四国で電気料金が一番安い電力会社はどこだ!?料金を一挙比較
目次
四国エリアでは、通常特に電気料金を契約変更していなければ四国電力を利用することになると思います。――ただ、2016年に開始した電力自由化以降は、私達は様々な電力会社と契約できるようになりました。
全国で電力会社が選べるのと同様に四国エリアでもライフスタイルや消費電力量に応じて電気料金を選ぶことができるようになったのです。
では、そんな四国エリアで一番電気料金が安いのはどの電力会社なのでしょうか?
今回は、四国エリアの電力会社の料金を一挙比較して最安値の電力会社がどこなのかを比較検証していきたいと思います。
電気料金の仕組み
電気料金を比較する前に電気料金の仕組みについて改めておさらいしていきましょう。
皆さんは契約当初から何も変更していなければ、基本的に「従量電灯」というプランで契約しているはずです。四国電力エリアの場合は一般家庭の場合は「従量電灯A」商店や飲食店等を営んでいる場合は「従量電灯B」というプランが当てはまります。
この従量電灯とは、電力を使えば使うほど料金が加算されていくという仕組みになっており、さらにここに三段階料金と呼ばれる消費量に応じた単価の変動があります。
三段階料金とは、消費電力が少ない場合には料金が安く、消費電力が大きい場合には料金が高くなるという仕組みをもった料金システムです。
四国電力エリアの場合、三段階料金での料金単価は以下のようになっています。
消費電力 / 1ヶ月 | 料金単価 / 1kWh |
---|---|
120kWhまで | 16.66円 |
120kWh以上300kWh以下 | 22.09円 |
300kWhを超える | 24.96円 |
※従量電灯Bの場合
この場合、基本料金を考慮せずに電気料金を計算すると、例えば一ヶ月の消費電力が100kWhの場合は単純に一段階目の料金である16.66円に100kWhを乗算するだけです。――つまり1,660円になります。
ここからがややこしいのですが、例えば消費電力が310kWhであった場合。この場合、計算方法は複雑になります。
――というのも、消費電力が三段階目の料金だからといって、310kWh×24.96円とはならないためです。
まず120kWhまでは共通ですから、一段階目の料金は120kWh×16.66円、ここに二段階目、三段階目の料金を足していくことになります。
――つまり、計算式は以下の通りになります。
120kWh×16.66円+(300kWh-120kWh)×22.09円+(310kWh-300kWh)×24.96円=6,225円
この三段階料金は、四国電力だけでなく様々な電力会社で採用されている料金プランです。 そのため、以下ではまずこの三段階料金の単価を比較していきたいと思います。
四国エリアで利用できる電力会社の料金を比較
それでは四国エリアで利用できる電力会社の料金を比較していきたいのですが、2018年時点で電力会社は実に500社以上もあると言われています。これら全てを比較しても、読者諸君を退屈させるだけなので、ここでは一部人気の電力会社をピックアップしてご紹介させていただきたい。
電力会社 | ~120kWh | 120kWh~300kWh | 300kWh~ |
---|---|---|---|
四国電力 | 16.66円 | 22.09円 | 24.96円 |
ハルエネでんき | 16.66円 | 22.09円 | 24.21円 |
Looopでんき | 25.00円 | 25.00円 | 25.00円 |
シンエナジー | 15.98円 | 19.98円 | 21.98円 |
HTBエナジー | 19.00円 | 25.17円 | 28.45円 |
ソフトバンクでんき | 19.79円 | 26.23円 | 29.65円 |
はなカメくん電気 | 22.52円 | 22.52円 | 22.52円 |
@niftyでんき | 16.66円 | 21.30円 | 22.40円 |
ミツウロコでんき | 16.66円 | 21.43円 | 22.72円 |
auでんき | 18.51円 | 24.53円 | 27.73円 |
比較してみると、シンエナジーという電力会社が安いですね。四国電力エリア内では圧倒的に安いです。 ただ、ここまで読んでいただいた皆様もどれくらい安くなるのかということがまだイメージを掴めていないと思います。 ということで、続いては毎月どれくらい料金が安くなるのかということを比較していきたいと思います。
電力会社を乗り換えるとどれくらい安くなるのか比較してみた
比較すると言ってもある程度指標がなければ比較できませんので、ここでは3パターンに分けて試算していきたいと思います。
- 消費電力250kWh(二人暮らし想定)
- 消費電力500kWh(小規模な商店想定)
- 消費電力2,000kWh(中規模の飲食店想定)
この中から皆さんの消費電力と近いパターンを見て、ある程度試算してみてください。 ――ちなみにですが、皆さんの毎月の消費電力量に関しては毎月皆さんのご自宅に届く検針票を見ればわかります。以下の画像の「4番」にあたる部分を見れば消費電力量がわかります。
それでは先程と同じく一覧で比較していきます。
電力会社 | 250kWh | 500kWh | 2,000kWh |
---|---|---|---|
四国電力 | ¥4,871 | ¥10,967 | ¥48,407 |
ハルエネでんき | ¥4,871(±0) | ¥10,817(-220) | ¥47,132(-1,720) |
Looopでんき | ¥6,250(+1,379) | ¥12,500(+1,533) | ¥50,000(+1,593) |
シンエナジー | ¥4,515(-356) | ¥9,910(-1,057) | ¥42,880(-5,527) |
HTBエナジー | ¥5,552(+681) | ¥12,501(+1,533) | ¥55,176(+6,768) |
ソフトバンクでんき | ¥5,785(+914) | ¥13,026(+2,059) | ¥57,501(+9,094) |
はなカメくん電気 | ¥5,630(+759) | ¥11,260(+293) | ¥45,040(-3,367) |
@niftyでんき | ¥4,768(-103) | ¥10,313(-654) | ¥43,913(-4,494) |
ミツウロコでんき | ¥4,785(-86) | ¥10,401(-567) | ¥44,481(-3,927) |
auでんき | ¥5,410(+539) | ¥12,183(+1,215) | ¥53,778(+5,370) |
- ※従量電灯Bに相当する料金で比較。ない場合は従量電灯A相当で比較。
- ※()内は四国電力との差額
- ※赤字は高くなる場合、青字は安くなる場合
比較してみるとやはりシンエナジーが電気量料金ではトップクラスに安いですね。
しかし、今回の比較はあくまで電気量料金の比較であることをご理解いただきたい。
電力会社の中にはソフトバンクでんきやauでんきのように、電気料金とインターネット回線や携帯電話をセットで契約することでお得な割引を受けることができるプランもあります。
また、Looopでんきのように明朗会計システムを採用しており、基本料金が無料の電力会社の存在します。
こういった各電力会社の特徴について理解した上で電力会社を選ぶことで、本当に皆さんにピッタリの電力会社を選ぶことができるのです。
最安値はシンエナジーだけど…
電気料金を比較した結果、四国電力圏内の電力会社ではシンエナジーが最安値ということになりました。――ただ、繰り返しになりますが、上記で比較したものの中にも各々ライフプランやビジネスプランにマッチした独自の特典というものがあります。
例えば携帯電話や光回線とのセット割引もそうですし、HTBエナジーのように一日2時間だけ無料で電力を使うことができるプランも存在します。ハルエネでんきのように店舗営業に特化したオプションサービスがついてくる電力会社もあります。
今回比較した電気量料金に関してはあくまで参考程度にとらえていただき、実際に契約する前には特典についても考慮した上で契約してみましょう。
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