【法人向け】電気料金乗り換えマニュアル!!電力自由化を活用して経費削減をしよう!

【法人向け】電気料金乗り換えマニュアル!!電力自由化を活用して経費削減をしよう!

目次

  1. 今さら聞けない!電力自由化って何?
  2. 電気料金プラン乗り換えマニュアル
    1. 低圧なのか高圧なのか
    2. 電力会社を選ぶ
  3. まとめ

電力小売り全面自由化から2年が経過して様々な業態で電気料金プランの乗り換えをする事業者がでてきました。日頃から経費削減に余念がない事業者の皆様の中にも「電気代が少しでも安くなればいいな」と思いながらなかなか手をつけられていない方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、事業者向けに電気料金プランの乗り換えに関して気になることを解説していくとともに、具体的な乗り換えの方法をご紹介していきたいと思います。

今さら聞けない!電力自由化って何?

本記事にたどり着いた皆様の中にも、「そもそも電力自由化ってなにさ?」という疑問を持ちながらとりあえず検索をしてみたという方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、知らないことは不自然ではありません。実は電力自由化の中身まで理解している日本人は、全人口の25%しかいないということが大手広告代理店電通の調査でわかっています。

そもそもですが、電力自由化とは2016年に始まったものではなく、事業者向けの電力自由化とは、2000年ごろから進んでいました。この2000年から開始した電力自由化とは、大規模な工場やオフィスビルのような高圧電力の事業者向けのものであり、中規模事業者や消費者としての私達は知るよしもありませんでした。それが2016年の電力小売り全面自由化により、一気に認知度は高まりました。

電力小売り自由化では、飲食店などの小規模事業者や一般家庭でも「電気をどこから買うか」ということが選択できるようになったのです。それは東京電力や関西電力を始めとした一般電気事業者だけではなく、新電力会社と呼ばれる民間の発電事業者からも仕入れることができるようになりました。

しかし、電力を供給するという点において、新規参入した企業がインフラを整えるためには大規模な設備投資が必要になるため、一般電気事業者の送電網を利用することになります。図にすると、以下のような感じ!

電力自由化で事業者である皆様にとって一番のメリットは、「電気料金を安くできる」ということです。実はこれまで一般電気事業者は、市場を独占することで電力消費量が多い顧客から利益を得ていました。
どういうことかというと、電気は私達現代人にとって重大なライフラインですから、筆者のような一人暮らしの小市民にも電力を供給してくれています。しかし、ミニマリストよろしく筆者のような消費電力が少ない顧客に売電を行うと赤字が出てしまうのです。

この赤字をカバーするために、一般電気事業者は電力使用量の多い事業者や上流層の家から利益が出るような料金形態を取っていたのです。
つまり、筆者の電気料金が毎月2,000円程度で済んでいるのは、事業者の皆様ならびに上流階級の大きな家をお持ちの方々のおかげなのです。ありがとうございます。

しかし、経費削減に余念のない皆様は「お前のために高い電気料金なんて払ってられるか!」と思われるのではないでしょうか。おっしゃる通りである。
そんな方のために立ち上がったのが、新電力会社というわけなのです。

電気料金プラン乗り換えマニュアル

さて、マニュアルと言えば大層なもののように思えますが、そんな大げさなものではありません。「じゃあそんな大げさなタイトルをつけるな!」と怒られそうではありますが、ちょっとばかり盛ってタイトルをつけないと諸兄らに読んでいただけないことも存じでおるのですよ?

冗談はさておき、乗り換える方法は実に簡単で、以下の手順を踏むだけです。

  1. 指定の電気会社に申込を行う
  2. 検針票に記載されている情報を電力会社に伝える
  3. スマートメーターの工事が入る(無料、立会不要)
  4. 切り替え完了

たったこれだけである。こちらからなにかすることと言えば、申込を行うだけで、後は電力会社同士でやり取りをしてくれるのです。

しかし、ややこしいのはどの電気会社を選ぶのかということです。以下では、乗り換え前に知っておきたい注意事項についてご紹介していきたいと思います。

低圧なのか高圧なのか

まず一番はじめに気にしておきたいのは、皆さんが営む事業では、高圧電力のほうがお得なのか、低圧電力で良いのかということです。

私達の自宅に電気が送電されるまで、実は変電というプロセスがあります。というのも、発電所で発電された電気というのは、某黄色いネズミが放つ必殺技のごとく10万ボルトを超えることもあるのです。
そんな電圧のまま送電されてきては、機械はショートして私達も感電してしまいます。

この電圧を下げるために、変電施設というものをいくつか経由して私達の家庭や職場に運ばれてくるのですが、流石に変電にも費用がかかります。
そのため、高圧のまま電力を仕入れるほうが電気料金の単価は安いため、使用電力が多いのであれば高圧電力の契約をするほうが良いのです。ショッピングセンターや食品スーパー、工場などを経営されている事業者は、まず高圧電力という可能性を探ってみましょう。

関連記事:高圧電力と低圧電力はどちらがお得?電気プランを乗り換える前に注意しておきたいメリットとデメリット

電力会社を選ぶ

予め言っておくべきだったかもしれないが、毎月の電気料金が8,000円以下の場合は乗り換えに際して電気料金が高くなってしまう可能性もあります。
そう、例えば筆者のような月額2,000円分程度しか消費していない一人暮らしの家庭であれば乗り換えによって高くなる可能性が非常に高いのです。

さて、本筋に話を戻すと選ぶ電力会社についても考えて置かなければなりません。というのも、皆さんは「少しくらい高くても再生可能エネルギーを応援したい」と思いますか?
電力自由化では、どこで発電された電気を使うかということも選ぶことができます。「環境なんて知るか!とにかく安いところで契約する」という方もいれば、「原子力発電反対!」という方もいらっしゃるだろう。

何も、再生可能エネルギーを使えということを主張したいのではないですが、自由とは、責任を負うことでもあります。皆さんがどの電力を選ぶかはよく比較して検討したほうが良いでしょう。

関連記事:【事業者向け】電力自由化ランキング2018年版!人気の新電力を一挙比較

まとめ

電気料金の乗り換えは非常に簡単な手続きで完了しますが、乗り換える前によく検討することをおすすめします。
もし素人のクチコミを頼りに乗り換えを検討している場合はなおさら注意が必要です。本当に安くなるのかどうかということは、状況によるためです。

毎月1万円以上も使用しているのであれば、大方安くなることは明らかですが、「とにかく安くしたい」のか「環境にも配慮した電力を使いたい」のかという目的をハッキリとさせて比較することをおすすめします。

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