バー経営者が加入しておくべき保険

バー経営者が加入しておくべき保険

目次

  1. バーで発生し得るトラブルとは
    1. 火災
    2. 食中毒
    3. 盗難
    4. 暴力沙汰
  2. バーが加入しておくべき保険
    1. 店舗総合保険
    2. 施設賠償責任保険特約
    3. 休業保険
  3. まとめ

飲食店の中でもお酒を提供する店舗であるバーは特に様々な事故が発生する可能性が高い業態です。そんなバーを経営するにあたって、リスク管理というのは非常に重要なことです。

今回は、リスク管理の方法の一つである保険について、バーが加入しておいたほうが良いものをご紹介していきましょう。

バーで発生し得るトラブルとは

まずは具体的にどのようなトラブルが発生する可能性があるのかということについてご紹介していきましょう。

火災

飲食店で発生する可能性が高く、その中でも特に甚大な被害を引き起こしやすいものが火災です。火を扱う以上、火災のリスクは絶対につきまといます。

火災リスクの恐ろしいところは、物件や店舗の設備が焼損によって使いものにならなくなるになるだけでなく、従業員やお客様、近隣の施設や住宅にまで被害が及ぶ可能性があるという点です。

従業員やお客様を万が一死亡させてしまうと、経済的なリスクは計り知れません。

食中毒

次に気をつけておきたいのが、食中毒です。特にノロウイルスのような感染力の高いウイルスは、適切に衛生管理が行えていない店舗では高い確率で発生してしまいます。食中毒が発生してしまうと保健所から営業停止処分を受ける可能性もありますし、お客様の治療費なども支払わなければならないかもしれません。

特に免疫力の弱い高齢のお客様がいる場合は死亡するケースも十分に考えられますので、適切にリスクを低減する必要があるといえるでしょう。

盗難

バーでは飲酒をしているお客様が圧倒的に多いですから、お客様の荷物が他のお客様によって盗難される可能性もあります。——また、従業員にも飲酒をさせるような店舗では、それだけお店のセキュリティが弱くなってしまいます。

このため、店舗の売上金が盗難されるリスクも他の店舗に比べて高いと言えるのです。

暴力沙汰

飲酒をされると気性が荒くなったりする人もいます。このためバーではお客様同士の喧嘩や暴力沙汰に発展する可能性も高いです。

バーが加入しておくべき保険

上記のように、バーには様々なリスクが存在しており、経営上のリスクも非常に高いのです。仮にお店側に非がなかったとしても、バーではお客様同士で談笑することも多いでしょうから、「あの店の客は良くない人が多い」と思われてしまっては、お客様も離れていってしまいます。

このため、お客様を安心させる意味でも保険への加入はしておくべきでしょう。——では、具体的にどのような保険があるのでしょうか。

店舗総合保険

店舗総合保険とは、火災、落雷、爆発、水災、盗難など、店舗で起こり得るありとあらゆるリスクによって生じた損害を補償する保険です。災害によって一時的に休業に追い込まれた場合にもその間の生活費などを補償してもらうことが可能であるため、店舗総合保険に加入していればとりあえずは大丈夫でしょう。

また、損賠責任(火災などによって第三者に被害が及んだ場合に補償可能な制度)もオプションで加入することができますので、補償内容を確認した上でオプションをつけることをおすすめします。

施設賠償責任保険特約

いわゆる、「施設賠特約」と呼ばれるのがこれです。店舗の構造に問題がありお客様を怪我させてしまった場合や、顧客のものを壊したりしてしまった場合、クレーマーなどによって損害が発生した場合に補償してもらうことができます。

バーでは酔っ払ったお客様によって想定外の被害を受ける可能性もありますから、できることなら加入しておいたほうが良いでしょう。

この施設賠は不動産屋で契約する時に加入を進められることもありますが、それが皆さんのお店にとって最適な保険であるとは限りません。不動産屋は保険の加入に勧誘することで保険会社からインセンティブをもらっている場合があるからです。もちろん、そうでない場合もありますが、しっかりと保険については情報を収集した上で、より条件が良いものを選ぶようにしておきましょう。

休業保険

休業保険とは、何らかの理由によって店舗を営業できなくなった場合に売上の減少などの損害を補償してもらうことができる保険です。例えば「お店の冷蔵庫が壊れて」とか、「従業員の中でノロウイルスが出て」といったようにやむなく休業をしなければならない状態が続くことは想定することができます。

このような時に売上が減少すると、それを契機として店舗の財政状況が傾くことだって考えられるのです。このリスクを考えて休業保険に加入しておくのもリスク低減の一つの方法です。

まとめ

この他にも地震で被害を受けた場合の様々な損害を補償する地震保険や盗難があった場合に補償が効く盗難保険など様々な種類の保険がありますが、このあたりは皆さんの店舗の立地や客層、営業形態によって適宜リスクを運用してみてください。

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