レジがなくてもスマートフォンがあればクレジット決済に対応できる
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POSレジは非常に便利なものですが、高級店などは雰囲気を崩してしまうということで設置しない店舗も多いのではないでしょうか?しかし、そんなお店でもクレジットカード決済は行う必要があります。
富裕層ほど現金を持ち歩かない人は増えてきており、日本でも遅ればせながらキャッシュレス化が進んでいるためです。
レジがないとクレジット決済ができない!?
皆さんはショッピングをするときにカードは使いますでしょうか?筆者はよくカード決済利用するのですが、基本的にクレジットカードの読み取り端末というのはレジに繋がっています。これはPOSレジに入力された売上金をカード読み取り端末に出力するためです。
――となると、「POSレジがなければクレジットカードは使えない」と考えてしまいがちですよね。でも安心してください、決済サービスは日進月歩で進化しているのです。
スマートフォンのアプリがあればクレジット決済ができる
一部のサービスでは、クレジット読み取り端末をタブレットやスマートフォンに接続し、アプリで売上金を入力することで引き落としを行うことができます。
タブレット端末であればレジのように場所は取りませんし、お店の景観を損ねることはありませんから、高級店を始めとする店舗ではアプリ決済サービスを利用していることがあります。
アプリ決済システムのメリット
アプリ決済には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?例えば、以下のようなメリットが考えられます。
1.カード売上がすぐに分かる
わざわざ高機能なPOSレジを導入しなくても、日々のカードの売上をWEB上で管理することができます。クレジットカード決済が分かると、1ヶ月後、2ヶ月後に入金される金額をすぐに計上することができるので、キャッシュフロー管理も簡素化することができます。
2.業務の簡素化
日々の精算業務で、クレジットカードの売上管理はペーパーで管理するのは非常に大変です。アプリならいちいちクレジットカードの店舗控えを管理しなくてもすぐにデータを計上することができるため、閉店後の業務を簡素化することができます。
3.レジが可動式になる
これまでお会計時にお客様をレジの前まで誘導する必要がありましたが、アプリで決済ができるとお客様がいる場所で会計業務を行うことが可能です。例えば、飲食店の場合、わざわざお客様に立って待っていただくこともないので、満足度向上にも繋がります。
アプリ決済システムのデメリットはある?
1番のデメリットとしては、いちいちアプリを起動する必要があるということです。このため、会計業務の時間は自然と長くなってしまいます。薄利多売の小売業のような業態では高速で会計業務を行うことができるPOSレジのほうがメリットは多いでしょう。
どんな店舗で利用されているの?
あくまで一例ですが、タブレット端末を活用したクレジット決済を導入している店舗をご紹介していきたいと思います。
美容室、サロン
美容室やサロンでは一人のお客様に使う時間が長いため、会計に多少時間がかかったとしても生産性にそれほど影響しません。また、お客様も「ササッと支払ってササッと帰りたい」とも考えていないため、アプリ決済が利用されることが多いようです。
ホテル、宿泊
ホテルのレセプションはホテルの顔になります。このためスッキリしたデザインにしておきたいところ。入り口にいきなりレジが置いてあると商売っぽさが出てしまうので、景観を損ねないようにレジを設置しない傾向にあります。
バー
オーセンティックバーのように富裕層をターゲットにした空間もレジは景観を損ねる原因です。このため、できるだけレジを設置たくないという店舗が増えてきています。
アパレルショップ
アパレルショップもお店の景観は非常に大事な要素です。ブランドイメージに関わりますからね。接客の時間が比較的長く、それほどレジが混雑することもないため、アパレルショップでもタブレット端末による決済を導入する店舗が多いです。
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