店舗を借りてパン屋を開くなら電気代を節約して光熱費を削減!
目次
【作業効率を考えて機材と道具が必要】
「自分のパン店を開業したい。」と考えている人にとっては、まず、どのような形態で店舗を経営していくのかを考えなければいけませんよね。
新しいパン屋を作ることになったら、以下の3点を重視して計画を建てましょう。
どこにお店を開くのか
店舗を借りてお店を開く場合、立地条件は非常に重要なポイントのひとつです。人通りがほとんどない場所にお店を出しても、あまりお客さんが来ることは期待できませんよね。
どのようなお客さんをターゲットにするのかも、お店の場所を選ぶ際に参考になります。例えば、主婦の方をメインターゲットに考えている場合は、都会のオフィス街にお店を開いてもなかなかメインターゲットの客さんは来てくれません。
また、競合店の存在も忘れずにチェックしておきましょう。小さな店舗でパン屋さんを経営する場合、そのお店だけの特色が無いとなかなか集客にはつながりませんよね。
パンの種類が豊富な大型スーパーが近くにあれば、パンを買うお客さんはそちらに流れてしまう可能性もありますが、逆にそのスーパーを訪れるついでにパン屋さんに寄ってくれることも考えられます。
人通りが少なすぎるような場所よりは、できるだけ多くの人の目に留まる場所にお店を構えた方が効率よく人をお店に呼べます。
お店のコンセプトを明確にする
ひとことでパン屋と言っても、お店の特徴は店舗によって全く違います。食パンだけにこだわったお店にするのか、パンの種類を充実させるのか、変わり種の個性的なパンを打ち出すのかなどそのお店が目指す方向はいろいろです。
特に、消費者がたくさんの物の中から選択できる現代においては、コンセプトがしっかりとしたお店の方が人気が出やすいという傾向にあります。
このコンセプトが曖昧なままだと、お店の内装・外装デザインも中途半端になる可能性が高いので、注意してください。
機材と道具の検討
お店を経営するときにとても現実的な問題として、費用についても検討する必要があります。どのような機材を使い、どういった道具を揃えるかで毎月の光熱費の金額も変動します。
機材と道具を揃える時に一番考えるべきなのは、「どれを選んだら最も作業効率が良いか」ということです。また、その機材や道具を使うとどの程度の電気代が必要なのかも合わせて比較しましょう。
長期間安定した経営を続けていくためには、必要な道具を揃えることも大切ですが、無駄な費用を削減し、節約できる部分は節約することも重要です。
【店舗で動力電気を引く必要性】
電気には「普通」の電気と「動力」と言われる電気があります。一般家庭で使われている電気はいわゆる「普通」の電気であり、店舗や法人で使われることがあるのが「動力」電気です。
普通の電気の電圧は100ボルトであるのに対し、動力電気の電圧は200ボルトです。飲食業で使う冷蔵庫やエアコンは家庭で使われるものよりも大きな電圧が必要な場合もあります。
電力消費量が多く、高い電圧が必要な機材を多く使う店舗では動力電気を引いた方が電気代の節約になります。「じゃあみんな動力電気にすればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、動力電気は普通の電気に比べると基本料金が割高です。動力電気の電圧がどうしても必要な機械を使っている企業や店舗では、動力電気を使うしか方法がありませんが、必ずしも動力電気が良いのかというとそうではありません。
動力電気は、基本料金が高めなものの電力自体の料金は安いです。
お店では、冷蔵庫や空調を点けっぱなしにしていることが多く、電力をたくさん消費するので総合的にみると動力電気を導入した方が電気料金を削減できるケースもあります。
ただし店舗の規模によっては、動力電気を引かない方が電気代が安くなることもあるので、開業前に細かく計算する必要があります。
動力電気の検討と共に、高電圧に耐えられる電子ブレーカーの導入も検討してみることをおすすめします。
【パン店の電気代を節約する電力会社との契約】
パン屋さんでの電気代を節約するためには、電力会社との契約を見直すという方法もあります。電気料金は毎月必要な経費なので、この部分を節約できると安定して光熱費を削減できますよね。
2016年3月までは地域で指定された会社としか契約することができませんでした。
しかし、同年4月から「電力自由化」が実施され、今まで使われていた電力会社に加えて新電力と呼ばれる新たに電気事業に参入した会社と契約を結ぶことができるようになりました。
自由化によってガス会社や携帯会社、旅行会社なども電気事業に加わり、競争が激しくなっています。
魅力的な料金プランを提供している会社と契約したいと思うのは当然ですが、そこで心配になるのが「新しい会社は本当に信用できるの?」という点です。
いままでの会社と電気の質が変わったり、停電しやすくなるといったトラブルが起きないか心配している人も多いようですが、どの会社と契約しても、今までと同じネットワークを使用して電気が流れてきます。
そのため会社が変わったからと言って、電気の質に変わりはありません。また、今までの電力会社から他の電力会社に変わるにあたって届け出に手間がかかることを心配している人も多いです。
しかし、基本的に新しい会社が手続きを行ってくれるので、面倒な書類の準備などは必要ありません。切り替えのための工事費用も、ほとんどの場合無料で行われます。
意外と簡単に変更ができそうですよね。
自分が経営するお店の電気の使い方に合わせて、適切な会社を選び、コスト削減につなげましょう。
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