不正アクセスされやすい!?中国製防犯カメラの危険性

不正アクセスされやすい!?中国製防犯カメラの危険性

目次

  1. 防犯カメラがセキュリティを脅かす!?
  2. 情報が流出するのはどんな場合?
    1. 1.IDやパスが流出した時
    2. 2.バックドアが設置されていた時
    3. 3.通信が傍受された時
  3. 中国製防犯カメラには特に注意
  4. 防犯カメラこそ信頼できるメーカーから購入しよう

現在はIoT時代とも呼ばれており、パソコンだけでなく様々なモノがインターネットに接続される時代になりました。例えば寒い冬、自宅につく30分前に自宅のエアコンを起動したり、逆に消し忘れを自宅の外から消したり……みたいなことができる時代です。

さて、他の家電に比べて防犯カメラは一足先にIoTを実装した電化製品。最近の防犯カメラはインターネットを通じて店内や自宅の中を見渡すことができるのです。

しかし、皆さんがインターネットを通じて見ることができるということは、そのインターネットに不正にアクセスされてしまこと。第三者がその防犯カメラを見ることができるということでもあります。

防犯カメラがセキュリティを脅かす!?

そもそも、防犯カメラを遠隔で操作できるというのはどういう原理なのでしょうか?

これはとても簡単で、防犯カメラがインターネット上に動画をアップロードし続けているということなのです。リアルタイムで撮影した映像をインターネット上にある特定のサーバーにアップロードすることは、それほど大変な技術ではありません。YouTubeで動画が見られるのと同じ仕組みです。

ただ一つYouTubeと違うところは、YouTubeは誰もがアクセスできるオープンなインターネットである一方、防犯カメラの映像がアップロードされるサーバーにはIDやパスワードを知っている人でないとアクセスできないということです。このため、私達はセキュリティを維持しつつ便利なものを利用することができるのです。

しかし、もし悪意を持った人にそのIDやパスワードがわたってしまったら、IDやパスワードを知らなくても、不正にアクセスする方法があるとしたらどうでしょうか。皆さんのプリバシーやセキュリティは脅かされてしまいます。

この防犯カメラのセキュリティ問題は決して皆さんに全く関係のない話ではなく、とある中国のメディアサイトでは、中国製の防犯カメラが配信する映像がリアルタイムでアップロードされているといわれています。

情報が流出するのはどんな場合?

それでは防犯カメラのセキュリティが問題になるのはどのような時なのでしょうか。いくつかのパターンをご紹介していきたいと思います。

1.IDやパスが流出した時

IDやパスが流出すると、当然ログインされてしまいます。IDとパスは玄関の鍵のようなものですから、セキュリティ維持の観点から絶対に流出しないようにしておきましょう。

2.バックドアが設置されていた時

バックドアとは、セキュリティ用語でIDやパスワードを知らなくてもアクセスすることができる方法のことです。通常コンピューターにはセキュリティの観点から入り口は1つしか設定されていません。しかし、メーカーの過失やインターネットウイルスによって書き換えられたプログラムによって裏口(バックドア)が生成されてしまう可能性があるのです。

3.通信が傍受された時

インターネットは技術の発達によって高速で通信を行うことができるようになりましたが、実は様々な経路を通ってサーバーにアクセスしています。例えば、現在パソコンを使ってみている方も、クリックする⇒PCに信号が伝わる⇒信号がルーターやONUまで届く⇒光回線(もしくは電話回線)を通る⇒プロバイダまで信号が届く⇒インターネットにアクセスする⇒目的のサーバーまでたどり着くという長い経路をたどってきているのです。

この仮定でどこかのセキュリティが甘いと情報が傍受されてしまう可能性があります。最も通信が傍受されやすいのは、皆さんが操作するデバイスとルーターとの間です。特別なセキュリティを引いていない場合、同一ネットワーク内にいる人間はいとも簡単に通信を傍受することができるのです。

中国製防犯カメラには特に注意

中国製の防犯カメラは、色々と問題視されてきました。2015年に韓国に輸入された防犯カメラ200台の中から、メーカーが設置したと推定されるバックドアが発見されたためです。

バックドアは開発段階で検証を行うため故意にメーカーが設置することがあります。通常出荷する前にはバックドアは消すものなのですが、これが削除されていませんでした。

バックドアが設置された状態では遠隔からカメラを操作することも容易に可能ですし、パスワードを勝手に変更して購入者が利用できない状態にすることも可能になります。

このバックドアの設置が故意であったか過失であったかは不明ですが、事実として防犯カメラに不正にアクセスして入手されたとされる映像がインターネット上にアップロードされているということは事実であるため、過去の実績から見ても中国製のカメラを購入するのはリスクが高いといえるのではないでしょうか。

防犯カメラこそ信頼できるメーカーから購入しよう

防犯カメラは、防犯のために設置するものであって逆にセキュリティが脅かされてしまっては元も子もないです。だからこそ、信頼できるメーカーの防犯カメラを購入することが求められます。

もちろん、中国製でなければ安全だとは言い切れませんが、安さにつられて問題のあるセキュリティ面で問題のある防犯カメラを買わないように気をつけておきましょう。

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