バーを開業するなら立地が重要!開業する場所を選ぶポイント
目次
バーを開業しようとしているとき、まずは何を重視しますか?
実は、バーを開業する場合にあたり、立地がとても重要な要素になっているのです。
たとえば、近所のラーメン店が分かりやすいかもしれません。一時期は人気があったようにみえたラーメン店がいつの間にか閉店していた、ということはありませんか。そして少し経つと、他のラーメン店が開業し、こちらの最初は客足も多かったのにもかかわらず、気がついたら閉店していた、こうしたケースも珍しくありません。
バーにおいても、どんなに良質なサービスを提供していたとしても、どんなにマスターの人気が高かったとしても、立地によって、経営がうまくいかなくなってしまうこともあるのです。
バーの経営がうまくいくかどうかを立地が左右するといっても、どういった場所に開業をすればいいのか悩む方も多いと思います。
そこで今回は、バー開業のための場所選びのポイントについてみていきましょう。
コンセプトと合致するか
バーはお店の雰囲気が経営者によってかなり異なります。内装から照明にいたるまで、自由にアレンジできるからです。そのため、バーのコンセプトに沿った立地を選びましょう。
具体的には、若者をターゲットにした、カジュアルなバーを開業したいという場合、その若者がふらっと立ち寄れる場所にある必要があります。
たとえば、学生が多く住む大学の近くや大学の最寄り駅の近くなどです。さらに、若者が多く集まる渋谷などを挙げることができます。
若者をターゲットにしたバーにも関わらず、社会人が多く集まる新橋に出店したとしても、客足は伸びないと考えられます。
バーは、仕事や遊びからの帰りなどにふらっと立ち寄る人が多いのが特徴ですので、仕事からあるいは学校から自宅までの帰路にない場合、あえて足を運ぼうとしないでしょう。
こうしたことから、コンセプトにあった顧客やターゲットが多く集まる場所にお店を開くことが成功するコツといえそうです。
人の属性はどうか
ターゲットを絞ってバーを開業することは、成功するためには重要なことですが、それだけでしょうか。
たとえば、学生をターゲットにしたバーだとしても、ビリヤードができるプールバーから、スポーツを観戦しながらお酒を飲むというスポーツバーなど色々なコンセプトあります。
きちんとやりたいことを見極めてお店作りをすることが大事です。
そして、そこからターゲットをより絞っていき、狙う客層の属性を見極めるようにしましょう。
具体的に絞ったターゲットは、バーにどんなときに訪れようとするのでしょうか。大学で勉強した帰りでしょうか、それとも社会人で勤務が終わって家に帰る途中でしょうか。
この顧客の絞り方でも、選ぶべき立地は異なってくるはずです。
競合店はどうか
出店しようとしている場所の近辺には、すでにバーがあるのでしょうか。ある場合、競合店となり、この競合店のコンセプトや戦略などを見極める必要があります。
競合店は、自分が出店しようとしているバーのコンセプトと近いでしょうか。近い場合、新しいバーへ通おうという優位性はありそうでしょうか。
まったく異なるコンセプトやターゲットの場合、新規の顧客にリピーターになってもらえる可能性がありますので、ある程度の売り上げなどが期待できます。
しかし、同じコンセプトやターゲットの場合、競争してうまくいかないのは、新しく出店する側が一般的です。
そのため、同じコンセプトやターゲットのお店がある場合は、出店する立地を一度見直しましょう。
立地はバー成功を左右する
バーの経営が長くでき、成功するためには、立地がとても重要になってきます。
バーはお酒を飲むことがメインのため、ふらっと立ち寄れる場所であることが好ましいからです。
まずはバーのコンセプトをきちんと決め、ターゲットを絞り込むことで、そのターゲットが多くいる場所に出店を決めることができます。
一方で、既存店がある場合、行き慣れたバーから新しいバーへ乗り換えることは、かなり難しいともいわれています。
もし、競合店のコンセプトやターゲットが類似している場合は、立地を再検討してみましょう。
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