飲食店に欠かせない製氷機!1カ月の電気代はどれくらい?
目次
ドリンクを提供する飲食店では、製氷機が欠かせません。しかしこの製氷機、1カ月で一体どのくらい電気代がかかるのでしょう。実際に試算してみました。
2つの製氷機における1ヶ月の電気代を試算してみた
業務用厨房機器を扱うホシザキがリリースする2つの製氷機をもとに、1カ月の電気代を試算してみます。
- IM-65TM-1
- IM-20CM
IM-65TM-1
IM-65TM-1は、カウンター下に設置する大きいタイプの製氷機。電圧は単相100ボルトで、消費電力量は0.32kWです。
ここから1時間の電気代を試算すると8.64円となります。仮に、24時間30日稼働させたとすると、1ヶ月の電気代は6,220円になるのです。
IM-20CM
IM-20CMは、卓上に設置するタイプの小さな製氷機。電圧は単相100ボルトで、消費電力量は0.19kW。
ここから1時間の電気代を試算すると、5.13円となります。仮に24時間、30日稼動させた場合、1ヶ月の電気代は3,693円になるのです。
冷凍庫と製氷機、どちらが高い?
同じくホシザキがリリースするHF-63AT3(業務用冷凍庫)を見ると、消費電力は0.19kWですので、ほとんど変わりません。しかし、電源に差があります。
紹介した2つの製氷機は、単相のため低圧電力です。しかし、HF-63AT3(業務用冷凍庫)は三相ですので、動力で動きます。そう、冷凍庫においては動力で動くものもあるのです。
動力は、基本料金こそ高くなりやすいですが、料金単価は低めです。対して低圧電力ですと、通常の電灯契約となるため、電気代は高くなりやすいでしょう。こうした「電源」から電気代を見ると、冷凍庫を選んだほうがお得な部分は多いといえます。
製氷機の電気代を削減する方法とは?
製氷機を使った際、どのように電気代を削減すればよいのでしょう。
スイッチを入れる・切るタイミングをつくる
ひとつは、スイッチです。営業時間前にスイッチを入れ、閉店したらスイッチを切りましょう。早めにつけておくことで、製氷が進むだけでなく製氷機内の冷えも促進されます。
また、閉店すると氷を使う機会はほとんどありませんし、つけていても電気代を使うだけ。それなら、早めに切ったほうがお得ですね。
開閉回数を減らす
開閉するたびに外気が入るため、庫内の温度は上がります。そうすると、「冷やそう」と思って、製氷機が活発化し、電気代がかかってしまうのです。無駄な開閉をしないよう、何らか工夫をこらすとよいでしょう。
製氷機を新しいものに買い換える
同じエアコンでも、古いものと新しいものでは、電気代が異なりますよね。技術は進歩していますから、新しいエアコンにしたほうが省エネ化も進みますし、電気代も安くなりやすいのです。
これは、製氷機も同様。ある調査によれば、製氷機を替えただけで、年間15,000円ほど節約できたといいます。しかも水道代も合わせると、節約額は20,000円ほどになるそうです。
たとえば、初期費用をおさえるため「安いから」と中古の製氷機を買ったとします。確かに初期費用は安くなるでしょう。しかし古いものというだけで、電気代が高くなっている可能性もあるのです。もし、故障含めたトラブルで何度もメンテナンスを行っていれば、そのコストはばかになりません。
- 今使っている製氷機はいつのものか
- もっとよいものはないか
一度しっかり見てみるとよいですね。
店舗のスペースとコストから上手に選ぼう
製氷機の電気代を見ていくと、サイズによって値段の幅があると分かりました。しかし、製氷機に関しては、製氷機だけを見るのではなく、場合によっては、動力を使える冷凍庫を選んだほうがよいこともあるのです。
製氷機と冷凍庫、どちらがよいか迷った際は、店舗のスペースやコストを計算しましょう。それにより、製氷機と冷凍庫、どちらがベストか答えを導き出せます。また製氷機を導入したあとは、電気代を削減する工夫を積極的に行うこともお忘れなく。
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