飲食店の集客方法とそれぞれの特徴まとめ!あなたのお店の売上を上げる方法とは
目次
この記事では、飲食店の集客方法として考えられるいくつかの方法について、広告代理店出身の筆者が解説していきたいと思います。
それぞれの集客方法別にどのようなお客様に効果的なのかということについても詳しく解説していきたいと思いますので、是非参考にしてみてください!
飲食店の集客における基本的な考え方
飲食店の集客において、「●●をすればお客さんが来る」という必勝パターンはありません。例えば、「新宿駅周辺の居酒屋」と「西新宿駅周辺の居酒屋」では集客戦略の構築の方法が全く異なるからです。
新宿駅周辺というのは、「繁華街」というイメージがあるため、「新宿 居酒屋」と検索するユーザーも多いでしょう。一方で、西新宿はオフィス街としてのイメージが強いので、「西新宿 居酒屋」と検索するユーザーは少ないのです。
事実、Googleの検索回数を調査してみると、「新宿 居酒屋」は1ヶ月で288,006回の検索がされているのに対して、「西新宿 居酒屋」は9,138回の検索しかされていません。この場合、「新宿 居酒屋」というキーワードで上位表示されている食べログやホットペッパーに広告費を支払って集客を行う方法は効果的だと考えられますが、一方で「西新宿 居酒屋」の場合はWEBの集客はあまり効果的ではないといえます。
このように、店舗の立地、コンセプト、価格帯、メニューなどによって、有効な集客の方法は異なります。そのため、以下でご紹介する方法はあくまでも参考として捉えていただければと思います。
看板や店頭ポップによる集客
まず一番最初に解説していきたいのは、看板や店頭ポップによる集客です。看板や店頭ポップは「お店の前を通りかかっている人」にアピールすることができる集客の方法です。この集客方法として効果的なのは、繁華街や大通りに面している飲食店であれば非常に効果的な方法です。
看板や店頭ポップによる集客で最も重要視したいのは、あなたのお店の前を通る人がどのようなことを考えているかということです。
例えば、あなたのお店が繁華街にあるのであれば「どこのお店に入ろうかな…」と考えている方が多いでしょう。「仕事疲れたから早く家に帰って寝たい」と思って繁華街を歩いている人は少ないと思います。
しかし、これがオフィス街や住宅街であれば「どこのお店に入ろうかな…」と考えている方は少なく、むしろ「早く帰って寝たい」と考えている人が多いはずです。
この、「早く帰って寝たい」と考えているユーザーに対して、「うちのお店は楽しいよ!」と訴求してもあまり意味がない一方で、「10秒でワンコインディナーを出します」ということを訴求すれば、もしかしたら「晩ごはんまだ食べてないし、自分で作るの面倒だから行ってみよう」と思ってもらえるかもしれません。
このように、あなたのお店の前をどのような人が通っていて、その人がどのようなニーズを持っているのかということをよく考えてメッセージを伝えてみましょう。
看板は人の流れを意識しよう
店頭に設置する看板は人の流れを意識して立てるようにしましょう。なぜなら、基本的に通行人というのはあなたのお店に興味がないからです。
彼らは看板が立ててあったとしても、わざわざ回り込んでまで看板の内容を見ようとは思わないのです。
いかにあなたのお店が魅力的な商品を置いていようが、そんなことは通行人は知るよしもなければ、知ろうとも思っていません。それほどまでに人は無関心なのです。
そんな彼らに店の魅力を伝えるためには、看板を見てもらう必要がありますが、この時に意識しておきたいのは、「その看板は歩きながら見ることができるものなのか」「通行人が読んだ時にいいね!と思ってもらえる内容なのか」ということです。
例えばあなたのお店が住宅街と駅のちょうど真ん中にある場合は、以下にような流れになります。
このような場合に、看板の向きは非常に重要になります。人の流れに逆らって看板を設置していても、誰も見てくれないからです。そのため、午前中は住宅街向きに看板を設置する必要がありますが、夕方~夜の帰宅する時間は駅側に向けて看板を立てる必要があります。
看板による集客まとめ
- 通行人がどのようなニーズを持っているのかを考えて看板の内容を決めよう
- 人の流れを意識して看板を設置しよう
- 通行人は基本的にあなたのお店に興味がないということを理解しておこう
チラシやビラ配り
続いては、チラシのような紙媒体を利用した集客方法について解説していきたいと思います。
チラシ(ポスティング)やビラ配りによる集客は、看板と同じく外注する必要があまりない宣伝方法のひとつです。この宣伝方法で抑えておきたいポイントとしては、以下のようなものがあります。
- 何を宣伝したいのかを明確に
- 基本的にチラシは捨てられるもの
- 2秒でいいね!と思ってもらおう
あなたは、日頃ポストに入っているチラシやまちなかで配られているティッシュをじっくり読むことはありますでしょうか?おそらく、一つ一つじっくり読むという方は少ないと思います。
なぜなら、「自分とは関係のない情報」だからです。あなたがパソコンやスマートフォンを駆使して苦労して作成したチラシも、見向きもされずにゴミ箱に捨てられるということを予め理解しておきましょう。
チラシにはクーポンをつけよう
チラシの効果を高めるためには、そのチラシに価値を持たせる他ありません。「このチラシを持ってきた人はコーヒー一杯無料」のようなクーポン機能をつけることで、ただの紙切れから500円の金券としての機能になります。
ただの紙切れであれば捨てる方も多いですが、500円分の価値があるとわかれば取っておこうと考える方も多くなるはずです。
チラシをとっておいてさえくれれば、何度かチラシを見てもらえるチャンスができるので、来店してもらえる可能性が高くなるのです。
何を宣伝したいのかを明確にしておこう
チラシに記載する内容は1種類に絞っておきましょう。情報を詰め込みすぎると、何が言いたいのか分からなくなってしまうためです。
そのため、チラシの構成要素は基本的に以下の構成要素で作成するようにしましょう。
- 見出し
- 見出しの情報を補完する情報
- 店舗の詳細情報や付随する情報
また、それぞれの情報はだいたい3分割することで、ある程度整ったレイアウトとなります。デザインのレイアウトで困ったら、とにかく3分の1にしてそれぞれの要素を配置してみましょう。
参考までに、王道のレイアウトについてご紹介しておきたいと思います。
WEBによる集客
続いては、WEBをつかった集客方法のご紹介をしていきたいと思います。WEBをつかった集客方法には、複数のパターンがありますが、今回はオーソドックスな3つのパターンについてご紹介しておきたいと思います。
HPによる集客
HPによる集客は、完全に受け皿として考えましょう。なぜなら基本的に店舗のHPを作成しても、店舗の名前で検索してもらわないと、そのHPにたどり着いてもらえないからです。
あなたにサイト制作の知識やWEBマーケティングの知識があれば別ですが、「地域名 カフェ」のような検索キーワードで検索上位に表示させるためには結構な労力が必要になります。
ですので、チラシを配布したあとに店舗名で検索してもらうようにしておく等の方法がない限り、HPにたどり着いてもらう手段はありません。
実際に、例えば新宿の居酒屋の場合、「新宿 居酒屋」で検索した時に1ページ目に表示されているのは、ホットペッパーやぐるなびのようなポータルサイトのみです。
ポータルサイトによる集客
さて、そのポータルサイトによる集客では、「地域名 カフェ」や「地域名 居酒屋」で検索してきたユーザーを集客することが可能になります。
ここで考えたいのは、どれくらいのユーザーが検索していて、どのポータルサイトが上位に表示されているかということです。
ポータルサイトに掲載するためには、広告費を支払う必要がありますが、検索数が少ないにも関わらず広告費が高ければ赤字になってしまいます。
この検索数について調査するためには、以下のサイトを活用してみましょう。以下のサイトでキーワードを入力することで、どれくらい検索されているのかということを調査することが可能です。
Google Mapによる集客
最近は、付近のカフェや飲食店を探すために、Google Mapを活用する方も多いです。このGoogleMapに登録する方法は、Googleマイビジネスに登録をすることでMap上に店舗の表示をすることが可能となります。
Googleの利用者は年々増加しており、Siriや地域検索でも表示することが可能となるため、このGoogleマイビジネスには必ず登録しておくようにしましょう。
飲食店の集客方法まとめ
飲食店の集客方法として、看板による集客、チラシやビラ配りによる集客、WEBを活用した集客をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
上記でご紹介した方法を参考にして、是非あなたのお店の集客に役立ててくださいね!
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