1カ月にかかるドリンクディスペンサーの電気代は?メリットも知りたい
目次
休憩室やファミレスなどにあるドリンクディスペンサー。名前に聞き覚えはなくても、カップやコップを置いてスイッチを押すと飲み物が出てくる装置、と聞けば何のことか分かるでしょう。
このドリンクディスペンサーは、1カ月でどれくらい電気代がかかるのか、試算してみました。
ドリンクディスペンサーとは?
引用:HOSIZAKI
休憩室やファミレスなど、さまざまな場所で見かけるドリンクディスペンサー。一体どんな種類があるのでしょう?
よくあるのは、ドリンク、紅茶やコーヒー、お茶、スープ、おみそ汁などを注出するもの。中には単体のメニューだけでなく、複数のメニューを注出するものもあるため、用途によって使い分けできます。その他、「水と氷」「水とお湯」といったものもあるのです。
電気代を試算してみる
1カ月にかかる電気代を、ホシザキがリリースする2台のドリンクディスペンサーから試算してみました。
- DL-2HTF
- DL-1HTF
DL-2HTF
DL-2HTFは、卓上タイプのみそ汁用ドリンクディスペンサー。1杯につき10秒かかるとして、およそ125杯注出できます。1杯30秒であれば、連続注出も可能です。
このDL-2HTFの消費電力は1.94kW。電源は単相ですので、電気料金単価は東京電力エリアの従量電灯Bプランの2段階目の料金「27円/1kWh」とします。
そこから導き出される1時間の電気代は、52.38円。1日のうち8時間稼動したとすると、1日の電気代は419.04円となります。仮に30日使ったとすれば、12,571.2円です。
DL-1HTF
DL-1HTFも、卓上タイプのみそ汁用ドリンクディスペンサー。1杯につき10秒かかるとして、およそ80杯注出できます。1杯30秒であれば、およそ156杯の注出が可能です。
このDL-1HTFの消費電力は、1.010kW。電源は単相ですので、電気料金単価は同じく27円/1kWhとします。
すると導き出される1時間の電気代は、27.27円。1日のうち8時間稼動したとすると、1日の電気代は218.16円となります。仮に30日使ったとすれば、6,544.8円です。
ドリンクディスペンサーのメリット
ドリンクディスペンサーのメリットは、配膳にかける人が少なくて済む点。
飲食店の場合、配膳する人が必要ですよね。しかしドリンクディスペンサーを設置すれば、配膳するのは料理だけ。手間も減りますし、その時間で空いたテーブルの片付けやお客さんの誘導などができるでしょう。
また、小さなお店の場合、入り口や外にメニューボードを飾っていることも。配膳するものが減ることで時間が増えるため、メニューボードの書き換えや装飾ができます。そのほか、お店のホームページやInstagramを更新したり、掲載用のメニューを開発したり、さまざまなことができるでしょう。
薬局や携帯ショップなど、どうしても待ち時間が生じる店舗への設置もおすすめです。どちらも、短時間ながら待つことがあり、しかも手持ち無沙汰になりやすいところ。こういう店舗で飲み物を用意すれば、お客さんの気持ちも落ち着きやすくなります。
お客さんの目線から考えると、ドリンクディスペンサーを通じてセルフで飲み物を用意できるため、待ち時間なく休憩できることになるのです。ファミレスのドリンクバーをイメージすると分かりやすいでしょうか。
- 自分で好きなものを選べる
- 運ばれるのを待たず好きなタイミングで飲める
のは、とても便利なこと。また、おみそ汁や紅茶、コーヒーなども温まった状態で注出されるため、「冷めた飲み物が運ばれてきた」ということも減ります。顧客満足度の向上につながるともいえるのですね。
ドリンクディスペンサーはお店もお客さんも両方嬉しい設備
1カ月にかかるドリンクディスペンサーの電気代は、数千円から1万円程度。こう聞くと「少し高い」と思うかもしれません。
しかし、設置することでお店にとってもお客さんにとってもメリットは多いです。会社の休憩室に設置すれば、ワールドカフェと呼ばれる「まるでティータイムのようなくつろげる会議」の実施にもつながることでしょう。
ドリンクディスペンサーには、メリットが豊富です。活用して、顧客満足度の向上や業務効率化を実現してみてはいかがでしょうか?
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