再生可能エネルギーによって発電されたFIT電気を使うためには?
目次
電力が自由化されて、私達は「どのような発電方法がされているのか」ということを重視して電力を選ぶことができるようになりました。
日本では、「自らの財産を割いて環境や社会に貢献する」という殊勝な心を持った方も少ないですが、この記事を呼んでいただいているということは、皆さんも公明正大な心をお持ちということではないでしょうか。
今回は、FITでんきとはどのようなものか、利用するためにはどうすれば良いのかということについて解説していきたいと思います。
FIT電気とは
FIT電気とは、再生可能エネルギーを原料にして発電された電力のことです。
主要な再生可能エネルギーには、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどが挙げられますが、これらをエネルギー源として発電された電気のことを総称してFIT電気と呼びます。
FIT電気を使用する意義について
FIT電気は、経済産業省の資源エネルギー庁も積極的に推し進めているエネルギーで、CO2排出量の少なさから温暖化防止への貢献が期待されていること、あるいは人口過多によるエネルギー不足時代への希望として捉えられています。
少なくとも、私達が生きている時代にエネルギーが底をつくことはないと考えられますが、さらに先の代、その先の代にまで資源を残しておくことは非常に意義のあるものだと思います。
今はまだ、少ない再生可能エネルギーですが、FIT電気を積極的に利用することは蹇蹇匪躬な再エネ発電会社を応援することにも繋がります。
群軽折軸、塵も積もれば山となると言いますし、このような企業を応援して、再エネを進化させていくことは希望ある未来へ繋がります。
企業として取り組む価値もある
世界のリーディングカンパニーであるAppleは、自社で消費する電力を全て太陽光などの再生可能エネルギーで賄っています。
また、サプライヤー、つまりアップルの下請け会社に対しても再生可能エネルギーを利用することを求めており、これは実現しています。
このように、アメリカを始めとした諸外国では企業の社会的責任について非常に敏感であり、これらの活動はCSR活動とも呼ばれていますが、企業ブランドを構築していく上で非常に重要なことだと考えられています。
実際にAppleのように滅私奉公、社会貢献を行っているような企業は業績も良いですね。
日本の企業は、形式上のCSR活動ばかりでありますが、どんな小さな事業者でも企業としてCSR活動に取り組むことは重要です。
現在の時代は「コト消費」だと言われています。同じ価値のチョコレートでも「1つ売れると5円ガーナに募金されます」というチョコレートが売れる時代なのです。
――長くなってしまうのでこれ以上CSRについて言及はしませんが、再エネを利用する価値は、事業継続、売上向上の上でも重要な役割を担う可能性もあるということを皆さんにお伝えしたい。
再生可能エネルギーの現状
再生可能エネルギーは、国内でも年々増加しており、現在国内で発電されている電力のおよそ15%は再エネによるものです。
徐々にではありますが、FIT電気は多くなってきていますね。ただ、コスト面ではどうしても火力発電や原子力発電よりも高くなってしまいます。
そのため、100%FIT電気を利用すると、結構高額で家計を圧迫することに繋がってしまいます。
現在はミックス電気が主流になっており、一部を火力発電などの低コストの発電でまかない、国民に負担がかかりすぎないように調整している電力会社が多いです。
FIT電気を利用するためにはどうしたらいい?
再生可能エネルギーで発電されたFIT電気を利用するためには、電力会社を乗り換える必要があります。
以下では再生可能エネルギーに積極的な電力会社をいくつかご紹介していきたいと思います。
グリーナでんき
グリーナでんきは、100%自然エネルギープランを実現した電力会社です。様々な発電方法を駆使して法人向け、個人向けに電力を供給している碧血丹心な電力会社です。
シン・エナジー
シンエナジーは、旧名「洸陽電機」という神戸の会社です。
グリーナでんきのように100%FIT電気というわけではありませんが、再エネによる発電に非常に積極的で、電気料金も安く一諾千金の信義が厚い会社です。
ハルエネでんき
ハルエネでんきは、上記の電力会社とは異なった形でエコに取り組む開心見誠な電力会社です。
地域密着、電力の地産地消、地方創生といった、消費者自身の環境に対する取り組みを促進するような活動を続けています。
また、同社が運営するメディアでは地球温暖化の今やエネルギーに対する情報の発信を積極的に行っています。
電力会社を乗り換えて満足してしまい、エコ活動を蔑ろにするよりも、一人ひとりの意識こそ環境保全のためには重要であることを教えてくれています。
まとめ
FIT電気を使用して、FIT電気を応援することは殊勝な取り組みでありますが、重要なのは小さな行動でもエコ活動を続けることです。
アメリカの風刺アニメでは、ハイブリッドカーに乗って環境に気を遣っている自らに酔いしれている人達を、「尻から出るSmug(自己満足とスモッグをかけている)に酔いしれる人」と揶揄していましたが、これと同じように電力に置いても「独りよがりになることなかれ」です。
まずは小さな環境への取り組みとして、FIT電気から初めてみませんか?
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