加湿器で冬の電気代が削減できる!?湿度を上げれば体感温度が上がる!

加湿器で冬の電気代が削減できる!?湿度を上げれば体感温度が上がる!

目次

  1. 加湿器を使えば体感温度が上がる
  2. 加湿器の電気代はどれくらい?
  3. まとめ

冬も寒くなってくるとそろそろ全国的に暖房を利用する方も多くなってくると思います。

しかし暖房というものはとても電気代が高く、店舗やオフィス、自宅で使用される冬の電気代のほとんどは暖房によるものだと言われています。

そんな暖房代を節約する方法として、加湿器があります。加湿器を使うと電気代が安くなるとはどういうことなのか、本当に安くなるのかについてご紹介していきたいと思います。

加湿器を使えば体感温度が上がる

そもそも加湿器を使えばなぜ暖房代が節約できるのかというと、湿度を上げると体感温度が上がるためです。

人が暖かい、涼しいと感じる要因は設定温度だけではありません。たとえ同じ温度だとしても、湿度がどれくらいか、直接風が当たるかどうかによって体感温度は変化。特に「湿度」の増減は体感温度に大きく影響し、気温が高くても湿度が低ければ不快さは減り、気温が低くても湿度が高いと寒さを感じにくくなります。
エアコンコンシェルジュ – Panasonic

温度の感じ方に関しては、人によって異なるところもあるので、未だに分からないところもあるのではっきりと計算式があるわけではないですが、湿度が10%上がれば体感温度は1度上がると言われています。

暖房は1度設定温度を下げれば10%程度は電気代を削減できると言われていますから、これは大きな節約になるのです。

加湿器の電気代はどれくらい?

さて、ここで問題になるのが、エアコンの消費電力10%と加湿器の電気代どちらのほうが高いのかということです。

まず、エアコンの消費電力は家庭用のものであればだいたい1000Wくらいです。業務用エアコンであれば2馬力のものであればだいたい5000Wくらいです。
エアコンは付け始めのときに大きな電力を消費するので、実際は稼働時間によっても均しの消費電力は異なってきますが、ここでは家庭用のものなら1000W、業務用エアコンなら5000Wという計算でいきましょう。

さて、一方の加湿器は、いくつか種類がありますが、気化式ならせいぜい15Wくらい、超音波式なら25Wほど、ハイブリッド式のものでも60W程度です。全然加湿器の電気代のほうが安くなりますね。

どれくらい違うかというと、仮に東京電力圏内で1ヶ月間一日6時間可動した場合で計算してみましょう。

エアコンだけの場合、

家庭用なら1kWh×27円×6時間×30日=4,860円、業務用なら5kWh×15.51円×6時間×30日=13,959円となります。

加湿器を利用して設定温度を下げた時、消費電力を10%削減できると仮定すると、

家庭用なら(0.96kWh)×27円×6時間×30日=4,665円、業務用なら[(4.5kWh×15.51円)+(0.06kWh×27円)]×6時間×30日=12,854円

――となります。使用する時間が多くなればなるほど使用電力は大きくなりますので、業務用であればさらに削減できるわけですね。(※業務用エアコンは動力プランのため普通の電気料金と異なる)

まとめ

加湿器をうまく利用すると高い冬の電気代を大幅に削減できる可能性があります。

もちろん、湿度を上げれば上げるほど体感温度が上がるというわけではありませんし、あまりに湿度が高すぎるとカビが生えたりもするので、限度はありますがうまく活用して寒い冬を乗り切りましょう!

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