とんかつ屋などの飲食業オーナーが知っておきたい電気代削減テクニック
目次
「照明をLEDに変えて電気代を削減」
とんかつ屋のような飲食業の経営者にとって、光熱費、特に電気代の節約は大きな課題ですよね。電気代を節約するのには、様々なアプローチの方法があります。その中でも飲食業の方でも、簡単にできる電気代の削減方法があります。
それは、店内の照明をLED照明に変えるだけです。LEDの照明に変えるのには費用が高いとお思いでしょうが、最近はだいぶ安く設置することができるようになりました。とにかく設置するための金額を抑えたいのであれば、海外メーカーの製品をインターネットで購入し、電気工事の資格を持っている電気工事士に依頼して交換してもらう事で費用が抑えられます。設置のための投資が大きかったとしても、とんかつ屋のようなに業時間が長く、照明を付けている時間が長い飲食業の場合には、1年ほどで投資した分を回収できてしまうこともあります。
また、LED照明には電気代の節約になるだけでないメリットがあります。LED照明は寿命が長いため、交換する回数が少なく済むだけでなく、廃棄にかかる費用も削減することができます。次に、LED照明の特徴として、紫外線を減少させることができるため、店内の設備の色あせや劣化が減少し、虫も寄り付きにくくなります。また、蛍光灯と異なり、LED照明の場合、スイッチを入れるとすぐに点灯し、こまめにオン・オフをしても、照明自体の寿命には影響しません。LED照明はガラスを使用していないため、万が一落下しても飛び散らず、お客様にけがをさせる危険を少なくできます。
初期の投資は安くはありませんが、店舗の照明をLED照明に変えるだけで、飲食業の経営者の課題である電気代の節約だけでない、その他のメリットも大きいと言えます。
「電子ブレーカーを設置して飲食業の電気代の基本料金を節約」
その他にも、電気代の節約に関する、根本的な問題を解決してくれるものがあります。すでにご存知の方もいるかもしれませんが、飲食業に有用と言われている電子ブレーカーです。
まず、電子ブレーカーとは何なのでしょうか。通常私たちが良く知るブレーカーは、許容範囲を超えて電流が流れた場合に、電流を遮断し、過度な電流が設備や配線等に流れないように保護している装置の事です。どのくらいのアンペアでこのくらいの時間使ったら遮断する、という基準があらかじめ決められています。その基準を超えた時に装置が作動し、電流が遮断されたことを、ブレーカーが落ちたというのです。
では、電子ブレーカーとはどのような装置なのでしょうか。飲食業の店舗などでは、通常、上記のようにブレーカーが落ちないように、想定している電気使用量よりも多めのアンペア数を契約しています。契約するアンペアが大きいほど、基本料金はあがりますよね。しかし、電子ブレーカーの場合、決められた基準を超えたら電流を遮断するのではなく、一定数値のギリギリのラインで、電流が最大限効率的に使用できるように、マイコンによって制御されている装置です。
電子ブレーカーでは、ギリギリのラインを基準としているので、効率よく電力を使用することができます。ギリギリのラインで監視し、効率的に制御できるため、本当に必要なアンペア数の契約ですむのです。つまり、ブレーカーが落ちないように、と多めのアンペア数を契約する必要が無いため、電気料金の基本料金の部分を節約することができるのです。
「経費削減コンサルタントに電気代削減のアドバイスをもらう」
上記で上げた、電気代を節約する方法は、もちろん経営者の方が検討したうえで判断し実行しなければ意味がありません。しかし一方で、具体的にどのくらいのコストがかかるのか、費用対効果はどうなのかなど、疑問に思い始めたらきりがりませんし、自分一人で判断するのは難しいと感じることもあると思います。また、電子ブレーカーに関しては、飲食業の店舗にあった製品を選ばないと逆効果になる可能性もありますし、電子ブレーカー詐欺も存在します。
そこで飲食業のかたにおすすめなのが、光熱費の削減だけでなく、ほかの経費の削減も併せてコンサルタントに依頼する事です。コンサルタントに依頼した場合、経営上無駄な経費についてアドバイスしてくれるだけでなく、経費を削減するための設備投資に関しても相談に乗ってくれます。設備投資が伴う場合には、費用対効果がどうなのかもアドバイスしてくれます。また、コンサルタントを通して設備投資をすることで、詐欺にかかる可能性や質の低い工事をされてしまう可能性も低くなります。
コンサルタントにかかる費用が高いと感じることもあるかもしれません。しかし、ある意味プロであるコンサルタントに依頼することにより、経営者が一人で頑張って遠回りをしてやっとたどりつくまでの時間やそこまでにかかる無駄な費用を削減することができます。
飲食業の光熱費の削減は様々なアプローチの方法がありますが、個人で考え実行するには限界があります。より効率的に光熱費や他の経費を削減したいと考えるならば、経費削減コンサルタントに依頼することをおすすめします。
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