中国で爆発的に普及したQRコード決済とは?

中国で爆発的に普及したQRコード決済とは?

目次

  1. QR決済とは?
    1. 読み取り決済とは
    2. コード支払いとは
  2. QR決済のメリット
  3. QR決済のデメリット
  4. どんなサービスがあるの?
    1. 1. LINE Pay
    2. 2. 楽天ペイ
    3. 3. Origami Pay
    4. 4. PayPay
  5. まとめ

世界では、キャッシュレス化がどんどん進んでおり、様々な支払い方法が出てきています。そんな中、中国で急速で普及にした支払い方法「QR決済」というものが登場しました。

このQR決済とはどのようなものなのか?店舗に導入すべきものなのかについてご紹介していきたいと思います。

QR決済とは?

QR決済とは、その名の通り携帯電話のような端末でQRコードを読み込む、あるいは読み込ませることで決済を行うことを指します。QR決済には2種類の方法があり、一つは読み取り支払い、もう一つはコード支払いと呼ばれています。

読み取り決済とは

読み取り決済とは、店舗側がQRコードを表示させ、お客様に読み取ってもらうことで決済を行う方法です。店舗側は紙やタブレット端末にQRコードを表示させ、それを利用者に読み取ってもらうことで決済を済ませます。

利用者はQRコードを読み取るだけで決済を済ませることができるため、小売店のようなレジが混雑しやすい店舗で混雑解消の期待が寄せられています。

コード支払いとは

コード支払いとは、利用者のコードを店舗側が用意したスキャナーで読み取ることで決済を行う方法です。ユーザーは自分のQRコードに予めチャージをするか銀行口座から引き落とされるように設定しておき、店舗に読み取ってもらうことで引き落としがされるという方法。

店舗側は専用の読み取り装置を準備する必要がありますが、現金のやり取りを行うよりもスピーディに会計を済ませることができそうですね。

QR決済のメリット

QR決済は暗証番号の入力の必要がなく、読みとりあるいは表示をスムースに行うことが可能です。そのため、会計業務の簡素化に役立ちます。

現金よりもスピーディに、クレジットカードよりも手軽に会計を行うことができます。

また、QR決済を利用することでユーザーはクレジットカードにようにポイントを得ることができるため、今後クレジットカードに第頭する支払い方法として期待されています。

また、QRコードはどのような端末でも利用できるものなので、お財布ケータイのように特定の機種でしか利用できないことはありません。紙に印刷して決済に使うこともできるので、様々なメディアを通じて決済を行うことができるのは非常に魅力的だといえます。

QR決済のデメリット

QRコードというものは、クレジットカードの磁気に比べて複製しやすいです。例えば、利用者がQRコードを利用する際に誰かがQRコードを複製すると勝手に買い物をされてしまう可能性も考えられます。

現在はQRコードを一定期間ごとに変更することでセキュリティを確保していますが、それでも穴があることに変わりはありません。また、お店側のQRコードが偽造されることも考えられます。

セキュリティ面の課題はまだまだ改善の余地がありそうですね。

どんなサービスがあるの?

中国では、Alipayというアリババグループが提供するサービスとWeChat Payというテンセント社が運営するQR決済が主流です。

ご存知の方も多いかもしれませんが、アリババグループは中国のオンラインマーケットを運営する超巨大企業で、WeChatはWhat’sAppやLINEのようなメッセージアプリの中国版です。中国では情報統制がされておりWhat’sAppが使えないためWeChatが使用されています。

余談はさておき、日本でもQR決済サービスを提供するグループは数社あります。

1. LINE Pay

日本ではお馴染みのメッセージアプリLINEが運営する決済機能です。LINEは体力のある企業ですから、2018年の8月から3年間は決済手数料を0%で提供すると公言しており、さらにユーザーにも高い還元率のポイントを付与しています。

導入から3年間は利益無しで運営してユーザーを増やそうという事業戦略なのでしょう。これまで初期費用や手数料の都合でキャッシュレスに乗り切れていなかった店舗もこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?

2. 楽天ペイ

楽天ペイは導入すれば楽天のクレジットカードと電子マネーにも対応できるため、クレジットやその他の電子マネーの導入の手間が省けることもメリットです。

3. Origami Pay

Origami Payを導入すると、先程ご紹介したAlipayにも対応することができます。最近は積極的に広告も打っているので、知名度はそれなりに高い決済サービスではないでしょうか。

4. PayPay

PayPay(ペイペイ)は、ソフトバンクの子会社が運営する決済サービスです。ご存知の通りソフトバンクはアリババと色々な事業を展開しているため、PayPayはAlipayにも対応している決済サービスです。

QRコード決済に関していえば、現時点で日本人はほとんど使っておらず、主な対象は中国人になると思います。

このため、中国のAlipayにも対応していれば訪日中国人に喜んでもらえるでしょう。現時点で最も享受できるメリットが多いのはOrigamiやPayPayかもしれません。

まとめ

QR決済は日本ではまだまだ知名度が低く普及していない決済サービスですが、中国人観光客もターゲットになりうる事業であれば、導入しておいて損をすることはありません。

LINE Payや楽天ペイのような積極的に普及を進める企業の努力もあって今後普及していくことが期待されますので、できるだけ早めに導入して競合店と差をつけてみてはいかがでしょうか?

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