採用担当目線で見た求人メディアの特徴

採用担当目線で見た求人メディアの特徴

目次

  1. 求人メディアの選び方
  2. 各求人メディアの特徴
    1. 1.マイナビ転職
    2. 2.リクナビNEXT
    3. 3.DODA
    4. 4.Indeed
    5. 5.女の転職
  3. まとめ

日本には様々な求人メディアがありますが、結局のところどのメディアが良いのでしょうか?今回は、それぞれのメディアの特徴をご紹介しながら、どのメディアが良いのかということについてご紹介していきたいと思います。

求人メディアの選び方

求人メディアをご紹介していくまえに、求人メディアを選ぶときに最低限押さえておきたいポイントをチェックしておきましょう。ごく当たり前のことかもしれませんが、以下のような点には気をつけておきたいです。

  • 採用の予算を把握する
  • 欲しい人材を明確にする
  • いつまでに何人欲しいのかを明確にする
  • 採用に割ける時間を決めておく

要するに5W1Hをしっかり決めておく必要があります。なぜなら求人メディアにもターゲット層というものがありますし、メディアによっては手間暇をかける必要があるからです。5W1Hが明確になっていないまま採用活動を進めても欲しい人材と異なる人ばかりが応募してきたり、あの手この手を尽くして無駄な採用コスト(時間を含む)がかかってしまったりするのです。

こういった計画性のない採用活動は経費だけでなく時間の無駄になってしまいますので、まずは5W1Hを明確にしてからメディアを選択するようにしましょう。

各求人メディアの特徴

それでは早速求人メディアの特徴について解説していきたいと思います。

1.マイナビ転職

言わずとしれた求人メディアの最大手。転職を考える人が「とりあえず登録する」という特徴があるため、非常に母数が多いです。また、2014年にリニューアルしてから求人広告の検索が使いやすくなったため、昔に比べてミスマッチが少なくなっています。

また、ユーザーの年齢層も比較的若いため、ポテンシャル採用などで大人数を採用したい場合には向いています。

一方で掲載費用は高めで広告の掲載方法によっては1ヶ月で100万円を越えることも。また、ユーザー数が多いということは求人広告の掲載数も多いです。このため、ベテラン、少人数の採用には不向きなメディアです。

2.リクナビNEXT

マイナビと同じく知らない転職希望者はいないほど有名なメディアです。マイナビ転職に比べて掲載費用はやや安いですが、それでも高額であることに変わりはありません。

マイナビに比べて若干年齢層は高めですが、若い世代が多いことも特徴でしょう。大規模人数採用を考えているが、少しでも費用は抑えたい。そんなコスト重視の場合にはリクナビNEXTがおすすめです。

3.DODA

電車広告などでよく見かけるDODAはリクナビやマイナビに比べて年齢層が高めですが、求人メディアとしての品質はイマイチ。ユーザーにとっても企業にとってもやや使いにくい印象を受けます。

掲載費用については大手2社に比べれば安価で融通も利きやすいです。しかしマイナビやリクナビのようにどんどん応募が来るということはあまりないかもしれません。とはいえ有名なメディアの一つですので、大規模な採用を検討するなら掲載を検討しても良いでしょう。

4.Indeed

Indeedは求人の検索エンジンとして急成長中のメディアです。ユーザーはGoogleのように直感的なキーワードで検索することで求人情報を閲覧することが可能であるため、検索のリテラシーが高い層にとっては非常に使いやすい求人媒体と言えます。

例えば、「JavaScriptやPHPのスキルを持った人材を採用したい」と考えたときに「エンジニア」として募集をすると、Cobolやpythonのエンジニアのように本来求めていない人材から応募が来てしまう可能性があります。これでは面接をしても時間の無駄になってしまうだけです。

求人検索エンジンの利点は、そういったミスマッチを応募段階から回避することができるという点にあります。このためIndeedはニッチで優秀な人材を確保するために有効な求人媒体と言えるでしょう。

また、掲載費もCTC(クリックされるたびに課金するシステム)であり、最低金額は15円。大手メディアのように数十万円支払っても応募がこないという状況を避けることが可能です。

その分優秀な人材を確保するためにしっかりと運用をする必要があるため、手間はかかりますがうまく活用できれば最強の求人媒体となります。

5.女の転職

「女の転職」は女性限定の求人メディアです。欲しい人材が経理、総務、人事などであれば掲載する価値があります。マイナビやリクナビに比べれば母数は少ないですが、ターゲットが絞られており、ユーザーもある程度「経理、総務」などに絞って仕事を探している可能性が高く、ミスマッチが少ないのがメリットです。

ただ、リクナビやマイナビに比べてサイトの使い勝手は良くないため「掲載すれば応募が来る」と考えないほうが良いでしょう。転職希望者に直接スカウトメールを配信したり、大規模採用を考えるならフェアなどに参加したりといったひと手間はかかってきます。

手間がかかってもいいからとにかく安く……そんな場合におすすめです。

まとめ

今回は5つの求人サイトの特徴についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?それぞれのメディアに特徴があり、使い勝手も異なるため「経費をかけたくない」のか、「手間をかけたくない」のかだけでも出稿するメディアはだいぶ絞られます。

ですから、最初に申し上げた通り、採用の目的や計画をしっかり組んでおかないと余計な時間とお金を使ってしまうことになるのです。5W1Hを明確にした上で「求人メディアのミスマッチ」を起こさないようにしてください。

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