選ぶと良いでしょう。
農業の副業に興味を抱いたならば、まずは体験農業などに参加してみませんか?「農業は自分に合ってる!」と、実感できるようならば、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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