週末カフェを開業するなら気をつけておきたいポイント
目次
企業が正社員の副業を禁止することが法律違反となって以来、週末限定でカフェを始める人が増えています。平日は会社勤め、週末は自宅スペースなどを使って小規模なカフェをオープンする。そんな自由な働き方は、カフェを開きたいと夢見てきた方にとっては魅力的です。また、将来本格的にカフェ一本でやっていこうと思っている方にとっては、独立後のカフェ経営の練習ができるというメリットもありますよね。一方で、週末カフェを安易な気持ちで始めてしまうと「こんなはずじゃなかった」と後悔したり、トラブルに巻き込まれてしまったりすることも。
気軽にはじめられて、夢への一歩を踏み出せる週末カフェの魅力や、実際に開業する際にどんなことに注意したらいいのかを考えてみましょう。
週末カフェってどんなカフェ?
週末カフェ開業の際に気をつけたいポイントについてお話しする前に、まず週末カフェとはどんなカフェ業態なのかを整理してみましょう。
週末カフェの特徴はいくつかありますが、簡単にまとめると次の通りです。
- 週末(もしくは限られた曜日)のみ営業している
- 場所はレンタルスペースや自宅、他のお店の一角など
- 本格的なカフェに比べて初期投資が少ないことが多い
気軽に始められて、休日を好きなことに当てられる週末カフェは、将来カフェ開業を目指す方の練習の場にもなります。
週末カフェの特徴を見てみると、なんだかいいことずくめ。憧れのカフェにチャレンジできるなら、やってみたいと思った方も多いのではないでしょうか。
週末カフェのメリット・デメリット
では次に、週末カフェのメリットとデメリットを整理してみましょう。
週末カフェのメリット
週末カフェのメリットは、なんといってもその手軽さです。ほかにも、夢実現のステップとして活用できる、空き時間を新たな収入源にできるなどさまざまなメリットがあります。
- 低資金で開業/スタートできる
- 本格的なカフェ経営の前の腕試し/練習になる
- 週末カフェを通じて人脈/交流の輪が広がる
- 休日の空いた時間に稼げる
週末カフェは本業を続けながらチャレンジできますから、収入面での不安なく、低リスクで憧れのカフェを開けるというメリットもありますよね。
週末カフェのデメリット
一見、いいことづくめのように思える週末カフェですが、安易に始めてしまうと思わぬ落とし穴があることも。週末カフェのデメリットをざっと挙げてみましょう。
- 週末限定なのでコスパが悪い=収益化が難しいことも
- 知ってもらうための努力が必要
- 近隣トラブルに巻き込まれることも
例えば週末カフェの経営効率について。
当然、営業日が週末のみとなるので、入ってくる売り上げは平日も営業しているカフェよりも少なくなります。また、飲食を提供する場合、営業日が少なければそれだけロス(廃棄しなければならない食材)も出やすくなり、経営効率は下がります。週末カフェがいくら低リスクとは言え、ある程度資金を投じるわけですから、きちんとスタート前に投じた資金を回収するために利益の見通しは立てておかなければいけません。
また、週末カフェを成功させるためには、他のカフェと同様、認知度を高める努力も必要不可欠。広告宣伝にかけるお金もある程度考えておく必要があるでしょう。
自宅の一部をカフェとして活用しようと思っているなら、ご近所づきあいについてもご注意を。食べ物を提供するので匂いに関して苦情が入る可能性もゼロではありません。
週末カフェを成功させるコツ
週末カフェのメリット・デメリットを十分理解した上で、チャレンジしてみようと思った方は、ぜひ週末カフェを成功させるために次のようなポイントを意識してみましょう。
- 週末カフェだからこそのコンセプト、特色を考える
- 身内だけが客では利益が上がらないと肝に銘じる
- 法令遵守は絶対
特に、副業であってもカフェはカフェ。無許可営業は法令違反となりペナルティが課されます。食品衛生責任者資格を取得、保健所に届け出をするなど一般的なカフェに求められる法令はしっかりと守りましょう。
週末カフェといえどもカフェであることに変わりはない!
低資金でスタートできる週末カフェ。チャレンジする以上は成功させたいですよね。成功のためには、週末カフェといえども、本格的なカフェと同じようにきちんとやっておくべきことはやっておくという姿勢が重要です。みなさまの個性を生かした素敵な週末カフェになりますように!
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