ハンバーガーショップの店舗形態で電気代の節約術は変わる

ハンバーガーショップの店舗形態で電気代の節約術は変わる

目次

  1. 【厨房はガスか電気か?】
    1. ガス
    2. 電気
  2. 【テラス席のあるハンバーガーショップのエアコン】
  3. 【店舗の照明を工夫して電気代を節約】

【厨房はガスか電気か?】

ジューシーなハンバーグを柔らかいバンズに挟んで、野菜を加えたハンバーガーは、たくさんの人に愛されるファストフードの代表です。

ハンバーガーショップというと、大手チェーン店のイメージが強いと思いますが、最近は個性を重視したハンバーガー屋さんも増えています。地域の特色を生かしたハンバーガーが話題となり、遠くから大勢の人がわざわざそのハンバーガーを食べにお店を訪れるという例もありますよね。

飲食店経営に興味があり、ハンバーガーが大好きで「自分だけのハンバーガー屋さんを開きたい!!」と開業を検討している人もたくさいます。
大手チェーン店に負けない特色を持つハンバーガーショップができれば、一大ムーブメントを作ることも夢ではありません。さて、おいしいハンバーガーを作るためには、充実した厨房設備が必要です。

厨房について計画を立てる際に、多くの人が悩むのが「ガスにするか、電気にするか。」です。
どちらにもそれぞれのメリットとデメリットがあるので、自分のニーズ、作りたいお店について考えながら検討しましょう。
それぞれの特徴を以下にまとめました。

ガス

飲食店での調理には、一般家庭よりも強い火力が必要になる場合が多いです。
たくさんの食材に一気に火を入れたい時や大きな素材を使う時には、火力が弱く温度も低いと効率が悪いです。
火力が強ければ、食材に一気に火を通すことができるので調理時間も短縮でき、食材の「うま味」も逃げにくいのです。ガスによる加熱は、温度のムラが少なく食材に均一に火が通ります。

「本物の火で調理した方がおいしい。」と言われることが多いのは、このような特徴も関係しているのです。
また、機器本体の価格が電気に比べて安いです。料金も電気代と比較して安く収まる可能性が高く、安定した調理環境と光熱費節約のためにガスを選ぶ人も少なくありません。

上記のようなメリットがある一方で、デメリットもあります。
やはり「火事の危険性がある」という点が、不安を感じる理由として挙げられます。
確かに火を使うという部分で、火事が起こる可能性はゼロではありません。コンロまわりの点検は定期的に行い、周囲に燃える原因となるようなものを置かないようにするなど徹底した安全管理が求められます。

また、ガスコンロは掃除に手間がかかります。凹凸が多いので、ゴミや汚れが溜まりやすく、毎日掃除しないとすぐに油汚れが蓄積してしまいます。
掃除に手間と時間がかかることも、導入する場合は覚悟しなければいけません。

電気

電化厨房の魅力として挙げられることが多いのは、「掃除のしやすさ」です。電化厨房は、ほとんどフラットな面をしているので汚れもたまりにくく、たとえ何かがこぼれても簡単にふき取れます。
そのため、電気を使用した厨房は衛生管理がしやすく、清潔な空間を保つことができます。場所も取らないので、厨房を広く使うことができ、無駄なスペースの削減にも効果的です。

さらに、厨房で働く人にとってつらい所でもある、「厨房内の気温上昇」が少ないです。繁忙時間の厨房で働く人たちは、汗を流しながら作業しているイメージですが、電化厨房なら快適に作業できます。

電化厨房では、火を使わないので燃焼に伴う水蒸気やガスの発生が少なく、小規模な空調設備で済みます。
逆に、電化厨房のデメリットは初期費用がかかるということです。
ガスに比べると本体の機器の値段が高くなります。また、調理器具もIHに対応したものでないと使えないので、道具を揃える必要も出てきます。
電気で動いているので、停電の際は一切使えなくなってしまうことと、電気料金の値上げがそのまま光熱費の増加につながってしまうという問題点もあります。

【テラス席のあるハンバーガーショップのエアコン】

ハンバーガーショップを作るなら、おしゃれなテラス席も付けたくなりますよね。テラス席を好んで選ぶお客さんも多いですが、外なので夏場は暑く、冬は冷えます。
テラス席でも快適に過ごしてもらうためには、エアコンの取り付けをおすすめします。温度変化が激しいので、エアコンの電気代も高額になりがちです。
少しでも電気代を節約するために、夏は扇風機と併用する、涼しげな小物を飾る、冬はひざ掛けを準備するなどといった工夫をしてみましょう。

【店舗の照明を工夫して電気代を節約】

店舗の照明は、店舗の光熱費の約3割程度を占めています。照明の電気代を削減できれば、かなりの節約になりますよね。

ひとつの方法として、電球をLEDに変えるという手があります。

LED電球は、本体価格は高いものの、電力の消費量や寿命が蛍光灯に比べると格段に長いので、トータルコストが抑えられます。
また、照明に汚れが付着していると暗く見えてしまうので、定期的に照明まわりを磨いて明るさを保つことも大切です。窓がある店舗では、太陽が出ている時間帯はできるだけ自然光を店内に取り入れるように工夫してください。
内装を考える際に、店内の壁の色を暗くしてしまうとどうしても暗く感じてしまうので、できるだけ明るいトーンの壁にすることで、照明が控えめでも明るい印象を与えることができます。
電気代節約のために、電気料金プランの変更を検討するのもおすすめです。夜間に営業する店舗の場合、昼間の電気代が高くなるかわりに夜間の電気代が安くなるようなプランも電気代の削減になります。

ガスの厨房を導入した場合は、ガスと電気をセットで契約すると得するプランなどもあるので、選択肢に入れてみましょう。

「いろいろありすぎてわからない。」という人は、ネット上で複数の電力会社を比較してその人に適したプランを見つけてくれるサービスがあるので活用してみてください。

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