新規で創業するなら抜け目なく補助金・助成金をゲット!
目次
少しでも新規創業における資金面のハードルを下げたいのであれば、補助金・助成金を利用しない手はありません。こちらでは、助成金と補助金の違いや、新規創業者向けの代表的な助成金・補助金、女性や個人事業主などシチュエーションに合わせた助成金をご紹介します。
1.助成金と補助金は何がどう違うのか
多くの方が助成金と補助金を同じ意味として認識しています。確かに、返済不要の資金が支給される支援制度という意味では同じものです。しかし、制度上、2つには明確な違いがあります。
助成金には支給の要件が設定されています。この要件を満たした状態で申し込みを行えば、原則としてだれでも受給できます。補助金には審査が設けられており、こちらを通過しなければ受給できません。その年や自治体ごとに予算の上限や受給件数の上限が設定されていることも多く、助成金よりは受給のハードルが高い傾向があります。
2.メジャーな助成金・補助金リスト
現在ではさまざまな助成金・補助金が提供されています。新規創業した起業家に選ばれることが多い助成金・補助金をご紹介しましょう。
創業補助金
「創業補助金」は、新規の需要、雇用の創出を目的とした、株式会社電通より提供されている補助金です。年々採択率は下がり、受給は狭き門となっていますが、補助率2分の1以内、最大200万円までという高額の補助金から、新規創業を予定している方の間では依然として人気となっています。
小規模事業者補助金
小規模事業者補助金は、50万円を上限とした補助金が受給できる制度です。2つ以上の事業者による共同事業の場合は、上限が100~500万円となります。補助金の額も魅力ですが、加えて商工会議所による指導・助言が提供されるというメリットもあります。
中小基盤人材確保助成金
創業時に労働者の雇用を予定している中小企業は、中小基盤人材確保助成金の受給対象となります。基盤人材一人につき140万円、一般労働者一人につき170万円が、最大5人分まで支給されるので、スタート時に人員を雇い入れる事業者ほど有利です。
3.女性に優しい助成金をチェック
女性の起業家や、女性の雇用促進を目的とした助成金もいくつか存在します。
新創業融資制度(女性の小口創業特例)
新創業融資制度(女性の小口創業特例)は、「女性、若者/シニア起業家資金」で融資を受ける際に、無担保、保証人なしで融資をしてくれる制度です。連帯保証人をたてる場合は、0.1%の低金利で融資を受けられます。融資制度のため、返済の必要がない助成金制度とは性質が違いますが、自己資金以外の財源を用意する方法として活用できます。
女性の活躍推進等職場環境整備助成金
女性を雇用する場合は、トイレ、更衣室、シャワールーム、ベビールームなど、女性にとって快適な環境を作ることを条件に、「女性の活躍推進等職場環境整備助成金」で資金支援が受けられます。在宅勤務・モバイル勤務制度の導入においても資金支援が受けられるようです。女性が自由に心地よく働ける環境を目指す場合は、こちらの利用を検討してみてもいいでしょう。
4.個人事業主にも優しい助成金もある
助成金は、法人だけではなく個人事業主も受給対象となります。個人事業主に優しい助成金をいくつかご紹介します。
人材開発支援助成金(旧キャリア形成促進助成金)
労働者に対して職業訓練や人材育成制度を実施した事業主は、人材開発支援助成金の受給対象となります。「特定訓練コース」「一般訓練コース」「キャリア形成支援制度導入コース」「職業能力検定制度導入コース」といったコースが用意されており、事業の形態やシチュエーションに応じて選べる、自由度の高い制度です。
トライアル雇用奨励金
トライアル雇用奨励金は技能・知識といった要因で就職が困難な求職者への、雇用機会創出を目的とした助成金です。ハローワークから紹介された該当の求職者を雇用すると支給されます。
おわりに
創業時から助成金・補助金を積極的に利用して、開業までの資金的負担を少しでも軽減しましょう。インターネットなどの情報ソースをよく調べ、利用できる補助金・助成金を探してください。
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