暖房代を節約するために冬までにやっておきたいこと5選

暖房代を節約するために冬までにやっておきたいこと5選

目次

  1. なぜ暖房代は高いのか?
    1. なぜ夏のほうが電力消費を抑制しなければならないの?
  2. 暖房代を節約するためにやっておきたいこと5選
    1. 1.部屋の断熱をしよう
    2. 2.古いエアコンは買い換えよう
    3. 3.加湿器を買っておこう
    4. 4.半纏やスリッパを購入しておく
    5. 5.電力会社を乗り換える

冬は一年の中で最も電気代が高いと言われています。特に1月~3月は春や秋の2倍の電力が消費されており、この原因は皆さんがお察しの通り暖房による電力消費が大きいためです。

つまり、暖房を制するものが冬の電気代を制するというわけですね。

今回は、その暖房代を節約するために冬までにやっておきたいことをまとめてご紹介していきたいと思います!

なぜ暖房代は高いのか?

資源エネルギー庁が公開している各月別の電力消費量を見ても、クーラーがフル稼働する夏に比べて冬のほうが電気代が高くなっています。

また、夏が近づくと「エアコンの温度は28度に設定しましょう」「電気代を削減しましょう」という話をよく聞くにも関わらず、冬にはあまり「電気代を削減しましょう」とは聞きません。(筆者だけかもしれませんが)

同じ「空調」であるにも関わらずなぜ夏と冬では電気代が違ってくるのでしょうか?――その秘密は、室内と外の気温の差にあります。

エアコンは室外機から外気を取り込み、冷やすあるいは温めてから室内に送風するという仕組みになっています。そのため、「どれくらい冷やすあるいは温めるか」ということに電力を消費します。

――つまり、温度差が激しいほど消費電力が大きくなるのです。

2018年には各地で40度を超える猛暑を記録しましたが、平均最高気温はせいぜい30度程度です。室温を低めに設定したとしても外気との差は5度くらいになります。

一方で冬は平均最低気温は2度となります。この冷たい空気を20度近くまで暖めなければなりませんから、単純計算で夏の3倍くらい電力を使用することになります。

このため夏よりも冬のほうが電気代が高くなってしまうのです。

なぜ夏のほうが電力消費を抑制しなければならないの?

ところが先程も申し上げた通り、夏のほうが「電気代を節約してください」という電力会社の悲痛な叫びがよく聞こえてきます。

――これにはある理由があります。夏場は電力の需要の幅が非常に大きく、例えば朝方はほとんど電気が使われなくても夕方ごろになると急に電力需要が上がります。

これは東京電力が公開している「月別最大電力」を見ても明らか。冬のほうが消費電力が大きいにも関わらず夏のほうが最大電力需要が大きくなっています。

一方で冬は消費電力が安定しています。そのため急に消費電力が上がったりしないのです。

電気というものはストックしておけないという属性があります。そのため、電力会社は急激な需要というものを好みません。電気供給の効率が悪くなるためです。

暖房代を節約するためにやっておきたいこと5選

さて、それでは上記を踏まえて暖房代を節約するための方法をご紹介していきたいと思います。

1.部屋の断熱をしよう

空気は温かいほうから冷たい方に移動します。特に部屋を完全に締め切っていたとしても窓からは温かい空気が逃げていってしまいます。

熱を逃がしてしまうとそれだけ部屋の温度が低くなるため暖房の温度を上げなければいけなくなりますし、自動運転にしている場合は消費電力が大きくなってしまいます。

簡単にできる遮熱の方法としては、以下のようなものがあります。

  • 絨毯を敷く
  • できるだけぶ厚めのカーテンを使う
  • 網戸を締める

また、断熱シートを使って床や窓から冷気が入らないようにすることも効果的です。

冬に備えてこれらの備品を備えておくようにしておきましょう。

2.古いエアコンは買い換えよう

現在のエアコンは省エネが徹底されているため、10年前の暖房に比べて消費電力は半分になるとも言われています。

常に最新のエアコンを購入していてはコストパフォーマンスが悪くなってしまいますが、7年くらいを目安にエアコンを買い換えるようにしましょう。

3.加湿器を買っておこう

人は湿度が10%高くなれば体感温度が1度上がると言われています。

部屋の加湿をすることは、温かい空気を部屋に閉じ込めておくためにも有効的な方法なので、加湿器を購入しておくことも有効な節電の手段です。

湿度が高すぎるとカビやダニが繁殖しやすくなるので注意が必要ですが、湿度が低すぎてもインフルエンザウイルスが活発になったりします。

最適な湿度は60%程度。この湿度が保てるようにしましょう。ちなみに東京都の1月の平均湿度は40%程度です。

4.半纏やスリッパを購入しておく

一番効果的な暖房代の節約方法は、暖房を使わないことです。

1日に1時間暖房を使う時間を減らせば900円の節約になると言われていますから、できるだけ厚着をして暖房が必要ない生活をすると良いです。

また、厚着をすることで暖房の温度を下げることも効果的な節電方法です。便利な世の中になりましたが、寒さを耐えしのぐ基本は服装からです!

5.電力会社を乗り換える

こちらは節電ではなく節約ですが、冬に向けて電力会社を乗り換えておくことも有効的です。

電力自由化によって特に消費電力が大きい店舗を運営する事業者は次々と電力会社を乗り換えています。

筆者のように一人ものの場合は消費電力が少ないので電力会社を乗り換えて損をしてしまいますが、幸せなご家庭を築かれている、あるいは店舗を運営されている皆さんは乗り換えたほうがお財布も暖かくなります。

電気代が高い冬は10%でも電気代が安くなれば嬉しいですよね!ですので、一人暮らしではない場合は電気代を乗り換えることをおすすめします。

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