注目を浴びるauペイとは
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2019年4月から、KDDIからQR決済サービス『au Pay』がリリースされることになりました。ソフトバンクが運営するPay Payや楽天や運営する楽天Payから一足遅れる形となってリリースされることになったau Payとは、一体どのようなサービスなのでしょうか。
今回はau Payというサービスについてご紹介していきたいと思います。
au Payとは
au Payは言わずとしれた携帯電話キャリアauを運営するKDDIが提供するQR決済・モバイルバーコード決済のサービスのことです。中国ではすでに国民のほとんどが利用すると言われているQR決済の一つとして、機能面ではPay Payや楽天Payとは変わりませんが、au Pay独自のメリットというものも存在します。
では具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
1.Au WALLETアプリで支払いが可能
au Payは専用のアプリではなく、au携帯ユーザーの一部の人がすでに利用しているau WALLETによって支払いを行うことが可能です。このため、ユーザーはわざわざQR決済を利用するためにアプリをダウンロードする必要がなく、利用するための敷居が低いと考えることができます。
これまで「QR決済に興味はあったけど、実際に利用するために準備をするのが面倒」と感じていたユーザーはau Payを利用する確率が高いかもしれませんね。
2.au WALLETのポイントが利用することができる
次に大きな特徴としては、au Payを利用することで、au WALEETの利用で貯めることができるauのポイントを利用することができるという点です。例えばauのポイントは以下のようなものに利用することが可能です。
- プリペイドカードにチャージして、支払いに利用する
- auの携帯電話の機種変更などのときに利用する
- 景品と交換する
ユーザーはこのauのポイントを1ポイント1円として利用することが可能で、例えば既にポイントを持っているユーザーはQR決済を利用する確率が高いかもしれません。——というのも、機種変更などに利用するためには結構な額のポイントを貯める必要がありますが、QR決済でauのポイントを利用することができるのであれば、ユーザーは「使いやすい」と感じるはずです。
3.支払い方法は2種類から選択できる
au PayはQR決済とバーコード決済という2種類の支払い方法に対応しています。一括りにQR決済といっても、ユーザーが店舗のQRコードを読み取る「QRコード決済」とユーザーの表示したバーコードを店舗が読み取る「バーコード決済」がありますが、好きなほうを選択することができます。
他のQR決済では、どちらか1種類に絞られていることもあるので、店舗の会計オペレーションに合わせてどちらでも選択することができるというのは大きなメリットになるでしょう
au Payは楽天Payと店舗網が同じ
最後発としてサービスの提供を決めたKDDIのau Payは、ソフトバンクのPay Payやドコモのd払いに比べると既に遅れをとっている状態ですが、実はau Payは楽天Payと店舗網を共有することを発表しています。
どういうことかというと、楽天Payが利用できるお店ではau Payを利用することが可能で、逆にau Payが利用できるお店では楽天Payを利用することが可能なのです。
楽天Payといえば楽天カードなどでも有名な楽天が提供する決済サービスですから、事業者としては色々な決済システムを導入する手間が省けます。当然加盟店が増えていけば利用者も増加していくことが考えられますよね? QR決済にはクレジットカード同様にポイントが付与されるため、できるだけ色々なお店で利用できる決済サービスを使いたいというのがユーザーの本音だからです。
事業者としても、「できるだけ少ない決済の種類が理想」と考えるでしょうから、ダブルで導入することができる楽天Payとau Payはメリットが大きいと感じるはずです。
このため、最後発のQR決済ではあるものの、Pay PayやOrigami Payに比べて加盟店数・ユーザー数ともに急速に伸びていく可能性をはらんでいるのです。
ダブルで導入することができるau Pay 楽天Payから導入してみよう
QR決済は日本ではまだまだ黎明期であるものの、今後確実に伸びてくる決済方法です。そんなQR決済の導入を検討するなら、まずは2種類のQR決済に対応することができる楽天Pay・au Payを導入してみてはいかがでしょうか。
現在どのQR決済のブランドが伸びてくるかは不明な状態で、2018年に発生したPay Payのセキュリティ問題のようにいつ脆弱性が見つかり、どのQR決済が駄目になるか分からない状態です。
せっかく導入を進めたとしてもユーザーが離れていってしまうと導入コストが無駄になってしまいますから、リスクを小さくするためにもダブルで導入することができる楽天Payとau Payの導入から進めることをおすすめします。
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