QR決済のセキュリティって本当に大丈夫?

QR決済のセキュリティって本当に大丈夫?

目次

  1. QRコードが貼り替えられる可能性がある
  2. アプリが偽造されるリスクがある
  3. どのQR決済がおすすめ?
    1. LINE Pay
    2. 楽天ペイ
    3. Origami Pay
    4. Pay Pay
  4. まとめ

日本でのQR決済に関して、LINE、楽天、ヤフーなどIT大手企業の参入が相次ぎ、にわかに注目を集めている昨今。QR決済ができるかどうか、お客様にたずねられる機会も増えているのではないでしょうか。

QRコード決済の導入を検討しつつも「セキュリティ面が心配」と、導入をためらっている店舗もあるでしょう。気になるQRコード決済のセキュリティについて調べました。

QRコードが貼り替えられる可能性がある

QR決済には「店舗側が表示したQRコードをお客様に読み取ってもらう」という方式があります。QRコードには支払先情報が書き込まれていますが、もしここが偽造されたらどうなってしまうのでしょうか。

じつは、日本よりもQR決済が浸透している中国では、2017年頃からQRコード貼り替え被害が頻発しています。レジなどに掲示されているQRコードに偽のQRコードを貼り付け、送信先を店舗以外のところにしてしまうという悪質な手口です。

中国の屋台などでは、店先にQRコードを印刷した紙を掲げていることも多く、このような被害が続出してしまいました。防止するには、決済ごとに新しいQRコードを作成してタブレットに表示するワンタイム方式を採用すると良いでしょう。

アプリが偽造されるリスクがある

QRコード貼り替えのようなローテクなものばかりではなく、アプリ偽造といったIT犯罪の可能性もゼロではありません。店舗側が表示したQRコードを読み取るには専用アプリが必要ですが、これを偽造するユーザーもいるのです。

偽造アプリはQRコードを読み取った瞬間に、無事に決済が完了したかのように見せかけることが特徴です。本来ならば、決済が正常に処理されれば、取引履歴が店舗側にもお客様にも通知されます。必ずダブルチェックを行い、偽造アプリ利用を防止しましょう。

どのQR決済がおすすめ?

以上のようにQR決済にはセキュリティ上のリスクもありますが、対策を講じれば心配ありません。QR決済には次のようなさまざまなサービスがあるので、危険性を理解した上で各店舗にふさわしいものを導入してはいかがでしょうか。

LINE Pay

LINE PayではQRコードを読み取る決済方法の他、専用のプラスチックカードで支払うという方法もあります。偽造アプリが心配ならば、プラスチックカードの利用を推奨しても良いでしょう。

楽天ペイ

通常のQR決済では売上げの入金は何日かかかることもあります。しかし、楽天ペイならば楽天銀行の口座に即座に入金されます。ほぼ現金感覚で運用できるので、偽造アプリ使用による未送金を防ぐこともできるでしょう。

Origami Pay

中国大手のQR決済アリペイに対応しています。インバウンド観光客が多い店舗ならば、導入しておいて損はありません。

Pay Pay

決済手数料、入金手数料などが期間限定で無料になるキャンペーンを実施していることがあります。こちらもアリペイ対応なので、インバウンド観光客対策にいかがでしょうか。

まとめ

お客様がサッとスマホをかざすだけですむQR決済は、これまでの現金やクレジットカードにはない手軽さがあります。店舗側としてもおつりを渡したり、暗証番号を入力してもらったりする手間を省くことができるのはメリットといえるのではないでしょうか。

ただし、QR決済はセキュリティ上の問題があることも事実です。偽アプリによるハッキングだけではなく、紙に印刷されたQRコードの貼り替えというような思わぬローテクな手口もあるので注意しましょう。

すでに中国などではごく日常的なものと化しつつあるQR決済。日本でもようやく話題になってきた今日このごろです。セキュリティ対策をしっかりと施して、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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