独立に踏み切る前に必読…起業&独立の失敗例から対策を考える

独立に踏み切る前に必読…起業&独立の失敗例から対策を考える

目次

  1. 1.起業・独立の失敗事例
    1. 理想を追求するあまり失敗
    2. 黒字なのに倒産
    3. 親しい友人と一緒に起業するも…
  2. 2.40代での独立のリスク
    1. 後には引けなくなる
    2. 家庭を顧みないといけない
    3. 迫りくる「老化」
  3. 3.コンサルになろうとして失敗…
  4. 4.借金、再就職など…その後はどうなるのか
    1. 廃業後の半数は再就職している
    2. 自己破産に陥るケースも
  5. おわりに

企業を考えているのであれば、成功した起業家よりも失敗した起業家のほうがはるかに多いことをまずは知っておきましょう。ここでは、独立して起業した人の失敗例ともに、失敗したリスクについてご紹介します。失敗例から何か対策を考えられるようになりましょう。

1.起業・独立の失敗事例

まずは起業の失敗・独立の失敗事例をご紹介しましょう。以下にご紹介するのは、いずれも起業・独立失敗のスタンダードとも言えるケースです。

理想を追求するあまり失敗

喫茶店を開業することにしたAさんは、店の内装や食器などにこだわるあまり、かなりの初期投資してしまいます。開業当初こそ客入りがよかったものの、見込んでいた客数に達することはありませんでした。資金の大半を初期投資に回していたこともあって、運転資金も足りなくなり、わずか半年足らずで閉店へと追いやられています。

黒字なのに倒産

脱サラして、退職金元手にケータリングサービス会社を起業したBさん。起業後は定期的な発注が入り、黒字経営が続きました。経営が順調だったこともあり、2店舗目の出店を計画するも、この計画が失敗の原因となってしまいます。

日頃から財務を疎かにして売り上げの確認をしなかったBさんは、2店舗目の開業に資金を回しすぎたため銀行への支払いができなくなってしまったのです。結果として、黒字だったにもかかわらずBさんの会社は倒産へと追い込まれてしまいます。

親しい友人と一緒に起業するも…

Cさんは大学時代の友人ともに共同で資本金を出して会社を設立し、インターネットビジネスを始めました。始めてからすぐに複数の案件の依頼もあり、経営自体はうまくいっていました。

しかし、経営方針をめぐって次第に友人と対立する場面が増えていきます。決定的となったのは、報酬の分配です。事前に取り分をきちんと決めてなかったために、友人との関係は修復不可能なものになってしまいました。

最終的にCさんが会社を去るかたちとなり、1人で会社を設立することになりました。友人と一緒に起業した際に出した資本金は、ごく一部しか返ってきませんでした。

2.40代での独立のリスク

経験や知識が豊富である一方で肉体的な衰えも目立つ40代は、独立に絶好のタイミングと言えます。一方で、40代ならではの独立リスクが存在するようです。

後には引けなくなる

40代は一度独立すると、もう後には引けません。仮に独立に失敗して就職しようとしたところで、就職先を見つけるのは簡単ではないでしょう。万が一失敗したときは生活レベルが低下してしまいます。

家庭を顧みないといけない

40代での独立となると家庭のことも考えなければなりません。これまでとは違い安定した収入を得ること難しいので、妻ないし息子や娘にも迷惑をかけてしまう可能性が大いにあります。独立する前は、必ず家族と相談してからにしましょう。

迫りくる「老化」

独立して他の起業家と同じフィールドに立ったときには、年齢に関係なく評価されます。周りを見渡すと、20代、30代の経営者も珍しくありません。彼らは気力体力が充実しており、エネルギッシュです。対して40代という年齢では、迫り来る老いに抗うことはできません。エネルギッシュな経営者と対峙する覚悟あるのかどうかは、よく自問自答しましょう。

3.コンサルになろうとして失敗…

コンサルティング事業は初期投資が少なく始められるほか、経費もほとんどかかりません。しかし、油断していると失敗してしまうのは、他の事業と同様です。

特に多いのは「コンサルとしての強みの欠如」による失敗です。「個性がないコンサルティング」を続けていると、この失敗に陥ります。経験があって得意だと思う分野のコンサルティングをしようとしたところで、似たようなコンサルティングを提供できる人は多いということを知っておいてください。

いくら自分の得意な分野だからと言って、経験が全くないのにも関わらずいきなりコンサルティング事業を手がけるのは危険です。はじめはセミナーを開くなどして、「相談を受ける立場」に慣れた後でコンサルティングを始めてみても遅くはありません。

4.借金、再就職など…その後はどうなるのか

起業に失敗してしまうと、その後がどうのなるのかは特に気になる部分です。失敗したらそれで終わりとは言い切れませんが、失敗したときのリスクについては知っておいたほうがいいでしょう。

廃業後の半数は再就職している

起業に失敗して廃業したおよそ半数の人が再就職をしていると言われています。ただしこのデータには雇用形態が契約や派遣も含まれているので、正社員に限定すると多く見積もっても3割ほどでしょう。また、廃業した後に再び起業した人は2割程度にとどまっています。

だからといって、再就職に希望が全くないわけではありません。起業に失敗するも再就職して活躍している人はいます。ベンチャー企業のようなところだと風土が合って上手くいく場合が多いようです。

自己破産に陥るケースも

融資を受けて事業を行っていた場合、返済が滞り自己破産にいたるケースもあるようです。その後は新たな融資が受けられないのはもちろん、クレジットカードの契約や利用ができなくなってしまうといった制限があります。

おわりに

起業の失敗例から学べることは沢山あります。これから起業するのであれば、失敗例から少しでも多くのことを学ぶ姿勢が大切です。失敗の原因を探り、同じ過ちを繰り返さないようにしなければなりません。もし、似たような状況に陥ったとしても原因さえ分かれば、対処できることも多いはずです。

新規事業・独立を検討中の方はお気軽にご相談ください。
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