光熱費を安くするための電力会社の選び方とおすすめの電力会社一覧
目次
電力自由化から2年、新電力のシェアは10%に満たないくらいになってきました。
早くも電力会社を乗り換えた方もいらしゃれば、まだ様子見をしている方もいらっしゃいます。――あるいは、「電力自由化?なにそれ?」などと全く興味がない方もいらっしゃるかもしれません。
先駆者達の口コミによると、「電気料金が安くなって嬉しい!」という喜びの声もあれば、「電気料金が高くなった!これ以上被害者を増やさないで!」という声もあります。
――そう、電気料金を乗り換えるならしっかり調査してからでないと後悔をすることになるのです。
今回は、失敗しないための電力会社の選び方とおすすめの電力会社をご紹介していきたいと思いますので、是非参考にしてみてください。
電力会社は何を基準に選べば良い?
一言で電気料金を乗り換えると言っても、その目的は様々だと思います。
「とにかく、電気代を安くしたい!環境とかどうでもいいからガンガン火力発電して安くしてるところがいいわ!」という方もいれば、「火力発電なんてとんでもない!時代は再エネ。少しくらい高くても再エネを使うべきだ!」という方もいらっしゃると思います。
本項では、できる限り電気料金を節約するための方法についてご紹介していきたいと思います。
まず、電力会社を選ぶときに気をつけておきたいのは割引のパターンです。
純粋に料金単価が安い場合
電気代は、基本的に従量電灯という料金体系になっており、東京電力の場合、以下のような電気代となります。
段階 | 料金 / 1kWh | 備考 |
---|---|---|
1段階 | 19.52円 | 月の使用量が120kWhまで |
2段階 | 26円 | 月の使用量が120kWh以上300kWhまで |
3段階 | 30.02円 | 月の使用量が300kWh以上 |
例えば、月に350kWhの電力を使用した場合には、以下のような計算式になります。
1段階の料金(19.52×120)+2段階の料金(26×180)+3段階の料金(30.02×50)
ここに基本料金や各割引が乗る形になりますが、基本的にこの式に当てはめたときに電気料金が安くなれば毎月の電気代も安くなってきます。
例えば、ハルエネでんきの場合はどうでしょうか。
ハルエネでんきの場合は、1段階、2段階の料金は東京電力と変わりませんが、3段階の料金は29.12円になっています。そのため、300kWh以上を利用する場合、0.9円安くなります。
――そのため、例えば経済産業省の調査によると規模の大きい居酒屋の場合、1ヶ月で23,150kWhの電力を使っていますから、かなり電気代は安くなります。0.9円×22,850kWhで、毎月20,565円の電気代削減になります。
このように、電力会社ごとに電気量料金単価がどれくらいになるのかをチェックするこができます。
時間帯割引が適用される場合
電力会社によっては、時間帯によって電気代が変わるプランなども存在しています。
例えば、昼間の電気料金は高いけど夜間の電気代が安くなるというプランがこれにあたります。
このような電気料金プランの場合、生活スタイルやお店の経営スタイルによって大きく変わってきます。
――例えば深夜営業をするお店の場合、昼間の電気代が高かろうが夜の電気代が安いほうが嬉しいですよね?だって、昼間はほとんど冷蔵庫くらいしか電気代を消費していないのですから。
曜日によって電気代が変動するプランの場合
また、土日の電気代は安いけど平日の電気代は高いというプランも存在します。逆もまた然りで、平日は電気代が安いけど休日は電気代が高いというプランも存在します。
こういった電気料金プランがあることも頭に入れておくと良いでしょう。
電気料金プランは選び方次第で安くなる!
――このように、様々な電気料金プランが存在しており、一概には「ここなら間違いない!」という電力会社は存在しません。
そのため、電気料金は基本的に生活スタイルや営業スタイルに合わせて契約するのが正解です。
例えば24時間電力を使用し続ける場合はハルエネでんきのように単純に電気料金が安くなるプランがおトクですが、居酒屋やバーを経営している場合はそうとも言い切れません。
一人暮らしをしていて、平日はもっぱら会社にいる時間のほうが長い企業戦士たる皆さんの場合は土日に電気代が安くなるプランのほうがおトクかもしれませんね。
つまり、「どのような電気料金プランが存在しており、自分にマッチするのはどのプランなのか」は皆さん自身で調べていただく以外に方法はありません。
おすすめの電力会社一覧
――とはいえ、多くの人におすすめできる電力会社の紹介はできますので、以下では代表的なおすすめできる電力会社をご紹介していきたいと思います。
ハルエネでんき
ハルエネでんきは毎月300kWh以上の電力を使用する場合に安くなる電力会社です。
基本料金が安くなるプランや企業向けの動力プランなど、豊富なメニューがあることもハルエネでんきの魅力です。
特に法人向けのプランが豊富なので、どちらかと言えば事業者向けの電力会社ですが、個人向けのサービスもあります。
シンエナジー
シンエナジーは夜間の電気代が安くなる「生活フィットプラン」などを含めた豊富なメニューがある電力会社です。
ハルエネでんきに比べて個人向けの電気料金プランではありますが、料金単価も安く、環境にも配慮している優良電力会社です。
HTBエナジー
HTBエナジーは、毎日2時間電気代が無料になる時間がある特殊な電力会社です。
例えば、製菓店のような場合、商品を製造する時間に一気に電力を消費したりするので、この時間の電気代が無料になればかなりの電気代の削減になります。
2時間だけという特殊なプランですが、うまく利用すれば節約することもできるかもしれません。
まとめ
電気代を削減するためには電気料金プランをうまく利用することが重要です。
皆さんの生活スタイルや営業スタイルに合わせて電力会社を選び、うまく電気代を削減してくださいね!
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