移動販売をするために必要なものまとめ

移動販売をするために必要なものまとめ

目次

  1. 移動販売をするなら必要なもの
  2. 移動販売を行う車に必要な許可
  3. フランチャイズならば少ないコストで開業できる
  4. まとめ

駅前やイベント会場などでもおなじみの移動販売のキッチンカー。日本では2009年頃から移動販売が急速に増えたといわれています。飲食店を始めようという時、店舗用の賃貸物件を探したりする必要もなく、より気軽に始めることができるのは魅力的です。

しかし、移動販売で食品を扱う場合には、いくつか必要な資格がある点には注意しましょう。また、移動販売できる車を購入するにはいくらぐらいかかるのでしょうか。移動販売を始めるにあたって必要なものについて解説します。

移動販売をするなら必要なもの

移動販売で食品を提供しようという時、見落とされがちなのが仕込み作業をする場所です。たとえば、比較的シンプルなメニューと考えられるおにぎりの販売でも、ご飯を炊いたり具材を調理したり、すべてを車内で行うのは難しく、仕込み場所の確保が必要になります。

仕込み場所については「保健所の許可が必要」「未許可の自宅等でも構わない」など、保健所ごとに規定が異なります。まずは、最寄りの保健所に相談するようにしましょう。

また、食品衛生責任者の資格も必須となります。各都道府県食品衛生協会が実施している計6時間程度の養成講習会を受ければ誰でも取得が可能です。また、栄養士、調理師、製菓衛生師などは講習を受けなくても食品衛生責任者になることができます。

移動販売を行う車に必要な許可

移動販売を行う車は、保健所の営業許可を得なければいけません。車内に調理器具の備え付けがある、調理設備と運転席が壁で仕切られているなどが必須条件となります。

新車を購入してキッチンカーに改造するには、最低でも500万円が必要です。しかし、中古の移動販売車を購入すればすでに保健所からの許可を得ているので、あらためてコストをかけずに済むでしょう。

また、移動販売車で食品を売る際、多くの場合、火力が欠かせません。発電機は扱いが難しく騒音問題もあるので、ガス会社とのプロパンガス契約も必要となります。

フランチャイズならば少ないコストで開業できる

「車の購入や改造に必要な資金がない」という人は、フランチャイズに加盟するというのもひとつの方法です。フランチャイズならばキッチンカーを始めとして必要なものはすべて用意されていますし、リーズナブルな値段でレンタルすることができます。経営に関するアドバイスやフォローもしてもらえるので、とくに、初めての独立開業という場合には心強いのではないでしょうか。

ただし、フランチャイズで移動販売を始めるとしても、食品衛生責任者が必要なことは変わりません。また、フランチャイズで販売できる商品は決まっているので、流行の変化などに臨機応変に対応できない点がデメリットになる可能性もあります。とくに、移動販売はブームの移り変わりが激しい世界です。長期的に安定収入を得たいのであれば、ブームとは関係ない完全独立型の方が良い場合も少なくありません。

まとめ

街中でキッチンカーを見かけると「移動販売って楽しそうだな」と、興味を持つ人もいるかもしれません。確かに、店舗を構えるよりは開業資金もかかりませんが、移動販売車を準備するには少なくとも500万円は必要です。

開業資金を節約するにはフランチャイズに加盟するという方法もあります。キッチンカーを安くレンタルできるというメリットはありますが、次々と独自の商品を提供したいような人には向いていないでしょう。

移動販売と一口にいっても、何をどこでどう販売するかはさまざまなスタイルがあります。まずは、自分がどんな移動販売をしたいのかプランを練って、完全独立もしくはフランチャイズの道を選択するようにしてはいかがでしょうか。

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