業務用冷蔵庫の電気代は1ヶ月でどれくらい?

業務用冷蔵庫の電気代は1ヶ月でどれくらい?

目次

  1. 業務用冷蔵庫とは?
  2. 業務用冷蔵庫の電気代
  3. 本当にそんなに安い?
  4. 大きな冷蔵庫ほど力率が高い!
  5. 少しでも節約したいなら
    1. 冷蔵庫の上に物を置かないようにする
    2. 壁や家具から5cm以上離す
    3. 開閉回数を減らす
  6. まとめ

飲食店を始めようという時、やはり業務用冷蔵庫も設備として必要なものなのでしょうか?もし、設置するならば1ヶ月の電気代はどれぐらいかかるのかといった点も気になるところです。

業務用冷蔵庫の特徴、気になる電気代などについてまとめました。

業務用冷蔵庫とは?

業務用冷蔵庫と家庭用冷蔵庫の一番の違いは容量です。家庭用冷蔵庫は大容量でも500~600リットルほどですが、業務用冷蔵庫ならば1,000~1,500リットルのものもあります。一方、100リットル程度の小型業務用冷蔵庫もあり、厨房の大きさに合わせて選択することができるのも便利です。

また、業務用冷蔵庫には家庭用冷蔵庫のような飲料などを入れる内ポケットがありません。食品が温度変化や振動で痛む可能性があるため、意図的に排除されているのです。食品をより安全に管理したいならば、業務用冷蔵庫がおすすめといえます。

業務用冷蔵庫の電気代

HR-75Aという容量600L程度の業務用冷蔵庫で電気代を試算してみましょう。仕様書には年間消費電力は370kWh/年とあるので、1ヶ月は20kWh程度ということになります。単相100V形式なので、東京電力エリア内であれば従量電灯の2段目の電気料金が適用され、27.00円×20kWhで1ヶ月にはなんと540円という安さです。

業務用冷蔵庫の電気代というと、もっと高いイメージを抱いている人も多いかもしれません。しかし、こんなにリーズナブルというのは本当なのでしょうか。

本当にそんなに安い?

業務用冷蔵庫の電気代を試算する際に基準となっているのが年間消費電力です。この値は本当に確かなものなのでしょうか。実際、年間消費電力は理論上の数値ではなく、実際の使用条件を想定して計測された数値です。そのため、飲食店での利用状況によっては多少の前後はあるものの、ほぼ正しい値と考えて良いでしょう。

ただし、業務用冷蔵庫の使い方次第によっては、年間消費電力が倍になることも稀にあります。しかし、倍になったとしても1ヶ月の電気代は1,000円前後です。経営を圧迫するような金額とはいえないでしょう。

大きな冷蔵庫ほど力率が高い!

冷蔵庫の電気代は容量と比例するようなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、それは間違いです。じつは、電気代は大型冷蔵庫の方が効率よく電気を利用することができます。

そのため、容量が大きめの業務用冷蔵庫では、思いの外、電気代がかからないというわけです。これから飲食店を始めようとする際には思い切って大きめの業務用冷蔵庫を購入した方が、初期費用はかかるかもしれませんが後々の電気代節約になるでしょう。

少しでも節約したいなら

以上のように業務用冷蔵庫は大型でもたいした電気代はかかりません。それでも、さらに節約したいならば、次のような方法がおすすめです。ポイントはいかに放熱しやすくするかといえるでしょう。

冷蔵庫の上に物を置かないようにする

冷蔵庫の放熱をさまたげるので要注意です。棚を設置したいならば、必ず5cm以上は隙間を空けるようにしましょう。

壁や家具から5cm以上離す

冷蔵庫が何かにぴったりと囲まれていても放熱が上手くいかなくなります。左右、背後を必ず壁や家具から5cm以上離すようにしてください。

開閉回数を減らす

冷蔵庫の温度は開けた途端に一瞬にして上昇しますが、下げるのに電気代も時間もかかります。電気代節約だけではなく食中毒予防のためにも、できるだけ開閉回数は減らすようにしましょう。

まとめ

業務用冷蔵庫は意外と電気代もかかりませんし、その割には食品の安全をしっかりと守ってくれます。食品の管理をしっかりしたいと考えているならば、どんなに小さな飲食店でも業務用冷蔵庫の導入を検討してはいかがでしょうか。

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