銭湯施設の電気代を削減する!

銭湯施設の電気代を削減する!

目次

  1. 「銭湯施設でいますぐにできる電気代削減対策とその効果」
  2. 「エアコン設備にコストをかけて電気代節約」
  3. 「電力会社を切り替えて施設の光熱費を削減」

「銭湯施設でいますぐにできる電気代削減対策とその効果」

今や各地で大人気の銭湯施設。ひとえに銭湯施設と言っても昔ながらの銭湯から露天風呂などの付加価値をつけたスーパー銭湯、そして一日レジャー感覚で楽しめる健康ランドなど様々な銭湯があります。また営業時間も24時間となっている銭湯施設も多くあり、宿泊施設として利用できる施設もあって人気が高まっています。

そんな人々を魅了する銭湯施設ですが、営業時間が拡大し館内に施設が増えたことで、光熱費も今まで以上にかかるようになってきています。温水を作るボイラーのガス代をはじめ、とくにエアコンなどの電気代は館内の施設が充実すればするほど増えていく経費です。そこで今すぐにでもできる、電気代を節約する方法をご紹介していきます。

まずは館内のエアコン温度設定を見直す方法。それは設定温度を1度から2度ほど下げる方法で、営業時間が長ければ長い施設ほど効果があり、とくに電気代がかかる夏場はオススメです。一般的には5%から10%程度は電気代が節約できると言われています(金額にすると年間6万円から18万円ほどの削減に!)。しかし単純に設定温度を上げるだけではお客さまから苦情がきますし、館内が快適な室温ではなくなると人気も低下していきます。

そこで合わせて活用したいのが、サキュレーターや扇風機といった体感温度を下げてくれる機械です。それらを組み合わせると、設定温度よりも涼しく感じ省エネにつながります。またお風呂から急激に体温を下げると体に良くないため、脱衣場はエアコンをあまり使わず扇風機だけがベストです。館内全体で快適な温度設定を目指すのであれば、必ず温度計を用いて細かくチェックしましょう。
他にも室外機の風通しを良くして日除けをつけるなどすれば、約2%から6%(年間2万円から10万円程度)ほど節約が可能です。とくに都市部は外気温が高くなるので効果的な方法となっています。

(ご紹介した数字はエアコンを20台ほど設置し、年間の電気代が600万ほどのスーパー銭湯を基準に算出しています)

「エアコン設備にコストをかけて電気代節約」

銭湯施設で温度管理によって簡単に節約できる方法をご紹介しましたが、もちろんコストをかけて電気代を節約する方法もあります。先ほどと同じくエアコンが20台あるスーパー銭湯でご説明していきます。

まずは新品のエアコンを導入する方法です。省エネ効果の高い最新のエアコン設備にすることにより、電気代は30%から50%(年間35万円から90万円ほど)ほどの削減が見込まれます。実際には新しくする前の設備が古ければ古いほど効果がアップしていきます。ただし!コストは非常に多くかかります。たとえばエアコンを20台設置する場合だと1000万円以上かかり、館内の広さが大きくなると2000万円を超えてくる場合もあります。そのため実際に電気代がどの程度削減できて、どれだけの期間で投資した金額をペイできるのかを考慮する必要があります。

またそこまで設備に金額をかけられない場合は、エアコンのメンテナンスを専門業者にお願いするのもひとつの手です。とくに長年稼働しているエアコンは、経年劣化で確実に能力が低下していきます。部品交換の費用としては40万円から600万円と幅も広いですが、上手く行けば最大で20%程度の電気代が削減できる可能性があります。またコンプレッサー内の補修に限っていえば、100万円ほどで作業をおこなっている業者もあります。エアコン一台あたり5万円ほどで補修できるため、費用対効果は高いと言われています。

しかし節電効果があるとはいえ、新品のエアコンを導入する以外は電気代を節約できる量を確実に計算できないため、多額の費用をかける場合は注意が必要です。
(ご紹介した数字はエアコンを20台ほど設置し、年間の電気代が600万ほどのスーパー銭湯を基準に算出しています)

「電力会社を切り替えて施設の光熱費を削減」

ここまでエアコン温度設定を調節して簡単に節電する方法から、エアコン設備にコストをかけて電気代を節約する方法をご紹介してきました。仮にエアコンが20台もある銭湯施設であれば、電気代も年間600万円以上となるため、電力節約ができれば大きな利益につながることは理解できたのではないでしょうか。

しかし電気代を節約するとはいえ、エアコン温度の設定を見直すにしても限度がありますし、エアコンを節約タイプに新しくすると言っても、コストが非常にかかってしまい経営リスクが増えてしまいます。

そこでオススメしたいのが、電力自由化によるコストカットの方法です。今までは地域に電力会社は一社しかなかったため選択肢はひとつでしたが、自由化によって料金がおトクな電力会社を選択できるようになりました。

それは一般家庭だけではなく銭湯施設などでも同じで、法人契約に特化したサービスを提供している電力会社もあります。
たとえば電力販売会社の『ハルエネでんき』であれば、法人限定の『法人ライトプランL』や『法人バリュープランL』が用意されています。
仮に電気代が年間600万円ほどかかる銭湯施設であれば、『法人バリュープランL』でシミュレーションしてみると……電気代がなんと驚きの年間約570万円程度に。電力会社を『ハルエネでんき』に変更しただけで、年間30万円もの電気代が節約できてしまいます。

もちろん電力会社を変更したからといって、電力が不安定になることもなく供給品質も変わりません。

また費用も初回に事務手数料がかかるだけで、基本的に別途料金は発生しません。また大掛かりな工事の必要がなく、スマートメーターを取り付けるだけで終わってしまいます。

契約とスマートメーター設置をおこなうだけで電気料金が節約できるので、電力会社の変更がもっとも簡単な経費削減方法と言えるのではないでしょうか。ご紹介したプランや料金などは地域によって異なるため、直接電力会社に見積もりをお願いしたりホームページで確認して必ずチェックしましよう。

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