業務用オーブンは、1時間でどのくらいの光熱費になる?各種調査してみた
目次
業務用オーブンにはいろいろな種類があります。それぞれ電気代はどれくらいになるのでしょう。ガスは東京ガス(都市ガス)で、電力は、
- 三相:17円
- 単相:27円
というかたちにて試算してみました。すると、オーブンごとに1時間の光熱費が変わったのです。一体どれくらいになったのでしょう?
ガスを用いるオーブン
RCK-10ASは、リンナイがリリースしている「ガス高速オーブン」。
オーブン皿は、3枚同時に使えます。また、時間や温度設定をメモリーに記憶できるのです。よく行う調理の設定を登録しておけば、時間短縮になるでしょう。
このRCK-10ASの料金を見ていきます。
都市ガスを用いる場合、大体0.5m3くらい。そこに、基準単位料金である142.66円をかけると、0.5×142.66で71.33。大体1時間70円くらいとなります。
電気を用いるコンベクションオーブン
MCOE-064Bは、マルゼンがリリースしている「コンベクションオーブン電気式」。
特徴は、熱流が滑らかになるよう工夫された点です。これにより、どこの部位もしっかり同じように火が通ります。
このMCOE-064Bの料金を見ていきます。
電気代の計算式は、「消費電力×使った時間×1kWh当たりの電気代」です。消費電力は3.5kWで使った時間は1時間。1kWh当たりの電気代は、三相200ボルトの製品ですので、17円にします。
すると、3.5×1×17という計算式になり、59.5円、大体1時間で59円くらいとなるのです。
ピザオーブン
TPO-3E1-3は、タニコーがリリースしている「ピザオーブン」。
7インチくらいのピザを、最大で8枚焼いてくれます。注文や出前が多かったり、貸切パーティだったりするときも安心して調理ができるでしょう。
このTPO-3E1-3の料金を見ていきます。
電気代の計算式は、「消費電力×使った時間×1kWh当たりの電気代」。消費電力は12.35kWで、使った時間は1時間。1kWh当たりの電気代は、三相200ボルトの製品を使ったと仮定して、17円にします。
すると、12.35×1×17という計算式になり、209.95円、大体1時間で210円くらいとなるのです。
電気を用いるスチームコンベクションオーブン
TSCO-2EBは、電気を用いる「小型卓上スチームコンベクションオーブン」。
スチームと暖気を用いて、
- 焼く
- 蒸す
- 煮る
などさまざまな調理を行います。また小型ゆえ、置き場所に悩みにくいというメリットも。スペースの少ない店舗に向いた製品です。
このTPO-3E1-3の料金を見ていきます。
電気代の計算式は、「消費電力÷1000×使った時間×1kWh当たりの電気代」。消費電力は1.9kWで、使った時間は1時間。1kWh当たりの電気代は、単相の製品ですので、27円にします。
すると、1.9×1×27という計算式になり、51.3円、大体1時間で50円くらいとなるのです。
ガスを用いるコンベクションスチームオーブン
OZCSO-34 LPは、オザキがリリースしている「ガスコンベクションスチームオーブン」。
扉は二重になっているため、熱気を逃しません。また、表示はデジタルなので確認がしやすいです。
このOZCSO-34 LPの料金を見ていきます。
東京ガスを使った場合、ガスの種類は13Aとなりますので、OZCSO-34 LPのガス消費量11.8kWを東京ガスの熱量12.5kWでわると0.944m3。
そこに、0.944m3が該当する基準単位料金142.66円をかけると、0.944×142.66で134.6、大体1時間134円くらいとなるのです。
オーブンと一口にいっても光熱費はバラバラ
オーブンと一口にいっても、電気やガスと使う動力は異なるため、1時間にかかる光熱費は、オーブンごとに変わるのです。また電気の場合、契約するプランによっても電気代は変動するでしょう。
そこでまず、
- どういった調理を行うのか
- 提供する料理は何か
と目的を定めます。その後、目的に合ったオーブンの動力を調べ、あらかじめ光熱費を概算しておくとよいですね。その際、季節や繁忙期といった時期によって「オーブンを稼動する時間が変わる」ことも頭に入れておきましょう。
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