レストランの電力消費を削減するには?省エネポイントをチェック!
目次
【飲食業・レストランの営業時間前に出来る省エネと電気代】
レストランを経営されている飲食業のオーナーにとって、省エネをして電気代の削減はなるべくしておきたいものです。しかし、毎日の営業の中で「働きながら電気・ガス・水道代など省エネ対策をする」ことは難しいと考えている方も多いですよね。今回は電気代の中でも
- 営業時間前に出来る省エネ対策
- 営業時間中に出来る省エネ対策
- 営業時間後に出来る省エネ対策
この3つのポイント別に紹介をさせていただきます。
まず、営業時間前に出来る省エネ対策は3つあります。
営業時間前の省エネ対策①飲食スペースの電気はOFFにしておく
まだ開店前の時間帯なら、お客様はいないでの不必要なライトはOFFにして節約をしましょう。特にお客様の飲食スペースは、掃除をする時以外はつけておく必要がないので消しておくべきです。
営業時間前の省エネ対策②打ち水を利用する
夏の間最も電気代がかかってしまうエアコン代を節約するためにも、自然の力を借りてお店の周りを涼しくしましょう。特におすすめなのが路面店なのであればうち水です。打ち水は水が蒸発する際に気化熱が発生し、風が出ます。この風を受けると体感温度が下がるので、涼しく感じるのです。
営業時間前の省エネ対策②エアコンの設定温度の変更
お客様がたくさん出入りしている際、エアコンの効きが悪くなり設定温度を下げがちですが、常に「フルでお客様が入った時にちょうどいい温度設定」のままにしていませんか?お店の準備中であればスタッフのみなので効きは通常通りに戻ります。2~3度ほど温度を上げておき、開店直前に温度を変えておくだけでも大幅な削減に繋がります。
【飲食業・レストランの営業時間中に出来る省エネと電気代】
営業中は最もスタッフが忙しく、省エネ対策をするのが難しいと言われていますが、それでも出来る対策は2つあるのでチェックしておきましょう。
営業時間中の省エネ対策①スタッフルームの電気はOFFにしておく
スタッフが厨房・フロアに全て入っているなら、スタッフルームの電源を必ずOFFにしておく習慣を付けましょう。
営業時間中の省エネ対策②自動ドア前でのお客様の誘導
混雑時によくあるのが、自動ドア前でお客様が待っている場合です。自動ドアは、人感センサーを使って開け閉めをしているので、人が常にドアの前にいると電気を消費し続けてしまいます。それを避けるたけにも、案内スタッフに「自動ドアの前に人がいたら別の場所に誘導する」という教育をしておくだけで、電気代の節約に繋がります。
【飲食業・レストランの営業時間後に出来る省エネと電気代】
最後に営業時間後、つまり人が全くいない状態で出来る省エネ対策についてですが、特別電気を使っていないので、節約しようがないように思えますが実はポイントは3つあり、節約することは可能です。
営業時間後の省エネ対策①製氷機に水が溜まっていないか確認する
特に夏の間製氷機の使用が増えますが、ここに水が溜まってしまうと温度が上がってしまい、余分な電気が掛かってしまいます。特に営業後は次の日に使用する氷をたくさん作るため、効率も悪くなることもあるので、小まめに水が溜まっていないか確認しておきましょう。
営業時間後の省エネ対策②冷蔵庫の温度設定を変える
営業時間中の冷蔵庫は開け閉めが激しい為、一定の温度を保つために低めに設定しておく必要がありますが、営業が終われば長時間冷蔵庫は開けられないので、設定温度を高くしておきましょう。そして営業スタートの前にもとに戻しておけばこれだけでも節約に繋がります。
営業時間後の省エネ対策③電力の使用内容の見直し
レストランなどの飲食業では電気代の削減をあえてしていないお店もあります。それは「お客様に迷惑がかかってしまう」ことを懸念しているからです。
確かに節約を意識するあまり、お客様に不快感を与えてしまっては意味がありません。そこでおすすめするのが、電力の使用内容の見直し、つまり契約内容の見直しです。
2016年からスタートして電力自由化によって、電力会社に参入した企業は増加傾向にあり、自分にあったプラン内容を持つ会社を自由に選べることになりました。
飲食業界でも電力会社との契約変更をして実際電気代が大幅に削減できたケースも多くあるので一度検討してみてはいかがでしょうか?
また、電力会社を選ぶ際は現在の使用内容をもう一度見直し
「この電気料金は払いすぎている」
「この時間帯はあまり電気を使っていない」
「営業時間外の電気代はどうなっているのか」
など把握することも大切です。
普段無意識に使用している電気も、工夫次第では店舗内の大幅なコストダウンに繋がるので、これをキッカケに考えてみてください。
各電力会社では自社に切り替えたらどれだけの電気代になるのか、簡単にシミュレーションできるサイトも用意しているので、一度どれだけ安くなるかを知っておくだけでも、今度のコスト意識が大きく変わってきます。
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