電力会社を変更するにはどうしたらいい?新電力に乗り換える方法

電力会社を変更するにはどうしたらいい?新電力に乗り換える方法

目次

  1. 電力会社を乗り換えるためには?
  2. 工事が必要なのでは?
    1. スマートメーターの設置は必要
  3. 前の電力会社を解約する必要はないの?
  4. 電力会社乗り換え後注意しておきたいこと
    1. 検針票は届かなくなる
    2. 契約期間に縛りがある場合もある
  5. その他のよくある質問
    1. 電力会社を切り替えると停電することはない?
    2. 電力会社の乗り換えは無料?
    3. 電気料金が高くなることはない?
  6. まとめ

「電力会社乗り換えって、工事とか面倒な手続きが必要なのでは?」――と考えておられる方も多いのではないでしょうか?
電力消費の多い飲食店の電気料金乗り換えもまだまだ進んでおらずとある調査では40%程度であることが発表されました。

でも電気料金の乗り換えは意外と簡単にできてしまうんです!今回は、電力会社を変更する方法について解説していきたいと思います。

電力会社を乗り換えるためには?

電力会社を乗り換えるために皆さんが行うことは、「必要な情報を用意して、乗り換えたい電力会社に申し込む」――たったこれだけです。

「え?でも工事は?」などと思われるかもしれないが、それについては後述したいと思います。ともかく、契約に必要な情報は以下の通り。

  • 皆さんのお名前や電話番号
  • カード番号などの支払い情報
  • 既存電力会社のお客様番号
  • 供給地点番号

この中で少しややこしのは、お客様番号と供給地点番号ですが、これについては毎月電力会社から送られてくる検針票に記載されています。

――つまり、普段何かしらの契約に必要な情報に加えて検針票さえ用意してしまえばあとは申込をするだけです。

工事が必要なのでは?

皆さんはあまりご存知ないかもしれませんが、電気の供給は、「発電」「送電」「小売」の3部門に分かれています。

聡明な読者たる皆さんに改めてするまでもないかもしれませんが、発電とは電力をつくっている部門、送電とは発電した電力を変圧したり私達が使用するところまで届けてくれる部門、小売はサポートや契約したりする部門になります。

この「送電」部門に関しては、どうあがいても私達が今まで利用してきた会社の送電網が利用されます。なぜなら送電網を敷くためには莫大な設備投資が必要になるため、どの企業も事業として参入しようとしないためです。

「電力自由化」と言われていますが、これは正式名称「電力小売全面自由化」です。小売が自由化されたことによって、私達消費者は、「小売事業者がどこで発電された電気を仕入れているか」ということを選べるようになっただけなのです。

なので、「どこから電気が送られてくるのか」ということは変わりますが、「電気が通る道」については変わらないのです。なので大掛かりな工事は不要ということになります。

スマートメーターの設置は必要

ただし、電力会社を乗り換えるとスマートメーターの設置は必要になります。

スマートメーターとは、アナログな電力メーターの代わりになるデジタルな機器のことで、設置することでWEB上で電力使用状況などを管理できるようになる便利なものです。
既にスマートメーターが設置されている方もいらっしゃるかもしれませんね。これは電力自由化等関係なく進められているプロジェクトになります。

ちなみに、このスマートメーターの設置には一切費用がかかりません。「スマートメーターの設置には費用がかかります」などという詐欺が横行しているようですが、無料で設置されますし、なおかつ設置にあたって立会が必要になることも原則ありませんので、頭の片隅に入れておきましょう。

前の電力会社を解約する必要はないの?

「新たに契約するのだから、解約しなければならないのでは?」と思われるかもしれないが、契約変更手続きは基本的に電力会社間で行われるので、私達が何かをする必要はありません。

ただ、電気契約開始日と電気契約終了日をズラしたいという場合は、電力会社に連絡をする必要があります。

まぁイレギュラーな場合は問い合わせて確認してみると良いかもしれませんが、基本的に電気は毎日使うものなので、毎日使えないと困ってしまいますよね。
乗り換え時に不便になるようなことがないようには電力会社間で調整されていますので、ご安心ください。

電力会社乗り換え後注意しておきたいこと

電力会社を乗り換えた後、注意しておきたいことがいくつかあります。以下では注意点について一つずつ解説していきたいと思います。

検針票は届かなくなる

スマートメーターが設置されると、請求情報はすべてデジタル化します。つまりこれまで届いていた紙の検針票は届かなくなってしまいます。

筆者のように年がら年中PCやスマホをいじくり回している人間なら、「だから何だ?WEBで管理できたほうが便利じゃん」と思いますが、紙で家計簿をつけたりしている方もいらっしゃるかと思いますので、一応注意点としてご紹介させていただきました。

ちなみに、追加料金100円~300円を支払えば検針票を発行してもらうこともできます。電力会社も結構紙代嵩んでたんですかね…。

契約期間に縛りがある場合もある

電力会社によっては、携帯電話の契約のように契約期間に縛りを設けている場合があります。
もちろん、更新月意外の解約には違約金が発生することになりますので注意が必要です。

だいたい2年~3年程度の縛りであることが多いですが、縛りがない電力会社もありますので、そのあたりも注意して電力会社を選ぶと良いでしょう。

その他のよくある質問

以下では、上記で解説した以外によくある質問について解説していきたいと思います。

電力会社を切り替えると停電することはない?

これまで東京電力や関西電力のような半分公的な企業を利用してきたから、素性も知れない電力会社と契約するのは不安だという方もおられるのではないでしょうか。

事実、今月(2018年の8月)に福島電力が4億円の負債を抱えて破産したことがニュースとなりました。

契約した会社が倒産してしまうと、電力はどうなるの?発電所の電力が少なくなったらどうなるの?と思ってしまいますが、電力会社同士でバックアップ契約というものを結んでおり、電力供給が途切れることはありません。

また、今回の福島電力の倒産にあたっても、無契約状態となった需要家に対して救済措置として一般電気事業者から電力が供給されている状況です。そのため、急に停電になったりすることは基本的にないと考えて良いでしょう。

電力会社の乗り換えは無料?

電力会社を乗り換えることで、工事費などを請求されることはありませんが、事務手数料(3000円程度)は費用として発生します。
電気料金が安くなるので、毎月の電気代が1万円を超えるような家庭や事業者はすぐに回収することができる金額ですが、イニシャルコストがかかることは理解しておきましょう。

電気料金が高くなることはない?

電力会社を乗り換えることで、電気料金が高くなる可能性はあります。

具体的には消費電力が少ない一人暮らしの方は電気料金が逆に高くなってしまうこともあるようです。
一方、事業者や毎月の電気代が高額な家庭では大方どの電力会社で契約しても安くなります。

また、オール電化の家庭も電力会社乗り換えとは相性が悪いと言われています。原子力発電所が停止した日本においては現在オール電化もそこまでおトクではありませんが、いかに電力使用量が多くても更に割高になってしまう可能性があることを理解しておきましょう。

まとめ

電力会社の乗り換え方法は非常に簡単で、簡単に電気代を削減することができる方法ではありますが、一方でデメリットや注意点があることもしっかり理解しておきましょう。

もし電力会社乗り換えをご検討中でしたら、当サイトがご案内している電気代削減コンシェルジュも是非ご利用ください!
電気代削減コンシェルジュでは、お客様の利用状況に合わせてピッタリの電気料金プランをご提案させていただきます。

もちろん、問い合わせしたからといって、料金が発生することはありませんし、必ずご契約しなければならないわけでもないので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

新規事業・独立を検討中の方はお気軽にご相談ください。
この記事でわかること
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