QRコード決済を導入する大きなメリット

QRコード決済を導入する大きなメリット

目次

  1. QRコード決済のメリット
    1. ユーザーが得られるメリット
    2. 店舗が得られるメリット
  2. まとめ

キャッシュレス化の流れは世界で拡がっており、日本ではまだまだ現金による決済が多いですが、隣国である韓国や中国では、すでにほとんどの決済が現金以外でしています。

そんな中、中国で爆発的に普及したQRコード決済。このサービスは日本でもメッセージアプリ最大手のLINEやクレジットカードやインターネット通販でお馴染みの楽天などが参入しています。

さて、今後日本国内でも拡がっていく可能性のあるQRコード決済にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

QRコード決済のメリット

支払い方法のメリットは、ユーザーが得られるメリットと店舗側が得られるメリットがあります。それぞれどのようなメリットがあるのかチェックしていきましょう。

ユーザーが得られるメリット

ポイントが付与される

QRコード決済を利用するとクレジットカード決済のように独自のポイントが付与されたり、クーポンによる割引を受けることができたりします。この点ではクレジットカードと同じですね。

会計がスピーディに

QRコード決済は店舗側のQRコードを読みとる、あるいはQRコードを読み取ってもらうことで決済を行うため、財布をひっくり返して小銭を出したり、クレジットカードの暗証番号を入力したりという面倒な作業は一切ありません。QRコード決済が広く普及するとレジ待ちの時間が減り、また決済も気軽に済ませることができるのです。

外出のお供はスマホだけになる

日本では、まだまだ財布を持ち歩く必要がありますが、QRコード決済が普及すればスマートフォンだけで決済を済ませることができます。自宅に財布を忘れてきて人からお金を借りるなんてこともなくなるはずです。

安全に決済することができる

読み取られたQRコードは暗号化し、データシステムに送信されるため、情報を盗み取られる可能性は少ないです。クレジットカードの場合は簡単にカード番号やセキュリティコードを店員が盗み取ることができますから、安全性はカード決済よりも高いと言えるでしょう。

また、お店の端末にもユーザーのQRコードデータが残らないように設計されています。このため自分でしっかり管理さえしていれば不正に第三者に利用されることはありません。

店舗が得られるメリット

混雑の解消

筆者は店の外から見て列ができていると「別の店で買おう」とか「また、今度にしよう」なんて思ってしまいます。筆者の場合は極端かもしれませんが、待たされると人はストレスを感じるため、レジの混雑が原因でお客様とのトラブルになったことがあるという方も多いのではないでしょうか。

レジが混雑した状態では、顧客の取り逃しにもなりますし、思わぬ損失にもつながる可能性もあります。QRコード決済は会計業務の簡素化に繋がりますから、レジ付近の混雑解消と売上の増加に繋がります。

余談ですが、筆者が学生時代アルバイトをしていた書店で「列が長いお店は万引きされやすい」という話を聞いたこともあります。確かに長い列ができていると「並ばずに手に入れたい」などと考える輩が表れそうですし、会計業務に従業員が追われていると万引き犯としてもリスクなく犯行を実行できるのでしょう。

現金決済を減らせる

現金による取引が多いと精算のときも大変ですし、お客様との金銭トラブルのリスクも高まります。QR決済だけになれば閉店後責任者が一人残って精算をするなんてこともなくなるでしょう。

インバウンド集客につながる

日本人はまだまだQRコード決済を使っていませんが、中国ではかなりの頻度でQRコード決済が行われています。このため、QR決済が使えるお店であれば中国人は喜んでくれるはずです。

競合と差をつけることができる

現在日本はQRコード決済の黎明期です。このため、QR決済に参入しているLINEを始めとする各社は赤字覚悟で普及を進めています。例えばLINE Payは2021年まで店舗側に負担してもらう決済手数料は無料、ユーザーへの還元率も割増で運営していくと公式に発表しています。

――そうでもしないと皆が使ってくれないから、これを必要な初期投資と考えて3年間の利益を捨てようというわけです。このようなお得なお買い物情報は、意外にも知っている人は知っているためLINE Payで支払いができるという理由で来店してくれるお客様もいらっしゃるかもしれません。そういった意味で早めに導入することは競合との差別化につながりますし、集客にも寄与します。

決済手数料が安くなる

飲食店を始めとする回収リスクが高いとされる店舗では、クレジットカードの手数料はとても高いですよね。場合によっては10%近い手数料が発生することもあります。

一方のQR決済はというと、現時点では2%~3.5%くらいであることが多いです。先程紹介した通り、日本国内には決済手数料0%という大胆なプロモーションを行う事業者もいるため、今後どのように変化していくかはわかりませんが、多くの店舗ではクレジットカードよりも手数料が安くなりそうです。

まとめ

QRコード決済は仕組みこそ単純ですが、現金決済とクレジットカード決済のいいとこ取りをした新しい支払い方法と言えるのではないでしょうか。

上記では触れませんでしたが、特定の機種しか対応していないおサイフケータイとは異なりアプリを入れればどんな機種を使っていても決済をすることができるということもQR決済の利点です。つまり、スマートフォンを持っていれば誰でも使えるということです。

中国でQR決済が拡がった背景の一つとしては、治安の悪さといった要因もあり、街中でスリの被害に合うことがない日本ではゆっくりと進んでいくことになるかもしれません。ただ、政府もキャッシュレス化を推し進めるために躍起になっていますし、2020年に向けて何らかの方法でキャッシュレス化に取り組んでおくほうが良いことは火を見るより明らかです。

現在は手数料も安いですしこれまでキャッシュレス化に乗り切れなかった方々もこれを機会に取り組んでみてはいかがでしょうか?

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