北京料理店の電気代を節約するには厨房を電気にする?ガスにする?

北京料理店の電気代を節約するには厨房を電気にする?ガスにする?

目次

  1. 【北京料理は火力が命】
  2. 【ガス代と電気代の経費がかかる】
  3. 【飲食業は電力の見直しをするだけで電気代は変わる】
    1. ポイント①無駄を見つけて削減する
    2. ポイント②電気会社の見直しを行う

【北京料理は火力が命】

日本人でも好物に上げる人が多い北京料理。特に中国全土で美味しいと言われる料理を集め、宮廷の料理人が作っていたことから北京という名前が付けられたという、中国を代表する料理の一つとなっています。

北京料理の味の決め手と言えば、やはり火力です。
油を使って強い火力で炒めることで、食材のおいしさを閉じ込め、さらには栄養を逃がさないようにしてくれます。そのため、北京料理を取り扱う飲食業の多くがオール電化には切り替えず、ガスを使用しています。家庭用であれば電力でも十分料理はできますが、はやり北京料理を扱うプロの目線で見ると、火力が物足りなく感じてしまうのです。

しかし、ガス会社と契約し、その上電気会社と別で契約するのは、とてもコストがかかってしまう結果となります。

【ガス代と電気代の経費がかかる】

北京料理店では、火力にかかる経費も馬鹿にはできません。さらに強い火力を扱うため、空調調節に必要なエアコンの電気代もかかってきてしまいます。特にガス料金は強い火力を扱うため、基本料金がとても高くなっているケースがあります。

通常、印象業界では光熱費は売り上げの7%以内に収めるように意識しないと、コストがかかりすぎていると言われていますが、北京料理店は火力の使用量と電気代の使用量が多い為、この10%を超えてしまう場合がよく見られるのです。これでは、いくらお客様をさばいても、思うような粗利を得ることが出来なくなります。特に夏場は厨房がかなりの暑さに達してしまうため、エアコンの使用料金が大幅に上がってしまいます。
一般的にガス代はプロパンと都市ガスであれば後者のほうが料金が安くなると言われています。

しかし、都市ガスはプロパンと比べると火力が若干弱くなるというデメリットがあるので、味の決め手となる火力を維持するためにプロパンをあえて使い続ける店舗も多く見られます。
さらにエアコンの使用量を控えてはお客さんも不快に思う可能性もあります。また、料理人もあまりに暑さに仕事が続かなく可能性もあります。

【飲食業は電力の見直しをするだけで電気代は変わる】

電気、ガスのそれぞれの使用量を変えられないのであればどうすればいいのでしょうか?方法としては主に3つあります。

ポイント①無駄を見つけて削減する

ガス、エアコンの使用がいくら節約できないからと言っても、どこかに無駄は必ず存在しています。例えばトイレの電気一つとっても、常につけっぱなしでは無駄になってしまいます。人感センサーが付いた電球に切り替えるだけでも、使用していない時間帯の電気が勝手に変わるので、節電の効果を得られます。
また、エアコンのフィルターにも注目をしてみましょう。北京料理店では特に油の使用料が多いので、エアコンのフィルターが早い周期で汚れてしまいます。すると冷風の効きが悪くなり、電気代が余分にかかってしまうのです。特に油を使う場所から近いエアコンは、マメな掃除を行うことで、節約に繋がります。

ポイント②電気会社の見直しを行う

今まで、飲食業の中で電気・電力の使用料金を抑えようと思うと「いかに電化製品を効率よく使用するか」がネックとなっていましたが、2016年よりその概念が大きく変わりました。
それは電力の自由化です。電力自由化がスタートしたことによって、消費者は好きな電力会社と自由に契約が出来るようになりました。この時の大きなメリットは、やはり電気料金が安くなり、コスト削減に繋がるという点です。ただ契約会社を選び直し、最適なプランにするだけで電気料金が安くなるのであれば、エアコンや照明の使用も考え直す必要がなくなります。

また、強火で味の良しあしが変わる飲食業であればガス会社でも電気を取り扱っているケースがあるので、一緒に申し込むことでお得になる可能性もあります。もちろん、中には「今まで使っていた契約会社を変えると、不都合なことが起きるのでは?」とデメリットの心配をされる方もいると思いますが、現状では大きなデメリットの心配はいりません。と、言うのも電気の会社は変わっても送電する会社やシステムは何も変わらないからです。電気を受け取るのに最も大変なのは、送電システムの構築です。しかし電力の自由化が始まってから、この送電システムに電力会社が使用料金を支払うことで利用できるようになったので、消費者は安心して安い電気の使用料で利用が出来るようになったのです。

また「新しい会社だから急に倒産をしたら不安」と思われる方もいますが、電気はライフラインで考えた時、とても重要な位置にあるため、会社が急に倒産したからと言って、使用できなくなることは現在考えられません。

飲食業を経営する上で省エネ対策や、無駄の削減など電力の料金を抑える方法はたくさんありますが、はやり電力会社の見直しが最も簡単で、誰でも出来る方法だと言えます。

ネット上では契約会社の変更を導入することで、どれだけコストダウンが実現するのかシミュレーションができるので、ぜひお試しください。

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