ケーキ屋経営にかかる電気代・光熱費の節約方法!

ケーキ屋経営にかかる電気代・光熱費の節約方法!

目次

  1. ケーキ屋の開業費用はどのくらい?光熱費・電気代は?
  2. ケーキ屋で行える電気代節約術とは
    1. 小物家電はこまめな電源オフを
    2. 業務用オーブンはエコ対応のものを
    3. 照明はLEDに!
  3. ケーキ屋経営成功のカギは電気代削減にあり!

ケーキ屋の開業費用はどのくらい?光熱費・電気代は?

パティシエが独立する時、選択肢の1つとなるのがケーキ屋の店舗開業です。一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか。一説によると、冷蔵庫やオーブン、対面販売用のショーケースなどの設備をすべて新品でそろえると、1000万ほどかかるといわれています。新古品や中古品からの購入、レンタルを利用するなどして、設備にお金をかけ過ぎないようにしたいところです。では、光熱費・電気代はどのくらいになるのでしょうか?

一般的な飲食店における電気料金は年間で約100万円という計算があります。ですが、これをそのまま流用することはおすすめできません。インターネットの電気料金計算などで設備ごとにだいたいの電気料金を調べておくとよいでしょう。

例えば、店舗にはケーキを並べる対面型の冷蔵ショーケースが必要ですね。ここではパナソニックのSRM-HG62KNCで電気料金を計算します。幅1790mm奥行き700mm高さ1170mm、温度は2度~25度の間で調節することができます。ケーキを並べるスペースが3段になっていて、容量は 227リットルです。

冷蔵ショーケースは店舗の営業時間とその前後30分のみの使用とし、それ以外の時間はケーキを冷蔵庫に移して保管するとします。このショーケースの消費電力は単相100V996Wなので、約10時間使用すると考えると1日で約270円の電気料金がかかります。ケーキ屋の営業日数を265日と仮定すると、ショーケースの電気代は1年で約72,000円になります。

このように電気料金は経営方針や使う設備によって変わります。そのため、安易に情報を流用せずに自分で計算することをおすすめします。

参考:
電気料金の計算方法!1回の調理を例に、電気代を計算してみよう
https://enechange.jp/articles/electricity-cost-for-cooking#i-2

ケーキ屋で行える電気代節約術とは

ケーキショップのコストを節約する方法を、それぞれの家電製品の選び方・使い方からご紹介します。

小物家電はこまめな電源オフを

卓上ミキサーや泡だて器などの小物家電は、待機電力を節約するために使用後必ず電源をコンセントから抜きます。と言っても、忙しい調理中は手間ですよね。そんな時はスイッチ1つで電源のオンオフができる、節電タップつきの延長コードの使用がおすすめです。調理中はタップでこまめに電源オフ。1日分の製菓が終了したらコンセントから外す。このように手軽に節電できます。

業務用オーブンはエコ対応のものを

節電に特化した業務用オーブンをご存知ですか?例えば株式会社七洋製作所のエコ・バッケンは消費電力を削減する4つの工夫がなされています。特許出願中のECOシステムによる集中管理、菓子を焼いていない時はスイッチ1つでエコモードにできるアイドリングカットシステム、深夜の電力を有効活用するECOタイマー、スタッフ間の節電意識が高まる消費電力の可視化、これらの工夫で従来品より電力の節約に成功しています。設備投資にお金をかけ過ぎることはおすすめできませんが、節電効果が大きいのなら新製品を導入することも考えましょう。

参考:
株式会社七洋製作所 エコ・バッケン
http://www.shichiyo.jp/product/eco.php

照明はLEDに!

これからケーキ屋を開業するなら、思い切って照明はすべてLEDにしてはいかがでしょうか。一度普通の電球を買いそろえてしまった後にLEDへ変えるのは大変です。LEDは白熱電球に比べて消費電力が1/5程度だとされています。また白熱電球の寿命が1000~2000時間であるのに対し、LEDは約4万時間です。LEDは電気料金を抑え、電球を交換する手間も少なくしてくれます。購入時のコストは高めですが、店舗の照明に向いているといえます。注意点としては、LEDは熱に弱い性質があるので、オーブンなどの高熱になる設備の近くは白熱電球にした方が安全です。

ケーキ屋経営成功のカギは電気代削減にあり!

ケーキ屋の経営を成功させるためには、固定費と変動費について詳しく知っておきましょう。変動費とは売り上げに比例して増減する費用です。ケーキ屋ではケーキが売れれば売れるほど材料が必要になります。この材料、小麦粉や卵や生クリームなどは変動費にあたります。

一方固定費は売り上げの増減に関係なくかかる費用を指します。ケーキが売れた時も、売れない時も、同じようにかかる費用のことです。人件費・家賃・レンタル代・光熱費があてはまります。ケーキ店を開業するにあたって、商品の売れ行きに関わらず水道費や電気代がかかることは、念頭に置いておきましょう。例えケーキが1個も売れない日でも、水道・電気料金を払わなければいけません。経営を成功させるためには固定費をできるだけ節約できるようにしましょう。

固定費を節約する時に見直したいのが電気料金のプランと電力会社です。電力の自由化により電力会社を選べるようになりました。いつでも乗り換え可能なのですが、電気会社を切り替える際には一時的に停電することもあるそうです。いったん店舗をオープンしてしまうと、冷蔵庫の中の食材をダメにしないためにも停電は避けたいですよね。開店前に見直してみてはいかがでしょうか。

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