インスタグラムを活用して店舗の集客を行う方法と成功事例
目次
スマートフォンの高速な普及によって、同時にSNSのメディアとしての重要性も高まってきました。こういったインターネットを活用した広告は年々増加しており、企業側も積極的にSNSマーケティングを取り入れています。
この記事では、「わかりやすく」をテーマにインスタグラムで集客を行う方法と、成功事例についていくつかご紹介していきたいと思います。
SNSの集客は難しく考えないことが大事!
以前書いた記事でも、「マーケティングは難しく考えないこと」ということを言いましたが、SNSの集客においても難しく考える必要はありません。
何やら広告代理店や意識高い系の方々たちが絞り出してクリエイティブなことを考えていますが、実際はそんなに難しいことではないんです。
学術的にも「メディア論」のようなジャンルが社会学でホットになっていますが、社会学とは「言われてみれば確かにそうだな」ということを科学的に照明しようという学問なので、かなり日常的なものに近しい学問です。
ですので、SNSを利用した集客とは、専門的な知識がなかったとしても、少し冷静になって考えてみれば誰でもできてしまうものなのです。
あくまで、情報を伝えるための手段と捉えよう
SNSだろうが、チラシだろうがこれらは情報を伝えるための手段以外の何者でもありません。また、これまで店頭のポップやメニューはお作りになったことがあるのではないでしょうか?
「情報を伝える手段」と考えるのであれば、メニューもポップもインスタグラムも何ら変わりはありません。これを難しく考えすぎてしまうと、コンガラガッてしまいますが、インスタグラムもただの手紙と同じようなものだと考えてみてください。
どんな魅力的な商品も、その情報を知らなければ購入されることがないのと同じく、どんな魅力的な店舗もその魅力を知らなければ訪れてもらうことができません。インスタグラムは、あなたのお店の魅力を特に若い層に伝えるのに有効的な手段なのです。
インスタグラムはどのように活用すればいい?
メディアというのは、その属性によって伝わり方が変わります。例えば、「好きだ」ということを伝えるのに、ラブレターというメディアで伝えるのと、チラシの裏というメディアで伝えるのとでは、相手への伝わり方が異なりますよね?
ラブレターとは「想いを誰かに伝えるもの」であるのに対してチラ裏は「メモ書き程度のもの」という共通認識があります。そのため、「メモ書き程度のもので好きだと言われても、その程度の気持ちなんだろう」という受け取られ方をしてしまうのです。つまり、チラ裏とは思いを伝えるために不適切なメディアなのです。
これと同じように、インスタグラムにもメディアとしての属性があり、何も考えずに投稿をしてしまうと、「それ、インスタに載せること?」なんて思われてしまうのです。こういった「誰もが考えているインスタの常識」を逆手にとって、集客をする方法もありますが、ここではあくまで「王道」について解説していきたいと思います。
何を伝えるのかを明確にしよう
インスタグラム集客が難しい感じがするのは、テキストがメインとなるのではjなく、画像一枚で情報を伝える必要があるからです。
しかし難しく考える必要はありません。確かに「今から画像だけを使ってあなたのお店の魅力を伝えてください。」と言われてしまうと難しいですが、「あなたのお店の楽しそうなシーンを見せてください」と言われれば、いくつか写真を用意できるのではないでしょうか?
このように、何を伝えたらいいのか分からないままだと、うまくインスタグラムで集客をすることはできませんが、「何を伝えるのか」ということが明確になっていれば、そのための写真を用意して投稿をするだけです。
あなたがカフェを経営しているのであれば、「静かそうな店内の風景」を投稿してみることで、「ここなら読書に集中できそう」と思って来てもらえるかもしれませんし、バーを経営しているのであれば、「お客様同士が仲良くしている風景」を投稿してみることで、「ここに行けば楽しそう」と思ってもらえるかもしれません。
インスタグラムの雰囲気を崩さないように注意しよう
インスタグラムで投稿されるのは、「おしゃれな風景」であることが多いです。例えばおしゃれな画像がたくさんある中で、「キッチンにねずみが出たので退治しました。」という写真を投稿してもマイナスな評価にしかならないですよね?ですので、少しチャレンジしてみることもありかもしれませんが、基本的には「おしゃれ」な感じの写真を投稿するように心がけましょう。
ハッシュタグを利用しよう
インスタグラムでは、「タグ付け」という機能が備わっています。例えば以下の投稿をチェックしてみましょう。
https://www.instagram.com/p/BkukWnAHo91/?taken-by=hokuoh_kurashi
「#」以降の文字列がハッシュタグと呼ばれるものですが、めちゃくちゃハッシュタグを付けていますね。
このようにその写真に関連することならとにかくハッシュタグを付けまくることが大事です。
なぜなら、ユーザーはこのハッシュタグをたどって画像にたどり着くからです。
ハッシュタグをつけていれば、あなたの店舗のアカウントをフォローしていないユーザーにも訴求することができるため、間口が広がるのです。
芸能人のアカウントや「インスタグラマー」と呼ばれるような素人なのに何万人というフォロワーを抱えている人は、誰もがハッシュタグを乱射していますので、手っ取り早くフォロワーを集めるためにはこのハッシュタグを利用するのが何よりも効果的な方法です。
インスタグラム集客の成功事例
以下では、国内外問わずにインスタグラムの集客で成功した事例についてご紹介していきたいと思います。少しクリエイティブな要素も加わっているので、誰もが実践できる事例ではないですが、一部の要素を取り入れることで集客の加速にも繋がりますので、是非参考にしてみてください。
来店客が50%増!Student-Generated Bar Ads
ロシアのPodzemka Club and Barという学生向けのバーが仕掛けた口コミ誘発作戦です。このバーはオンライン上でバーの宣伝素材となる写真を募集しました。
この宣伝写真は、地元の街頭広告に利用されるものなのですが、「学生たち自らがモデルとなること」、「学生たち自身で加工すること」が条件に募集されました。
この施策はたちまち学生の間の口コミやSNSで話題となり、応募した宣伝写真がインスタグラムを始めとするSNSに投稿され、バーの認知度は飛躍的に向上し、来店率50%増を達成したのです。
このようにユーザー参加型のコンテンツは、ハッシュタグを活用することで拡散することが可能ですので、非常に優れたプロモーションだと思います。
広告モデルとして起用されたい学生側のニーズと、SNSの仕組みがうまく合わさった成功事例です。
参考:AdGang
隠されたストーリー
フランスのAddict Aideというアルコール依存症の人々を支援する団体が行ったプロモーションです。これは店舗の事例ではありませんが、フランス国内で非常に有名なプロモーションです。
インスタグラムに突如として現れたセクシー美女はインスタグラム特有の「非日常的な投稿」を繰り返し、3ヶ月で12,000フォロワーを集めました。
多くの人がこの美女の投稿に関心を持ち始めた3ヶ月目のある日、「実は私はアルコール依存症です」という告白をしたのです。
実はこれまでこの美女が投稿してきた数々の写真の傍らには、必ずアルコールが投稿されており、実は華やかな投稿の裏側でアルコール依存症と戦っていたという裏のストーリーが明かされ、「身近な人の依存症は見落としがちです。」という言葉で締めくくられました。
参考:AdGang
イケメンすぎるサンタクロース
カナダのヨークデール・ショッピングセンターが仕掛けた巧みなプロモーションです。
冬のクリスマス商戦に先駆けて、モデル歴30年のPaul Masonがサンタに扮してモール内を闊歩するMason氏を見つけて一緒に写真を撮ってインスタグラムにハッシュタグ付きで投稿すると、病気と闘う子供に募金することができるというもの。
https://www.instagram.com/p/_TBuLsj_zd/?utm_source=ig_embed
本気でかっこいいサンタというユニークなアイデアと、チャリティー活動を兼ねた宣伝であることがこの事例が成功したポイントです。
日本ではそこまでチャリティー活動は注目されない傾向にありますが、海外ではこのようなチャリティに関する一般消費者の関心が高く、参加率も高いと言われています。
まとめ
- インスタグラムによる宣伝は難しいものではない
- 何を伝えるのかということを明確にしよう
- インスタグラムの雰囲気を壊さないようにしよう
- ハッシュタグを活用しよう
- うまくユーザーの心理を操れば、紹介した成功事例のように拡散させることができる
アプリを利用した集客方法も
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スマートフォンの普及が進む中でアプリの集客は効果的な集客方法のひとつとなりますので、是非活用してみてください!
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