ケーキショップの店舗に必要なコストは?電気代削減のためにできる方法は?
目次
ケーキショップ店舗運営に必要なコストは?
ケーキショップを店舗運営する時に必要なコストはどのくらいだと思いますか?
コストと言うとなんだか焦点がぼやけてしまうので、ここでは電気料金に焦点を当てて考えていきます。
ケーキショップに電力は不可欠です。スポンジやタルト生地を焼くオーブン、生クリームの泡だて器、冷蔵機能つきのガラスショーケース、材料やケーキを保管する業務用冷蔵庫、店舗部分や調理場の照明、空調用のエアコンなど、ざっと考えただけでもこれだけの電力が必要になります。
この中でも業務用の冷蔵庫はサイズが大きいだけでなく、24時間休まず稼働させる必要があります。どのくらいの電力がかかるのでしょうか?
業務用冷蔵庫にもいろいろありますが、パナソニックの縦型冷凍冷蔵庫SRR-K961CSを例に電気料金を計算してみようと思います。全体の大きさは幅900㎜、奥行き650mm、高さ1950mm、容量は冷凍が137リットル、冷蔵が439リットルです。
消費電力は冷却時に328W、霜取り時に442Wです。1kWh分の電気料金を27円と仮定し、23時間を冷却モード、1時間を霜取りモードにすると、1日分は203.69円+11.93円で214.93円になります。1年間では78,449.45円、冷蔵庫だけで約80万円です。
ケーキショップのコスト・電気代を削減するポイント
ケーキショップのコスト・電気代を節約するにはどうすればいいでしょうか?さきほど業務用の冷蔵庫の電気代を1年で約80万円と計算しました。これはとても大きな額です。なんとか削減する方法はないのか調べてみました。
設置のコツ
冷蔵庫は設置する場所への気遣いで消費電力を減らすことができます。1つ目は涼しい所に置くことです。直射日光があたる窓際や電子レンジなどの電化製品の近くでは消費電力が上がってしまいます。ケーキショップで熱が発生するものと言えば業務用オーブンですね。オーブンからはできるだけ離して、店舗内の涼しい場所に冷蔵庫を設置しましょう。
2つ目は壁との間に適度な隙間を作ることです。省エネルギーセンターによると、冷蔵庫の上部と両脇が壁の場合と、片側のみが壁の場合では、年間で約990円も電気代が違うとされています。適切な隙間とは、一般的に壁から2cm以上離れていて、上部と背面は10cmの余裕があることとされています。冷蔵庫の上に物を置くと節電としてはNGなので気をつけましょう。
温度設定を低めに…できる?
設定温度を低めにすると節電になりますが、ケーキショップでは難しいかもしれません。ケーキを保存する時は4度くらいがよいとされているからです。
余裕のある収納を!
冷蔵庫に物を詰めこむと、冷えにくくなって消費電力が上がり、目当ての物を探す時間が増えることで庫内の温度が上昇してしまいます。常温で保存できるものは入れない、などの工夫でできるだけ物を少なくしましょう。また冷気の吹き出し口を遮るように物を置くことはNGです。
扉の開け閉めを少なくする!
扉の開閉時間を少なくすると庫内の温度が上がりにくくなり節電に繋がります。
コスト削減するなら電気代の見直しがおすすめ!
ケーキショップを店舗運営する際のコストをさらに削減するなら、電気料金の見直しもオススメです。電力自由化によって電力会社が選択できるようになり、法人向けのお得なプランも登場している今がチャンスかもしれません。
ケーキショップの場合、電力のピークは店舗が開店中で、なおかつ調理場では製菓を行っている昼間が多いのではないでしょうか。逆に閉店している夜間は照明や空調が不要で、オーブンなども使用しないため、消費電力が下がると考えられます。このような消費電力の波に合った料金プランに変更することで、電気代を節約できるかもしれません。
実際に電気料金が安くなるかどうかWEBで調べることも可能です。必要な物は、2016年1月以降に届いた検針票だけです。検針票を見ながら項目を埋めていくだけで、電気代のシミュレーションができます。
「契約容量(例:40A)」「利用中の電力会社名(例:東京電力)」「使用した月(例:4月)」「契約種別(例:従量電灯 B)」「使用量(例:600kWh)」を入力すると、おすすめのプランといくら安くなるのかが表示されます。
ネット上のシミュレーションはいつでも気が向いた時に利用できて、無料なのがいいところです。試してみてはいかがですか。
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