LEDを使った照明プランニングで店内イメージ作り
目次
LEDは節電効果があるだけでなく、色彩を変更することができる照明です。最近のLEDは赤色LED、青色LEDに加えて緑色LEDが登場したことで光の三原色が揃い、白色を含む様々な色を表現できるようになったのです。
照明は店内の雰囲気を切り替えるためにとても重要な要素があります。今回はLEDによって切り替えられる照明のカラーをご紹介しながら、それぞれどのような雰囲気に最適かということをご紹介していきたいと思います。
是非この記事を参考にして店内の雰囲気を変更してみてください!
LEDで実現可能な照明の色とそれぞれの特徴
それでは早速LEDを使って表現することができる照明の色についてご紹介していきましょう。
赤色・レッド系
レッド系の照明はバーなどでも使っているところがありますね。赤色は以下のような印象を与えると言われています。
- 情熱的
- エネルギッシュ
- 暖かい
- 食欲増進
- 購買意欲
赤色は交感神経に刺激を与える色であるため、人の気分を高揚させて購買意欲や食欲を増進させるイメージ効果があるのだとか……。
実際にマクドナルドやセブンイレブンなんかはこの効果を狙ってか、赤色が多いデザインになっていますね。
一方で以下のような印象を与えてしまうこともあります。
- 危険
- 安っぽい
- 暴力的
赤色のライトというのは赤信号でも使われているものなので、第一印象で「危ない」という印象を与えてしまうこともあるようです。また、赤は血の色を連想させる色でもありますので、使いすぎには注意する必要があるかもしれません。
特に店舗で利用する場合は、赤色の照明の店舗には「入りにくい」といった印象を与えてしまうかもしれませんので、入り口付近で使うのは避けたほうが良いかもしれません。
青色・ブルー系
アクアリウムを導入した居酒屋やバーでもよく見られる照明ですね。青色系の色は以下のような印象を与えます。
- 信頼
- 落ち着き
- 知性
青色系の照明を使うメリットは、お客様に落ち着いてもらえることにあります。青色は集中力を高めたり、食欲を抑えたり、時間経過を遅く感じさせたりする効果を持った色です。
ですので、お客様に「ゆっくり落ち着ける場所を提供する」というコンセプトを持ったバーなどにはピッタリの照明ではないでしょうか。
一方で睡眠を促進し食欲を抑え、不安や寂しさといったマイナスなイメージを与えてしまう色でもありますので、注意も必要です。
緑・グリーン色系
緑・グリーン系の色はあまりメインの照明として使われることはありませんが、看板などではよく見るカラーですね。
そんな緑色は以下のような印象を与える色です。
- 若さ
- 新鮮
- 癒やし
- 安全
緑色は疲れを癒やしたり人をリラックスさせたりする効果があり、穏やかな気持ちを与えることができる色です。青信号が緑色なのも、「安全」という印象を与えるためだそうです。
一方で、マイナスイメージとして、「未熟」「保守的」といった印象を与えてしまう色でもありますので、その点は注意が必要です。
オレンジ・橙系
オレンジ系の色は、吉野家でも利用されているカラーですね。他にも飲食店でよく使用されている照明カラーですね。特にイタリアンレストランなどではよく使われている印象を受けます。
そんなオレンジ系の色は、以下のような印象を与えるカラーです。
- 家庭的
- 賑やか
- 元気
- 陽気
オレンジ色は人にエネルギーや開放感を与え、仲間意識を強くする心理効果がある色です。また、食欲を増進させる効果があるとも言われています。この「食欲増進」がオレンジ色の照明がよく飲食店で使われている理由です。レッド系の色よりも汎用性が高く、また緊張を和らげるという効果も持っているためまさに飲食店で利用するのにピッタリのカラーということですね。
一方でネガティブなイメージとしては、
- 安っぽさ
- 下品
- 八方美人
という印象を与える色ですが、お店としてマイナスイメージとなりそうなものはないですね。高級感を売りにしたいのであればオレンジ系のカラーは避けたほうが良いかもしれませんが、「安い」という印象はお店にとってはプラスになる場合が多いでしょう。
紫・ピンク系
ナイトクラブやホスト・キャバクラなどのお店でよく見られるパープル系、ピンク系の色は、少し怪しい雰囲気を醸し出す照明になります。
そんな紫・ピンクは、似たような色ではありますが、与える印象は異なります。
紫
- 高貴
- 優雅
- 高級
- 神秘
ピンク
- 優しい
- 愛情
- 若い
- 幸福
また、それぞれの色には以下のような心理効果があると言われています。
紫
- 心と身体の回復を促す
- 想像力を掻き立てる
- 性的なものを感じさせる
ピンク
- 愛情を求めるようになる
- 愛らしく見える
- 幸せな気持ちになる
紫やピンクはこういった心理効果があることから、どちらも夜のお店などで使用されているわけですね。そのため、バーの照明として使用してみても良いかもしれませんが、使用するのはワンポイント程度にとどめておくのが良いでしょう。
やりすぎると、イヤらしい雰囲気になってしまいますからね。
まとめ
今回は、LEDで表現することが可能な照明の色とその色が人に与えるイメージや心理効果についてご紹介してきました。これからLEDへ切り替えを検討している方も、新しく店舗を始めようと考えている方も是非参考にしていただき、より良い内装を演出するためにお役立ていただければ幸いです!
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