農業を始めるためには何が必要?

農業を始めるためには何が必要?

目次

  1. 農業を始めるために必要な知識や資格
    1. 普通自動車免許
    2. 大型特殊自動車運転免許
    3. けん引免許
    4. 毒物劇物取扱責任者
    5. 危険物取扱者乙種第4類
  2. 農業を始めるために必要な設備や資金
    1. 必要なもの
    2. 必要な資金
    3. 土地購入には別途費用が必要
  3. 利益を出すためのプランを考えよう

エコブームの中で農業を始める人が増えています。農業開業資金の他、必要なものが気になるところです。農家になるのもまた起業の一種と考え、しっかりと準備するようにしましょう。

一口に就農といっても農家のスタイルはさまざまですが、おおよそどのような設備、資格が必要となるのでしょうか。農業を始めるに当たって必要なものについてまとめました。

農業を始めるために必要な知識や資格

農作業について家庭菜園の延長のように思っている人も多いかもしれませんが、それは間違いです。本格的に農業を始めるには、まずは次のような資格が必要になります。

普通自動車免許

軽トラがなければ農作業の基本である運搬作業ができません。必須資格といえるでしょう。

大型特殊自動車運転免許

農作業用のトラクタを運転するのに必要です。

けん引免許

農耕車をけん引するのに欠かせない免許になります。

毒物劇物取扱責任者

劇物を含む農薬を取り扱うのに必要です。ただし、無農薬農家を志しているならば必須ではありません。

危険物取扱者乙種第4類

ビニールハウスを作るならば、暖房の燃料となる農業A重油を扱うための危険物取扱者乙種第4類、あわせてボイラー技士資格なども必要になります。

以上のような資格に合わせて専門的な知識も必要です。農業大学や農業関連の会社で学ぶこともできますが、農協や県の指導を受けるのでも良いでしょう。就農までの研修期間に受け取れる給付金もあります。作物が病気にかかったらどうすれば良いのか、病害虫には農薬でどう対応すべきか、台風対策は……など、しっかりと知識を身に着けてからの就農でも遅くはないのです。

農業を始めるために必要な設備や資金

必要なもの

農業を始めるのに必要なものとしては、まず、十分な広さの土地、倉庫、作業場などが必要です。さらに、肥料、農薬、種子、鎌、くわなども必須といえるでしょう。軽トラック、トラクタ、ビニールハウス、暖房機、動力噴霧器なども購入しなければいけません。

必要な資金

以上のような必要なものを購入するには、初期投資は少なくとも2,000万円程度はかかります。一年間の生活費千万円と合わせて開業資金は3,000万円準備しておきたいところです。それでも、最初の一年の生活はかなりギリギリになるといわれています。資金にはできるだけ余裕を持つようにしましょう。

土地購入には別途費用が必要

じつは開業資金3,000万円には土地購入代金は含まれていません。農地は10アールあたり約100万円ですが、専業農家には15ヘクタールは必要なので、少なくとも1,500万円はかかります。農業開業のために数千万円単位で借りることができる給付金、補助金もあるので、利用してみるのもひとつの方法です。

利益を出すためのプランを考えよう

農家を始めるにあたっては必要なものも多く、かかる資金も少なくありません。しかも、新規参入で収益を上げるのは難しいといわれています。もし、きちんと利益を出したいならばしっかりとプランを考えるようにしましょう。

たとえば、農作物はJAに卸すのが一般的ですが、ホームページを開設して消費者に直接販売するのも良いでしょう。また、農業体験ができる民泊などを経営する兼業農家になるというのもひとつの方法です。農作業の合間にできるビジネスを考えてみてはいかがでしょうか。

また、JAが買い取ってくれないB級野菜をどう活用するかもしっかりと考えるようにしましょう。サービスエリアで販売する、食堂を開業してとれたて野菜を使ったメニューとして提供するというやり方もあります。「できるだけ無駄なく収益を上げる!」ことを念頭に置き、自由なアイデアでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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