ファーストフード店の為の節電チェックシート
目次
【ファーストフード店の照明および厨房での節電チェックシート】
ファーストフード店はお客様あっての店舗です。メインは飲食であることは間違いないのですが、料理の味と快適な空間であることが重要なポイントになるでしょう。
電気代の削除対策はあくまでお客様を不快な思いをさせないことを第一に考えなくてはなりません。
暑い日にエアコンをつけずに営業したり、お客様がいるのに照明を消したり間引きしたりして暗いまま営業しては不快感を与えてしまうため適切な節約方法とは言えません。
また、お客様が少ない時間でも1人が来れば調理しなくてはいけないため、ガスを使うことも考える必要があります。
食品を保管する冷蔵冷凍設備もお客様の有無に関わらず24時間フル稼働しなくてはいけないので、なかなか電気代を節約する方法が限られてしまいます。
ファーストフード店は24時間営業のところが多く、常にお客様がいる状態のため基本的にエアコンや照明をオフにする時間帯がありません。また、照明等の使用頻度も多くなるため、消耗も激しくなってしまうでしょう。
また、チェーン店が多いため本社からの指示によって室温や明るさの決まりがあり、なかなか思うようには節電できないケースが多いです。
しかしそんな中でも、節電してく方法はないのでしょうか?
【店舗のメンテナンスや日々の節電チェックシート】
エアコンの設定温度を1度上げるだけで約10%の節電になります。お客様がいる際にはなかなか設定温度を上げることができないとい店舗もありますが、そんな場合は、お客様が少ない時やいないエリアの設定温度をこまめに見直しするといいでしょう。また、お客様がいるフロアはエアコンを切ることはできませんが、バックヤードや事務所などのお客様が入らない場所は電源を切っておきましょう。では、店舗のメンテナンス・節電チェックシートを紹介します。
照明のメンテナンス・節電チェック
- LED電球に変更する
- ランプ等の定期的な清掃、交換
- 採光を利用した消灯
(日中など採光のある時間帯はなるべく利用できるようにし、消灯を心がけてください。) - 外灯等の点灯時間の季節別管理
(無駄な点灯を防止するため、屋外照明(屋外灯、駐車場灯、看板灯)は、季節に応じた点灯時間の管理を行います。)
厨房のメンテナンス・節電チェック
- 使用していない機器のプラグチェック
(長時間使用していない場合は抜いておきましょう。) - 調整機器の設定温度の見直し
- 冷蔵庫の開閉時間の節減
(冷凍庫のドアは開け閉めの回数に気を付け、開けておく時間を減らし、冷気ビニールカーテンを付けるなどメンテナンスを行いましょう。)
コンセント動力のメンテナンス・節電チェック
- 温水洗浄便座の温度設定
(設定温度を下げておき、使用しない際はフタを閉める。)
空調のメンテナンス・節電チェック
- 予熱時の外気導入停止
- 使用していない電力のチェック
(事務室や休憩室の空調は、使用していない時間帯はOFFにしておきましょう。) - ナイトパージの実施
(夜間や早朝の低温の外気を利用して室内を冷却させます。) - エアコンの定期点検
(フィルターの掃除など1週間に1度は行いましょう。) - 断熱フィルムやカーテンの利用
(冬は外気で店内が冷やされるので、夕方以降カーテンを利用することで、エアコンの電気代節約に繋がります。)
いかがでしたか?店内ではこれだけチェックして節電できる部分があるので、ぜひスタッフに周知させて実施していきましょう。
【従業員の電気代節電への啓発チェックシート】
電気代の削減をするには、はやり従業員の意識改革が重要となります。ここでは、啓発チェックシートを紹介していくので、ぜひ活用をしていってください。
- 具体的な節電目標を立てて、結果を発表する
(具体的な意識を持たせるために、数字の掲示は必要です。また、結果を伝えることも忘れてはいけません。) - 節電対策の責任者を決定する
(責任者を選出することで、従業員の意識が高まります。また、個別のミーティングがしやすくなるメリットがあります。) - 従業員からの情報提供をしてもらう
(自発的に意見を出させることで、節電意識が高まります。)
これだけでも、実施するスタッフの意識が変わり、確実に節電効果が期待できるようになります。また、電気代節約のために、電気料金プランの変更を検討するのもおすすめです。
2016年より開始された電力自由化によって、個人や企業が自由に電力会社を選べるようになりました。
これをうまく活用して、夜間も営業している飲食店向けのプランもあるので、電気料金を見直してプラン変更をすることによって、電気料金の大幅削減に成功したケースもあり、24時時間営業の多いファーストフード店で利用しない手はありません。
ただし、電力会社を変更しただけですぐに電気代が下がるというわけではありません。その店舗の電力の使い方や使用する時間帯などの特徴を理解し、最適なプランを提供している電力会社を選ぶことが大切です。
従業員と一緒に無駄の削減をしていくためにも、経営者の方も一緒に意識を高めていきましょう。
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