小規模飲食店でも参考になる店舗の巧みな集客事例5選!

小規模飲食店でも参考になる店舗の巧みな集客事例5選!

目次

  1. 1.対立を煽る巧みなメディア戦略
  2. 2.国境を超えた対決でSNSの注目を集めた簡単な仕組み
  3. 3.来店客50%増!口コミ誘発作戦
  4. 4.B級野菜の啓発で来店客24%増
  5. 5.今日のお買い得商品を使ったレシピを配信
  6. まとめ

「味、サービス、立地、繁盛する条件はそろっているのにお客の入りが悪い」と頭を抱えてはいませんか?それなら集客に意識を向けましょう。大手に限らず小規模なお店でも集客に成功している飲食店はたくさんあります。

周囲のライバル店も、リピーターを確保しようと戦略を練っているはず。負けてはいられません。しかし、集客をしようにも「どんな方法や戦略が良いのか?」とお悩みなら、他店の成功事例や実績を知りましょう。初めて来店した人をリピーターにするためには、まずは、行ってみたいと思える集客アイディアが必要です。集集客に成功している飲食店は具体的にどのような戦略で、お客のハートをつかんだのか?集客の成功事例をご紹介します。

1.対立を煽る巧みなメディア戦略

テレビや雑誌など、メディアを利用したPRに成功すれば、多くの人に注目されるきっかけとなり、爆発的な集客につながることもあります。ただしメディアに興味を持ってもらわなければなりません。

あるアメリカのポップコーンブランドは『対立』というキーワードを軸とした戦略でメディアに取り上げられ、多くの集客を成功させました。全米で最も有名といわれ実績も十分。しかし日本では無名だったポップコーンブランド『ドックポップコーン』は、アジア初進出となる東京の原宿店に進出したとき、対立を好むメディアの心理を巧みに利用しました。原宿にはすでに競合のアメリカのポップコーンブランドが2店舗も進出中。

そこでドックポップコーンは「原宿ポッコーン戦争」とメディアにアピールしたのです。メディアは反応し、多くのテレビや雑誌に取り上げられました。結果、多くの人の目に止まり、日本で無名だったドックポップコーンの店舗の前に行列ができたのです。見事なPRの成功事例でしょう。

2.国境を超えた対決でSNSの注目を集めた簡単な仕組み

ツイッター、フェイスブック、インスタグラム。SNSを活用したPRも多くの人に注目されるきっかけとなります。インターネットが急速に発展し、近年、全世界の人が気軽につながるようになりました。SNSで拡散されて話題となり、集客率がアップした飲食店も少なくありません。

例えば、ロシアのエカテリンブルクにあるイングリッシュパブ『Ben Hall Pub』の成功事例があげられます。Ben Hall Pubは映像配信アプリPeriscope(ペリスコープ)を使い、英国ロンドンのイングリッシュパブ『The Gregorian Arms』と飲みっぷりで対決するというイベントを企画しました。両国の、のんべーたちがビールをあおる姿に大盛り上がり。対戦結果は、SNSやWEBサイトで発表され、多くの人のハートをつかみました。SNSは世界中で利用されておりリツイートやシェアなどでお店を紹介し合うことが日常的に行われています。コストも少なくハートをつかめば拡散され、お店の宣伝が簡単にできるのです。

3.来店客50%増!口コミ誘発作戦

口コミによる集客も期待できます。運営する飲食店のホームページで、どんなに魅力的な宣伝文句を星のように散りばめても集客に結びつかないことはよくあります。しかし、親しい人、家族、恋人、友達、知人など、見知った人から聞いた「よいお店」という意見や体験談を信じる人は多いものです。それが口コミの威力でしょう。

ロシアのバー「Podzemka Club and Bar」は、学生による口コミや体験談を利用した集客を成功させました。まず、行ったのは宣伝ポスターを作ることができるコンテンツをオンライン上に作り学生に提供することです。そして、学生たちによって作られた宣伝ポスターをバス停などの広告スペースに出稿しようと考えました。

このプロモーションは、何かと目立ちたい学生の間で話題になり、SNSで広がったのです。街のビルボードやディスプレイにもポスターが掲示され、学生だけではなく、多くの地元市民もバーの存在を知ることになりました。

さらに、ポスターを制作した学生にはバーの会員証や無料ドリンク券をプレゼントしました。このキャンペーンが話題となり、キャンペーンの参加者は1,000人以上。来客数も1.5倍に跳ね上がり、バーの会員数は21,000人になりました。学生たちの『目立ちたい』という気持ちを巧みに利用した成功事例です。

4.B級野菜の啓発で来店客24%増

日本の企業の慈善事業は「金儲けのためだろ?」などと批判を受けがちですが、うまくやれば話題になることもできます。海外では慈善事業で赤字を出したとしても、活動一つ一つが消費者の心をつかみファンを獲得して大きな利をもたらすと考えられています。とても素敵な考え方ですね。

慈善活動や啓蒙活動という観点から来客数を増やしたお店がフランスにあります。『Intermarche』という小売店は「見栄えに問題がある」と通常は廃棄される食材、B級品の野菜などを生産者から買い、3割引きで販売しました。さらに見栄えが悪い=味が悪いというお客の不安や偏見を払拭するため、あえて形の悪い野菜などでフレッシュジュースやスープを作り無料配布したのです。味に問題がないと確かめられたお客たちはB級品を次々に買って完売しました。
このキャンペーンがSNSで紹介されたことで、多くの人がIntermarcheを知り、たくさんのファンを獲得しました。

素敵な活動だということが新聞やテレビなどのメディアでも紹介され、結果、来客数は24%も上昇。海外は企業による慈善活動は評価されやすく、来客数につながることも多いです。日本でも『もったいない』という価値観が昔からあります。エコへの取り組みが注目されている現代だからこそ、集客につながる可能性は十分にあるでしょう。

5.今日のお買い得商品を使ったレシピを配信

オランダのスーパーが『Koken met aanbiedingen』というレシピ配信アプリを開発しました。オランダの主要スーパーマーケットを日々調査し、最低限、お買い得の食材を一品は使ったレシピ情報発信アプリです。

使用食材や調理法の文字情報だけではなく写真も活用しているため、非常に分かりやすく料理が紹介されています。また、紹介されたおすすめレシピを使うとどれほど節約できるかの情報も得られます。「美味しい料理は作りたい。でも節約をしなければならない」そんな主婦層や料理男子のハートを射抜いたアプリでしょう。しかし飲食店の集客のために同じようなアプリを開発するのはコスト面でも非現実的です。しかしアプリでなくとも、料理好きな来客者が家でチャレンジしたくなるようなポップなどは簡単に作れます。会員制のメールマガジンでレシピやお店の情報を発信することも、多くの人にお店を知ってもらうきっかけとなるでしょう。

まとめ

飲食店に限らずお店を長続きさせるにはリピーターとして1人のお客に何度も来店してもらう必要があります。しかし「面白い、良いお店がある」ことを、まず知ってもらわなければなりません。世界には、面白いアイディアで注目され集客に成功している実例がたくさんあります。集客をするにはどんな成功例があるか知ることが大切。「どうせこんなことをやっても、お客なんて来ない」そんな風にあきらめるだけだと現状は変わりません。まずは、チャレンジしましょう。立地や味、品ぞろえ、雰囲気が良いなどなど、お客様に満足してもらう自信があるなら、次は集客のためのアイディアを考えて実践してみてください。数年後、行列のできる有名店になっているかもしれませんよ?

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