洋菓子店を開きたい!店舗にかかる電気代はいくら?
目次
洋菓子店舗にかかる一カ月の電気代は?
洋菓子店の一カ月の電気代はいくらかかるのでしょうか?洋菓子店で使われている電化製品といえばオーブン、冷蔵・冷凍設備、ショーケース、エアコン、照明などがあります。商品を作るためにオーブンを使いますし、お店に来るお客さんのために、冷暖房をつけ快適な空間にしなくてはいけません。さらに、ケーキやプリンなど生洋菓子を扱うと、それをショーケース内に陳列するので、冷蔵・冷凍のためのコストもかかってきます。このように、他の飲食店と同じく、洋菓子店も電気代が結構かかってくることがわかると思います。
ここで、洋菓子店で使う各電化製品の電気代を算出し、おおよその電気代を紹介したいところですが、電気代はその洋菓子店により大きく異なります。店舗の面積・営業時間・ケーキや焼き菓子など販売している商品の種類により大きく違ってきます。個人洋菓子店を営む私の知人に聞いたところ、月に5万円~7万円弱はかかると言っていました。ショーケースだけでも月に1万円弱ほどかかるそうです。電気代はお店の規模により大きく異なるのが現状ですので、同じような規模の店舗に問い合わせてみることでランニングコストを算出しやすくなります。なお、飲食店の電気代は一般的に年間100万円程度と言われています。
電気・ガス・水道代を合わせた光熱費は経費全体の5%以内に抑えるというのが、黒字経営をする上での必須条件のようです。
洋菓子店の電気代を節約するためはどうする?
洋菓子店の光熱費を削減し、効率よく安定した店舗運営をするためにも電気代の節約は必須です。そこで、電気代節約のための方法を3つ紹介したいと思います。
冷暖房費を賢く節約
1つ目は、冷暖房費の削減です。例えば冷房の温度を1℃上げると約10%の節電になるといわれています。洋菓子店は他の飲食店に比べれば、お客さんがお店にいる時間は少ないと思います。しかし、だからこそお客さんがお店に入ってきた瞬間の心地よさは譲れない点になります。そこで、お客さんの少ない時間帯には冷暖房の温度を調節したり、夏には大きい氷を店内にディスプレイし見た目にも涼しさを演出したりすることで、節電しながらもおしゃれで快適なお店作りが可能になります。また、室外機にはカバーをつけることで大きな節電効果があります。最近ではおしゃれなカバーも売り出されていますので、お店の雰囲気に合ったものを購入するのもお勧めです。
店舗内の様々な設備のメンテナンスは定期的に
2つ目は、店舗内設備のメンテナンスを定期的に行うことです。エアコンなど冷暖房設備だけでなく、洋菓子店には冷蔵・冷凍設備があります。その冷蔵・冷凍設備は洋菓子作りに必要な食品や材料が入っているので、基本的に24時間稼働することになります。そうすると、コンプレッサーなどの消耗が著しいので、日に日に電気効率が悪くなっていってしまうのです。エアコンだけでなく、冷蔵・冷凍設備も定期的に点検をしてメンテナンスをすることが、電気代節約につながります。
細かいところまで目を行き届かせる
3つ目は、細かいところまで節電意識を持つ=主婦目線を大切にすることです。例えば電気をこまめに消す、冷蔵・冷凍庫の中は詰め込みすぎない(余分なものはいれない、整理整頓をする)、冷蔵庫の入り口にビニールでカーテンをつくり冷気が逃げるのを抑える、などです。さらに、夏の暑い時期にはサンシェードを使うことでエアコン代の節約になりますし、お店の雰囲気に合ったものを選べばよりおしゃれな店舗をアピールできます。
新電力会社を選ぶと電気代を節約できる!
ここまで、洋菓子店の電気代を節約するために、日々の経営の中でできる節約法を紹介してきました。しかし、もう一つ大きな節約方法があります。それが新電力会社を選ぶことです。
2016年4月から「電力自由化」が始まりました。以前は地域ごとに定められた電力会社と契約することが強制されていましたが、自由化したことで新たに参入する会社とも契約ができるようになったのです。電力会社の中で競争が起きることによって、それぞれの会社が様々なプランを打ち出しています。そして、電気を利用する私たちは、より自分たちの生活や店舗経営に合わせた電力会社を選ぶことができ、賢く選択することで電気代節約にもつなげることができます。
では、どの電力会社を選べばよいのでしょうか。地域により選べる電力会社は変わってきますし、それぞれの電力会社が多種多様なプランを打ち出しているので、その中から個人で選ぶのはとても大変な作業になります。そこで活用するのが「ハルエネでんき」などの、電力会社や電力プランの比較ができるWebサイトです。そういったサービスを活用してお得な電力会社やプランを探してみることをお勧めします。簡単な入力だけで、電気会社やプランを絞り込めるので、賢く選択することができると思います。
電力会社を見直してみることは、電気代の節約になるという大きなメリットがありながらも、調べたり探したりする最初の一手間を除けばデメリットになることはほとんどありません。
今の電力会社への届け出なども必要ないですし、工事費用も基本的には無料になっています。ぜひ、この機会に電力会社を見直してみることで、賢い店舗経営につなげてみてはいかがでしょうか。
人気記事(開業・独立)
関連記事(水道光熱費、節電、電気、飲食店)
事業拡大を目指す企業様
代理店募集、フランチャイズ募集の情報発信サイトです。