ファクタリングとは?仕組みをわかりやすく解説

ファクタリングとは?仕組みをわかりやすく解説

目次

  1. ファクタリングとはどのようなもの?
  2. ファクタリングは主に2種類の方法がある
    1. 買い取り型ファクタリングとは
    2. 保証型ファクタリングとは
  3. ファクタリングには手数料がかかるの?
  4. ファクタリングを利用する前に他金融サービスも検討しよう

最近になってファクタリングという金融サービスを利用して資金調達をする企業が増えてきています。このファクタリングとは一体どのようなものなのでしょうか? 今回は、ファクタリングとはどのようなものなのかということをはじめての人向けにわかりやすく解説していきたいと思います。

ファクタリングとはどのようなもの?

ファクタリングとは。他者(他社)が持つ売掛債権を買い取って、その債権の回収を行う金融サービスのことです。日本における取引では、先に商品やサービスの提供を行い、後からお客様に支払ってもらう「信用取引」が一般的です。

少し堅い表現になりあますが、この信用取引においてサービス提供者側はサービスの提供料として、代金を受取る権利を有しています。この代金を受領する権利のことを「売掛金」と呼びますが、ファクタリングではその権利を第三者(ファクタリング会社)に売ることで、現金を得ることができます。

普段何気なく私達は信用取引を行っていますが、この取引にはサービス提供者側にリスクがありますよね? ——そうです、サービスを提供したとしても、料金を支払ってもらえない可能性があるのです。また、信用取引においては支払い期日というものがありますが、法律で定められている期日は「受領から60日以内」ですから、個人事業主や中小企業は、資金のやりくりに苦しむこともあります。

このように、「支払ってもらえないかもしれないリスクの回避」や「経営資金のやりくり」のためにファクタリングというサービスがあるのです。要するに、「お金を請求する権利を売って現金を得る」というのがファクタリングサービスということになります。

ファクタリングは主に2種類の方法がある

さて、そんなファクタリングには、「買い取り型」と「保証型」の2種類のサービスがあります。それぞれの違いについて、以下で解説していきます。

買い取り型ファクタリングとは

買い取り型ファクタリングとは、売掛金の数%の手数料を差し引いた額でファクタリング会社に売掛金を買い取ってもらうサービスです。買い取り型のメリットは、自社の信用力が低かったとしても売掛先…つまり代金を支払う必要がある会社の信用力が高ければ買い取ってもらうことができますので、中小企業や個人事業主でも即現金化ができることです。

逆に信用力のない売掛先の売掛金は買い取ってもらうことができない可能性もあります。また、少額の売掛金(50万円以下等)は買い取ってもらうことができない可能性もありますので、注意が必要です。

保証型ファクタリングとは

保証型ファクタリングとは、買い取り型ファクタリングのように即現金化ができるものではありません。保証型ファクタリングは信用力に不安のある会社、つまり「支払ってくれるかわからない」というときに利用するサービスで、万が一売掛先の企業が倒産等によって支払えなくなった場合に、ファクタリング会社から売掛債権の保証をしてもらうことができるというサービスです。

要するに保険のようなサービスで、こちらは売掛先の信用力よりも自社の信用力が審査基準になります。

ファクタリングには手数料がかかるの?

ファクタリングの提供事業者も慈善事業として行っているわけではありませんので、ファクタリングサービスの利用には当然手数料が発生します。

一般的にファクタリングサービスの手数料は売掛金の額によって変動しますが、買い取り型ファクタリングの場合は売掛金の5%〜30%程度であることが多いです。一般的な事業を営んでいる場合、利益率は10%〜30%程度であることが多いでしょうから、買い取り型ファクタリングを利用するということは即ちほとんどの利益を捨ててしまうことになる可能性もあるということになります。

一方保証型ファクタリングは、保険のように毎月月額料金を収めることで保証を受けることができるようになります。月額料金によって保証限度額は変動することが一般的で、月額料金は1万円〜3万円程度、保証限度額は50万円〜3000万円程度であることが一般的です。

ファクタリングを利用する前に他金融サービスも検討しよう

先程もご紹介した通り、買い取り型ファクタリングを利用するということはほとんど利益を捨てることになってしまう可能性もあります。もちろん信用力に関係なく即時現金化ができるということは、1年目の個人事業主や中小企業にとっては大きなメリットであり、借金ではないため「手軽な資金調達」と考えてしまいがちですが、ファクタリングを利用するということは翌月移行のキャッシュフローを締め付けることにもなってしまいます。

場合によっては、カードローンや銀行の貸金サービスを利用して、利益を上げたほうが結果的に良い場合もありますので、自社あるいは事業の状況を顧みて、状況に応じたサービスを利用することをおすすめします。

新規事業・独立を検討中の方はお気軽にご相談ください。
この記事でわかること
事業のミカタでは、多くの代理店募集・フランチャイズ募集情報を掲載しています。まずは自社にマッチする情報をぜひ探していただければと思います。
商材を探す

事業拡大を目指す企業様

事業のミカタは「あなたの挑戦を応援する」
代理店募集、フランチャイズ募集の情報発信サイトです。

「代理店展開、フランチャイズ展開したい
企業様の新たな挑戦」
×
「新しい事業を始めたい企業様」や
「独立開業をめざすあなた」