個人医院の電気代ってどれくらい?
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これから医院を解説する人の中には、「電気代ってどれくらいかかるの?」と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大学病院では年間で1億円程度の電気代がかかると言われていますが、50坪程度の個人医院の場合はどれくらいかかるのでしょうか。
今回は医院の電気代がどれくらいかかるのかについて試算していきたいと思います。
大規模な病院では年間1億円!?
環境省が発表している温暖化防止に関する資料によると、病院の電気代について以下のような記述があります。
延べ床面積 7万5千m2程度の病院(医科大学の外来棟)で1年間の電気代が1億円程度との事例があります。
民生(業務)分野における温暖化対策技術導入マニュアル
規模がでかすぎてエネインフォ編集部としても想像し難いですが、75,000平米ということは坪数にすると22,687坪、畳に換算すると45,284畳になります。
歯科医院や内科医院、小児科医院といった個人医院はだいたい大きくても70坪程度…単純計算で大学病院では個人医院の326倍の電力消費と考えることができます。
医院で必要は電気代は月5万円程度?
さて、面積から単純に計算すると、病院では1坪あたり年間で4,408円の電気代がかかる計算です。しかし70坪程度の広さでも年間で308,560円というのは少し安すぎますね。月々の料金に換算すると25,713円…さすがにもう少しかかります。
大学病院のような大規模な施設では入院患者もいるため24時間空調をつけっぱなしにしている必要もありますが、その分スケールがあるため節約ができているのでしょう。
例えば歯科医院では6~7万円の電気代がかかるそうです。
電気は、機械を動かすための低圧電力と、照明やその他の機器類を動かすための従量電灯というのに分かれていますが、合計で毎月6~7万円程度です。
Yahoo!知恵袋
この他にもレーザーを照射する頻度が高い美容外科の場合はさらに電力を消費することになります。医療機器は動力によって動かしますから、料金単価は安いですが、各機器の電源使用を見てわかるとおり消費電力量は大きいです。
また、レントゲンのような施設がある場合も別途電気代がかかりますね。医院にどのような設備をつけるかによって電気代は変わってきますが、やはり一般的な店舗よりも消費電力は多くなります。
そのため、50坪の広さで5万円~10万円程度はかかると考えて良さそうです。
まとめ
50坪~70坪程度の医院では毎月の電気代は5万円~10万円と想定されいますが、どのような設備を設置するか、どれくらいの頻度で医療機器を使用するかによっても変動します。
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