ダイニングバーってどんなところ?経営のコツや収益について

ダイニングバーってどんなところ?経営のコツや収益について

目次

  1. ダイニングバーとは?
  2. ダイニングバーにはどのようなお客様が来るのか?
  3. ダイニングバーの経営のコツとは
  4. ダイニングバーの集客方法
  5. ダイニングバーの開業の難易度
  6. まとめ

数あるバーの種類の中でも、代表的な営業形態は3種類あります。その3種類とはショットバー、オーセンティックバー、そしてダイニングバーです。ダイニングバーとはどのようなところで収益性はどれくらいあるのでしょうか? 今回はダイニングバーの開業を考えている人向けに、その収益性や将来性についてご紹介していきたいと思います。

ダイニングバーとは?

ダイニングバーとは、簡単にいえば食事も楽しむことができるバーのことです。豊富なお酒と料理を楽しむことができるため、どちらかといえば居酒屋に近い営業スタイルが特徴的です。

ショットバーやオーセンティックバーに比べればお酒の提供だけでなく食事も主たる売上の元の一つであるため、比較的客単価は高めでありますが、お客様も飽きがこないためリピーターを獲得しやすいというメリットがあります。もちろん、その分お客様に喜んでもらえるような質の高い料理とお酒を提供する必要がありますので、ダイニングバーであるからといって経営努力をしなくても良いというわけではありません。

ダイニングバーにはどのようなお客様が来るのか?

ダイニングバーの売上のほとんどは、団体客とリピーターによって生み出されます。食事を提供する分仕事帰りのサラリーマンを狙うことができたり、忘年会や新年会の一次会に利用してもらえたりするので、抑えるところさえ抑えておけば売上を上げることができます。

また、バーという営業スタイルの性質上、二次会、三次会のお客様も呼び込むことができるので、ダイニングバーを名乗るだけで集客力は非常に高くなるでしょう。

一方で経済的に余裕がない若い世代のお客様は、通いにくいため、ショットバーなどに比べると比較的年齢層が高いお客様が多くなります。だいたい30代〜40代くらいのお客様が多いことが通常です。

ダイニングバーの経営のコツとは

ダイニングバーの経営のコツは、第一にリピーターの獲得です。ショットバーのように「気軽に1杯だけ飲んで帰る」というスタイルではないため、料理やお酒の質、あるいは接客のレベルなどでお客様に喜んでえるかが鍵になります。喜んでもらうことができればお客様は高確率で再来店してくれますから、このようなリピーターを獲得していくことで売上を上げることができるのです。

ショットバーのようにたくさんのお客様を集客するというよりは、ターゲットとなるお客様をしっかり呼び込み、満足してもらって帰ってもらうことが重要になってきます。ですから、「万人受けするもの」を提供するのではなく、「ある特定の層の心を射止めるもの」を提供する必要があります。

例えば「一人暮らしをしている30代の男性」をターゲットとするのであれば、仕事帰りのサラリーマンに喜んでもらえるように料理の提供スピードを早くしたり、ビールと晩ごはんの日替わりメニューを提供したりすると良いでしょう。

ダイニングバーの集客方法

ダイニングバーは前述の通り、「ある特定の層」をターゲットにすることでリピーターを獲得することが重要になってきます。このため、集客方法も「広く浅く」よりも「狭く深く」ということを心がけると良いでしょう。

例えばWEB上で集客する場合には、「バー 新宿」などのキーワードで検索するお客様よりも、「新宿 落ち着いたバー」のような、検索数は少なくてもニーズが顕在化したところを狙うようにしておきたいです。

そのためにも、「この分野では他の店には負けない」という強みを持っておくことも重要です。そして、ホットペッパーや食べログのようなポータルサイトを利用するのではなく、自店舗のホームページを作り込むことに注力したほうが良いでしょう。

また、Googleマップで上位表示させるようなMEO対策も実施しておきましょう。MEO対策をした上でホームページを閲覧してもらうことができれば、皆さんが定めた「特定の層」のターゲットを集客することができます。

ダイニングバーの開業の難易度

ダイニングバーは、ショットバーやオーセンティックバーに比べてしっかりとした厨房設備が必要になってくるため、初期費用は多くかかるでしょう。また、お客様にくつろいでもらえるように内装にこだわった場合、内装工事費は厨房の設備と合わせて軽く1,000万円は超えてくるでしょう。

このため、ショットバーのようなほとんどお酒しか提供しないバーに比べれば資金面で開業の難易度は高くなってしまいます。自己資金で開業しない場合は、ほとんど無利子で融資を受けることができる日本政策金融公庫の利用や、助成金や補助金の活用は必須と言えるでしょう。

また、食材の仕入先なども開拓する必要があります。このため、経営が安定するまでは少し苦労することになるでしょう。ただ、リピーターも確保できてきて、経営が安定してしまえば客単価は高いので、客入りが少ないからといって不安になることも減ると思います。

営業許可周りに関しては、保健所への飲食店営業許可の届け出と、深夜営業をする場合は警察署に深夜酒類提供飲食店の届け出が必要になります。このあたりは他のバーと変わりません。

まとめ

ダイニングバーはスタートダッシュこそ辛いものの、経営が安定してくれば比較的安定した収入が見込めるバーの種類です。「料理の腕に自身がある」「この分野ならどの店にも負けない」という光るものをお持ちの方は、ダイニングバーの開業を考えてみても良いかもしれません!

新規事業・独立を検討中の方はお気軽にご相談ください。
この記事でわかること
事業のミカタでは、多くの代理店募集・フランチャイズ募集情報を掲載しています。まずは自社にマッチする情報をぜひ探していただければと思います。
商材を探す

事業拡大を目指す企業様

事業のミカタは「あなたの挑戦を応援する」
代理店募集、フランチャイズ募集の情報発信サイトです。

「代理店展開、フランチャイズ展開したい
企業様の新たな挑戦」
×
「新しい事業を始めたい企業様」や
「独立開業をめざすあなた」