電解水生成装置の電気代は1ヶ月でどれくらい?
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飲食店において「食の安全」を守るのは何よりも大事なことです。どんなに素晴らしいメニューを提供していても食中毒などを発生させてしまっては店の信頼はガタ落ちに……売上げも打撃を受けることは避けられないでしょう。
しかし、衛生管理ばかりにコストをかけるわけにもいきません。そこで、注目したいのが手軽な衛生管理を可能にする電解水です。電解水ができることには、どのようなものがあるのでしょうか。また、電解水生成装置の電気代はどれぐらいになるのか試算してみました。
電解水とは
水道水に微量の塩を加えて電気分解するとイオンが発生します。このイオンを特殊な膜によって分離して作られるのが電解水です。電解水生成装置のスペックによってさまざまな電解水ができますが、大きく分けて酸性電解水とアルカリ性電解水の2種類があります。
酸性電解水
酸性電解水は除菌、脱臭、漂白効果を持つことが特長です。pHの違いよって強酸性電解水と弱酸性電解水に分類されます。強酸性電解水は内視鏡の洗浄など医療現場用で用いられていますが、飲食店ならば弱酸性電解水でも十分です。
アルカリ性電解水
酸性電解水ができる電解水生成装置ならば、同時にアルカリ性電解水も作ることができます。アルカリ性電解水はタンパク質や油脂を乳化させ、洗浄する力に優れています。
電解水で衛生管理をしよう!
生野菜やフルーツなど、加熱をしない素材はとりわけ殺菌に注意する必要があります。しかし、洗剤を使うわけにはいきません。そこで活用したいのが酸性電解水です。酸性電解水ならば食材の美味しさを損なうことなく、安全に殺菌をすることができるでしょう。
その他、ふきん、まな板、包丁などの除菌と消臭にも役立ちます。洗剤を使いにくいインテリアなども色落ちなどを気にせずに、拭き掃除に使うこともできます。二度拭き不要なので、掃除にかける手間暇を省略できるのもうれしいですね。
電解水は調理にも役立つ!
また、電解水は調理に使うこともできます。たとえば、酸性電解水でお米を炊くと白さが増し、ネタがきれいに見えるすし飯を作ることもできるでしょう。うどんをこねる時にも酸性電解水を利用すれば、よりコシを強くすることができます。
一方、アルカリ電解水でかつおだしを取ると、うまみがアップするという日本食品科学工学会の報告もあります。コーヒーの抽出にいようすれば味わいが深くなり、ポリフェノールも活性化するというので見逃せません。
電気代を試算してみる
以上のように、飲食店が電解水を導入するメリットは少なくありません。気になる電気代は、電解水生成装置機種によって異なります。また、飲食店が電力会社と一般家庭向けの契約をしているのか、業務用の契約をしているかによっても違ってくるでしょう。
たとえば、電気料金単価が27円/1kWhとなる家庭用の単相100Vの契約をしていたとします。この条件下で、消費電力0.165kWで毎日1.0~2.1tの電解水を生成できるROX-15WCを使うならば、1時間あたりの電気代は約4円ということになります。
一方、毎日4.3~8.6tの電解水を生成するROX-60SAでは1時間あたりの電気代は約十円になる計算です。いずれの場合も、たとえ24時間稼働したとしても1日あたり数十円から数百円とリーズナブルであることがわかります。
まとめ
電解水生成装置はあまり電気代をかけることなく、食品の安全と美味しさを守りながら、店内を衛生に保つのに役立つ電解水を手軽に作ることができます。洗剤代を節約できますし、トータルではむしろ経費削減に役立つのではないでしょうか。
ひとつ注意しなくてはいけないのが、置き場所です。コンパクトなタイプでも幅300mm×奥行きmm×300×高さ300mm程度は必要になります。いろいろなサイズ、デザインの電解水生成装置があるので、お店の状況に合わせてピッタリなものを選択するようにしてはいかがでしょうか。
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