ファミリーレストランにかかる電気代とその節約法
目次
【ファミリーレストランはお客様がいつでも快適に過ごせる場所】
ファミリーレストランは飲食業の中でもメニューが豊富で、和食・中華・洋食を取り揃えている他にも朝食、ランチ、コーヒータイム、ディナーとどの場面で利用しても満足できるようになっています。
最近では食事だけではなく仕事の打ち合わせでも使用している方もいるほど、ファミリーレストランは飲食業の中でも誰でも快適に過ごせる場所として使用されています。
そんな快適な空間を保つために必要なのが、電気の力です。
飲食業でも営業時間が長いファミリーレストランでは、常に多くの電力を使用しているため、支払う電気の使用量は多めです。
では、その部分を節約しようと思った場合はどうすればいいのでしょうか?
【電気代の削減はどこでする?】
では、ファミリーレストランの中で電気代が節約できる方法について紹介します。
露骨に節電をしてしまうと、お客様に悪い印象を与える可能性があるので、ここでは簡単でさらに営業面で問題が出ないポイントをお伝えします。
ポイント①使っていない動力機器がないかチェックする
店舗のオープン当初はよく使っていたが、メニューの変更で使わなくなった、
または別の機器で調理できるようになった…という動力機器があれば、節電のチャンスです。
200Vの動力機器を使用するには、別契約で電気代を支払っているので、使っていないのに
工事が必要にはなりますが、余分な設備を減らすことで電気代の基本料金値下げが成功します。
ポイント②電力会社の見直し
現在契約しているプランを見直すことも大切ですが、電力会社そのものの見直しも電気代を節約する上では重要です。
と、言うのも電力自由化が2016年より開始しているので、選択している会社によって支払う電気料金が大きく変わっています。
会社によってはオール電化に特化した割引や、使用時間が多い時間帯に割引が効くなどそれぞれ特徴があるので、自身の店舗で今どれぐらいの電気代がかかり、お客様のピーク時間はどれぐらいなのかを把握しておくことも大切です。
ポイント③スタッフ教育
飲食業では多くのスタッフが従業員として雇われていますが、そのスタッフが節電意識を持つことも大切です。
- 電気の消し忘れ
- 洗い物でお湯を使う
- エアコンの温度を過度な設定にする
- 機器の取り扱い
等、意識が無いと乱雑に電気代を気にせずに使用することになるので余分なコストに繋がります。
朝礼やスタッフ同士の打ち合わせで節電の話をし、教育を徹底していきましょう。
これらの方法は工事以外大きな費用が発生しないので、出来そうなことから始めてみてくださいね。
【飲食業の空調と照明】
飲食業で特に電気代がかかるのは、やはり空調と照明です。
ここでの電気代をどこまで抑えられるかで支払う電気代が大きく変わりますが、最も効果的な方法は電気の契約プランを見直すことだと言えます。
まずは空調を確認していきましょう。
年間で最も電気代がかかるエアコンの節約は、まずは事務所からチェックしましょう。事務所の設定温度は冬場は19度、夏場は28度にしておいてください。事務所は常に人がいるわけではないので、政府が出している推奨設定温度にしておくだけで、部分的ではありますが電気代を10%削減することが可能です。
また室内に温度計を設置すると、実際に店内が何度に保たれているのか分かるので、小まめに温度を調節できます。これは無駄な電気代を削減するためでもありますが、お客様が「暑い」「寒い」と不快に思われないためにも必要な設備です。
また混雑時、お客様の出入りが激しい際入り口を開けっ放しにしていると、外気が入ってきてしまいエアコンの効きが悪くなるので、ドアは必ず閉めておきましょう。
自動ドアでお客様が入り口の前に立っている時は速やかに別の場所に移動してもらい、ドアの開けっ放しを防止します。
また、照明についても節電を考えていきましょう。
電球の表面はホコリが付着しやすく、放置しておくとかなり汚れています。
表面が汚れると電気の明るさが減ってしまうので、小まめに掃除をしておきましょう。
また、エアコン同様に事務所は電気のつけっぱなしを防止し、長時間使わない場合は電気をOFFにしておいてください。
その他にも厨房でも電気代の節約術はあります。例えばあまり使わない調理器具があればプラグから抜いて使用する時だけさして使いましょう。また、冷蔵庫内に余分な食材を入れてパンパンにしていると、冷却効率が下がり電気代が加算されてしまうので、小まめな整理整頓が必要です。大型の冷蔵施設がある店舗なら、入り口付近に冷気が出ていかないように防止ビニールカーテンを設置するのも効果的です。
これだけ実施するだけでも、月や年間の電気代はかなり削減が可能になります。
また、これらの節減方法はお客様に迷惑が掛からない範囲内で出来るので売り上げにも悪影響を与えませんので、是非検討をしてみてくださいね。
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